医療機関からのご紹介増えてます

ここ最近、病院やクリニックからご紹介いただく患者さんが増えています。

きっかけとしては、西洋医学ではなかなか治らない病気に「鍼を受けてみてはどうですか?」と医師から尋ねられたり、

患者さんのほうから「いい鍼灸院を教えてください」と医師に相談したりするケースがあるようです。

多くの場合、医療機関から「診療情報提供書」という紹介状が送られてきますので、きちんと返信をすることも心がけています。

地域で長く頑張っていたおかげで、地域の医療機関とのつながりが徐々にできています。

医師から「長岡治療院なら安心してかかれますよ」と言っていただけるよう、スタッフ一同で日々研鑽しています。

外関(がいかん)の効能

風邪を引くと、外関というツボが冷えたり、発汗する反応が出ることがあります。

このツボは特に以下のような症状に効果があります。

  • サラサラの鼻水
  • 悪寒
  • 咳(痰が白色)

これらの症状は、体が冷え(寒証)に傾いている証拠です。

こうした風邪の諸症状には、外関へのお灸が有効です。

また、漢方では小青竜湯がこれらの症状に対して有効とされています。

こちらを参考につぼを探してみてくださいね

https://tsubonet.com/case_tsubo/gaikan-pic-film

原因不明のめまい:PPPDかも?

今日は「PPPD」についてお話しします。

PPPDとは「持続性姿勢誘発性めまい」と呼ばれる症状のことで、

雲の上を歩いているようなふわふわ感が3ヶ月以上、毎日続いている状態を指します。

この病気には以下の3つの特徴があります。

1.立ったり歩いたりすること

2.体を動かしたり、動かされたりすること(エスカレーター、電車、バスへの乗車など)

3.複雑な模様や激しい動きのある映像を見ること

(大型店 舗の陳列棚、細かい書字、映画、スクロール画面、ドローン撮像動画 など)、により症状は増悪します。


原因はさまざまで、過去のめまいの経験や、心理的ストレスが影響することがあります。

PPPDの治療には、薬物療法やリハビリテーション、心理療法などがありますが、鍼灸も効果的なアプローチの一つです。

鍼灸は、身体の自然治癒力を引き出し、ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整える効果があります。

これにより、めまいやふらつきの症状が改善されることがあります。

もし、PPPDにお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度鍼灸を試してみてください。

身体と心のバランスを整えることで、より快適な生活を取り戻すお手伝いができるかもしれません。

参考文献

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/123/2/123_170/_pdf

https://www.med.niigata-u.ac.jp/oto/common/file/dizzy.pdf

腎虚とインナーマッスルの関連②

東洋医学でいう「腎」は西洋医学の腎臓とは少し異なります。

腎には両親から受け継いだ生命の源である「先天の精」が蓄えられていると考えられています。

「腎虚」とはその腎が衰えた状態、すなわち「身体のエネルギー不足」あるいは「代謝機能の低下」と言えます。


その所見のひとつとして「小腹不仁(しょうふくふじん)」をご紹介しました。

これは下腹部に力がなくなっている状態です。

慢性腰痛の患者さんの多くは、インナーマッスルが弱化しており、小腹不仁を呈することが多くあります。

したがって、腎虚の状態では、特に体幹部の筋力や安定性を強化することが重要です。

そこで、インナーマッスルを活性化するおすすめの体操をご紹介します。

骨盤底筋を鍛える体操は以下の通りです:

  1. 起床位置: 背中を直立させ、足を肩幅に開きます。膝をやや曲げ、体重を均等に分散します。
  2. 骨盤底筋の収縮: 下腹部を凹ませるように意識して、同時にお尻の穴を閉めるようにします。このとき背中や肩に力が入らないようにします。
  3. 保持: 収縮した状態を数秒間保持します。この時、呼吸は止めずに軽く行います。
  4. リラックス: 収縮を解き、筋肉をリラックスさせます。深く呼吸して全身をリセットします。
  5. リピート: 上記の手順を繰り返します。最初は数回から始め、徐々に回数を増やしていきます。

この体操は、座ったり立ったりして行うことができます。

正しいフォームと呼吸を意識しながら、毎日継続することで効果を実感できます。

診断のつかない身体の不調:MUS

今回は、最近注目を集めているMUS(Medically Unexplained Symptoms)についてお話ししたいと思います。

MUSとは、医学的には診断のつかない病気や症状のことを指します。

つまり、画像診断や血液検査などをしても異常がみつからない「原因不明の不調」のことを指します。

例えば、からだがだるい、動悸、お腹の不調、めまい、ふらつきなど・・・

このような状態にお悩みの方も多いのではないでしょうか。

まず第一に、MUSは単なるからだの不調だけでなく、こころの問題や、社会的背景が影響していると言われています。

過去のトラウマ、ストレス、または社会的な状況が、身体的な不調を引き起こす可能性があるのです。

したがって、MUSの治療においては、からだの症状だけでなく、患者のこころの状態や生活環境も含めて、

そのひとを「まるごとみる」という視点が必要なのです。


当院では、MUSに対するアプローチを重要視しています。

鍼灸治療で単に症状をなくすことが目的ではありません。

もちろん、症状が楽になることはとても重要です。

しかし一番大切なのは、患者さまがWell-Beingな状態になることです。

(自分のからだとお付き合いしながら、日常を楽しく過ごせている状態ともいえます。)

Well-beingはひとりひとり違うので、目標に向けて、私たちと患者さまが互いに歩み寄る関係性が大切だと考えています。

お互いにコミュニケーションを取りながら、症状や心身の状態をじっくりと理解し、最適な治療法やケアを提供していきたいと思います。

MUSにお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。私たちがお手伝いさせていただきます。

腎虚とインナーマッスルの関連性

腎虚は、東洋医学においてとても重要です。

まず、腎虚の症状としては、もっとも多いのは「慢性腰痛」です。

繰り返す腰痛に悩まされる人は東洋医学的には「腎虚」であることが多いです。

そのほかにも、おしっこのトラブル、疲れやすさ、四肢の冷え、代謝の低下などが挙げられます。

筋力低下により代謝が低下するため、手足が冷えやすくなったり、疲れやすくなります。

さらに、腎虚の身体的特徴として、「小腹不仁(しょうふくふじん)」という状態があります。

これは、下腹部に力がなくなり、その部位を触ると知覚が鈍くなっている状態を指します。

慢性腰痛の患者さんの多くは、インナーマッスルが弱化しており、小腹不仁を呈することが多くあります。

したがって、腎虚の状態では、特に体幹部の筋力や安定性を強化することが重要です。

適切なエクササイズやストレッチを行い、腹横筋や骨盤底筋群、横隔膜などのインナーマッスルを鍛えることで、腎の健康をサポートし、全体的な健康を改善することができます。

つづく・・・

みなさまのおかげで!

長岡治療院は、令和6年6月に開設35周年を迎えることができました!

これもいつも通っていただいている患者様みなさんや、スタッフ一同のおかげです。

開設記念日には毎年恒例うなぎが定番。

日頃の頑張りを労いつつ、みんで精をつけることができました!

これからも長岡治療院をよろしくお願いします!

長岡亨先生の1周忌

5月22日、長岡亨先生が亡くなり今日で1年。
平成元年に開設した長岡治療院は今年で35周年を迎えることができました。

待合にある父の遺影の前には、いつのまにかお供えものがたくさん。
ワインやお餅や車などなど…好きだったものばかり。さぞ喜んでいることでしょう。



長年院長が担当していた患者さんから、こんなことを言われました。
「先生はほんとうによく話を聞いてくれた。わたしの性格とか、趣味、生き方すべて理解してくれた。だから何でも気兼ねなく話せました。」
きっと性格とか趣味を理解しようとしていたのは先生だけでなく、患者さんみなさんもまた、先生ことを理解してくれていたのだなぁとしみじみ感じました。

そういう関係性をなんというんでしょうね。

父親もまたひとりの患者であったにも関わらず、ひとりひとりの患者を理解しようとし、最後まで治療を提供しつづけました。
そういう姿に、鍼灸師としてのプロフェッショナリズムを感じずにはいられません。

わたしも長岡治療院の新院長として、地域のみなさまに愛される、なんでも相談できる、すてきな街の鍼灸院をつくっていきたいです!

東洋医学の可能性

昨日のNHKスペシャルはご覧になりましたか?

とても勉強になる内容で、改めて鍼灸の可能性を実感しています。


番組でも紹介されていましたが、近年、鍼灸に関する論文数は急激に増えており、その効果が科学的に証明されつつあります

特に、鍼が迷走神経を刺激することで、副腎や消化器、心臓など様々な臓器に良い影響を与えることが分かってきました。

迷走神経が活性化されると、自律神経のバランスが整い、ストレスが軽減されるだけでなく、免疫力も向上すると言われています。

番組内では、敗血症という重度の感染症の治療に鍼灸が活用されている場面もありました。

しかし、日本ではまだ鍼灸を行える病院が少ないのが現状です。

多くの病院は西洋医学を中心に治療を行っており、鍼灸を取り入れているところはごく一部です。

このため、鍼灸の有効性がもっと広く認識される必要があります。


西洋医学と東洋医学の両方の良いところを活かすことで、より効果的な治療が可能になります。

例えば、慢性的な痛みやストレス関連の病気に対して、薬物療法と鍼灸を併用することで、治療効果が高まることが期待されています。

今後は、東洋医学と西洋医学が協力し合って、より良い医療が提供できるようになることを願っています。

鍼灸師として、鍼灸の効果をもっと広め、東洋医学の可能性を追求していきたいと思っています。

NHKスペシャルで東洋医学の特集があります

先日放送された「トリセツショー」はご覧になりましたか?

わかりやすく、かつ科学的な内容で鍼灸師でも大変勉強になりました。


さて、今回はNHKスペシャルでも鍼灸・漢方の特集があるようです。

東洋医学を“科学”する 〜鍼灸(しんきゅう)・漢方薬の新たな世界〜

モデル・冨永愛さんが専門家に体調や体質を見てもらいながら東洋医学を体感。

世界の最新研究や臨床現場のドキュメントから、西洋医学と東洋医学の融合で広がる新たな医療の可能性に迫っていく。

とのことです。

5月19日(日)21:00~

ぜひご覧ください。

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/57RRJM47NY