不安神経症治癒

20代女性

主訴:常に不安感が強く、眠れない、抜け毛が多い

心療内科では不安神経症と言われ

抗不安薬や漢方薬を処方されるも変化なく当院受診

弁証は心肝不和

処置は主に心兪穴に鍼と施灸で心神の安定を図った

初診時より寝つきが良くなり

8診目頃から調子が良くなり気持ちが前向きに変化

16診目の今日で治癒とした

健康管理として継続を希望されたがすっかり不安感は消失し

睡眠もよく食欲もあってすこぶる元気

途中で抗不安薬と漢方薬はご自分で中止された

薬だけでは治らないのが不安神経症

鍼灸治療で根治ができる疾患だ

尿管結石治癒

40代女性

今まで感じたことのない腰の激痛で救急車で搬送され

尿管結石で腎臓が腫れているとの診断

体外衝撃波結石破砕治療「ESWL」が治療の第一選択

患側の腎兪付近の鈍痛を訴える

患側章門穴に8番鍼で横刺20分置鍼

腎兪の鈍痛が徐々に消えていき

2週間後の体外衝撃波結石破砕治療の予約日

腎臓の腫れは引き、尿管結石は消失していた

担当医師は首をひねって

「石がなくなっているねー」と不思議がっていたとのこと

章門穴は気滞によって形成された邪気を散らすことができる

※藤本連風先生著「経穴解説」より抜粋

医療連携

開業鍼灸師と医師との医療連携は不可欠の時代

レントゲンやMRI検査の依頼

重篤な内科疾患が疑われる場合の医師への紹介

西洋医学による投薬と並行した鍼灸治療

医師・歯科医師からの患者さんの紹介

患者さんにとってベストの選択ができるように

サポートすることが我々の大切な役割でもある

[当院と医療連携ができる医療機関一覧]

名古屋大学附属病院総合診療科

野々村クリニック(脳神経外科・MRI検査)

葉山歯科医院・小松矯正科(噛み合せのチェックとスプリント治療)

江崎外科(レントゲン検査)

安江内科クリニック(胃十二指腸内視鏡検査)

クリニックそれいゆ(甲状腺機能検査)

本山クリニック藤原内科(漢方薬の処方依頼)

相曳の鍼

北辰会方式で使う打診の技術に

相曳の鍼がある

腹診で深在の邪を認めた際に

銀の提鍼を深在の邪に当てて

呼吸に合わせて邪を浮かせる技

症例:卵巣嚢腫摘出後の腹腔内癒着によるひきつるような下腹部痛

無理をして疲れると発症するが

相曳の鍼で即効的にひきつる痛みは消失する

北辰会の夏季研修会で学ばせた頂いた技術

気滞血瘀のモートン病

モートン病とは

足の第3-4足趾間(第3趾と4趾の向かい合う側)のしびれ、

疼痛、灼熱痛などの多彩な神経症状が出現する疾患

足趾の骨折がきっかけで発症した40代の女性の患者さん

患側の足趾は底屈・背屈とも痛みが強く

足趾は色素沈着で黒ずみ、爪は白く色抜け

足の冷えは(+++)

詳細な体表観察のうえで

気滞血瘀と診たて

患側に足臨泣に1番鍼で置鍼し赤外線で足を温めた

直後に4か月続いた歩行痛は殆ど消失した

足趾の底屈。背屈痛も消失

患者さんはエーと声を上げ

たった一本の鍼治療による劇的な変化におおいに喜ぶ

小趾基節骨骨折の不適切なシーネ固定によって

足趾のアライメントが歪み、気滞血瘀に至った症例

気逆に神門穴

K先生の症例

耳の神門穴に0.3㎜のパイオネックスを貼ると

気逆あるいは肝火上炎によるのぼせや不眠にとてもよく効く

ピンポイントで神門穴の圧痛を求め

パイオネックスを片耳に貼り、週に一度張り替える

気逆や肝火上炎は降気清熱の処置で通常寛解するが

少しのことで”イライラしやすい気質”の人には

耳の神門穴への鍼の添付で効果が持続することが解ってきた

イライラすることはエネルギーの浪費

百害あって一利なしだ

http://www.n-acp,.com

蓮風先生臨床50周年お祝い

昨日は大阪帝国ホテルに於いて

師匠の藤本連風先生臨床50周年記念式典に出席

150人を超える参加者でとても盛況な祝宴だった

伝統医学を継承しつつ、革新的な天才臨床家であると

多くの学識経験者からお祝いのお言葉があった

ご自身の数十万人の患者さんを始め

多くの優秀な弟子を輩出した功績は他に類を見ない

50年は一つの通過点であり

70年80年まで第一線でのご活躍を祈念します

歯肉炎の歯痛を神道で治す

交通事故後遺症の患者さん

3か月整形外科医でリハを受けるも改善せず

脳神経外科医の紹介で来院

1ヶ月の治療で8割主訴が軽減し希望が見えてきた

今日は元々歯肉炎があり左下奥歯が疼くという

神道に置鍼10分

上焦の熱が取れるとともに歯痛は消失

苦悩の表情が穏やかに、脈も枯弦脈が滑脈に緩む

熱病における顔色の様相その2

≪黄帝内経・素問≫

熱病における顔色の分類

風論篇第四二

肝:目下が青

心:口が赤

脾:鼻上が黄

肺:眉間の上が白

腎:?茉上が黒

どの五臓に熱が影響しているのかの指標となる

日本鍼灸師会全国大会in岐阜

(公社)日本鍼灸師会の学術大会参加報告

今年は隣県の開催なので会場スタッフとして準備進行をサポートし

担当した岐阜じゅうろくプラザ大会議室での

講演を聴講することができた

講師:湯浅 影元先生(中京大学スポーツ科学部教授)

演題:スポーツバイオメカニックス

バイオBio=生体

メカニクスMechanics=力学

湯浅教授は室伏広治・浅田真央・吉田沙保里等オリンピック選手や

多くの一流アスリートのトレーニングを指導しているので

興味深い裏話を聞くことができた

浅田真央は必ず片足の下に台を置いて

両肘を洗面台につけて支えて顔を洗っているとか

イチローはベンチに座っているときの姿勢にも気を配り

ソファーと硬い椅子があれば必ず硬い椅子に座るとか

ケガの少ない一流アスリートは日頃の健康管理も一流だ

脳科学者の茂木健一郎氏の県民講座も面白かった

鍼灸治療のエビデンスを西洋医学的現代物理学によって

解明しようとする鍼灸研究者に対して

厚労省からエビデンスを求められる理由は理解できるが

東洋医学の治効理論を現代医学で

解明することには無理があるのでは

患者目線でいえば”治ればいいじゃないですか”と

会場からは拍手喝采だ

大きな身振り手振りを交えた熱弁だった