不明熱寛解

患 者:50代男性

主 訴:微熱が半年続く・両下肢がだるい

    
現病歴:X年2月頃から37.0℃~38.0℃の微熱が続き

    大学病院で精密検査を受けるが異常は認められない

    カロナール内服しても変化がない

脈 診:滑弦

舌 診:暗紅色・厚白膩苔

弁 証:湿熱内蘊

処 置:合谷、陰陵泉で清熱利湿をし、陰陵泉に左右整えの灸

養生指導:毎日摂取する2ℓの水分の殆どが
   
     ジュースやカフェオレ等糖分を大量に含む飲料と判明

     初診翌日から水とお茶に変えていただく

経 過:ジュース・カフェオレを止めてから下肢のだるさは半減

    微熱は数回の鍼灸治療で気にならなくなる

    下肢のだるさも消失

   
    肝欝と飲食不摂生が根本原因の症例

高齢者の熱中症対策

少しだけ猛暑が落ち着いたと思ったら

大型台風の接近

自然災害には充分警戒が必要

来週はまた猛暑に戻るそうだ

中高年者にとくに多い

熱中症に注意が必要なタイプを

東洋医学では「陰虚」という

身体の陰液(水の成分)が足りないと

東洋医学では「陰液不足」になり

熱がこもりやすくなる

そうかといって

水分をがぶがぶ飲むと

胃腸も弱るので

滋陰清熱に加え

脾胃を補う治療もしている

これで結構予防ができるが

汗をかきすぎると「陰虚」が酷くなるので

高麗者は体力を温存することが大切

舌診では「陰虚」では舌の苔が少なく

舌の色が赤みが濃くなり

舌にひび割れ(裂紋)がで出ることもある

そのうえ舌の先が赤みがきつくなり

手足頭体幹が火照っていたら要注意

身体を速やかに冷やして

水分、塩分を補給し

場合によっては躊躇わずに救急車を・・・

臨床見学生

母校の鍼灸学校の学生の臨床見学が始まった

鍼灸学校3年生20歳女性

真面目で真剣な表情は好感度大

新患さんの問診から治療が終わるまで

一通り見学できたので何かを掴んでもらえたかもしれない

20年以上続く夏の風物詩?みたいなもの

若い鍼灸師の卵と接することで我々も刺激を受けているかも・・・

筋無力症患者会

筋無力症患者さまの患者会 MG Japan

この度会報誌に東洋医学や鍼治療の解説を載せたいとの

依頼があり、ただ今原稿執筆中

患者会の代表者によると

西洋医学以外の情報

特に東洋医学や鍼治療に興味を持っている方がとても多いとのこと

筋無力症に苦しむ患者様への一助となれば嬉しい・・・

猛暑

それにしても暑すぎる!

来院中の90才の独居の女性

異常な寒がりで「エアコンは絶対入れない」

と言いはるので心配していたら

娘さんから「熱中症で入院しました」と連絡が入った

ウチの往診スタッフが道路で倒れている高齢女性(独居)を発見

持っていた体温計で体温が40度もあり

近くの内科に搬送し医師から「熱中症」の診断

スグに点滴を受けることになった

独居の高齢者は特に注意が必要

過去の最低気温、最高気温、天気を調べるサイトを見つけた

1960年~1990年代ごろまでの名古屋

7~8月の最高気温はたまに36~7℃になるが

平均すると30℃~32~3℃程度

顕著な違いは最低気温

25℃以上の熱帯夜はひと夏でせいぜい2~3日

平均すると20℃~22~3℃程度

都会のヒートアイランド化が良くわかる

https://weather.goo.ne.jp/past/636/

リベド血管炎の問い合わせ

リベド血管炎の問い合わせ

熊本県、大分県、横浜市と

大変遠方から電話やメールが舞い込む

西洋医学では難治

鍼治療も殆ど行われていない

大分県の患者さんには

大分県内の著明な経絡治療家をご紹介したところ

「そんな病気は今まで診たことがないので治療ができない」

と断られたとのこと・・・これには驚いた!

難病にチャレンジする知見と志が鍼灸師には必要では?

酷い風邪

酷い風邪のその後

昨日の休日は安静にして

清熱、去痰の鍼治療を一日3回

やっと平熱に戻り

痰がらみの咳が少し残っている程度に回復

今日の仕事は元気に頑張れました・・・

酷い風邪

日曜日頃から風邪気味で体調悪く

22日は休んだことのない名大統合医療研究会RTDを欠席

昨日から咳が出始め

今日の昼に38℃発熱

親しい内科クリニックを受診

緊急検査の結果CRP1.43

危惧していた肺炎は否定され安堵する

一晩エアコンつけっぱなしで寝たのが原因か??

熱中症

連日の猛烈な高温で

熱中症のリスクが高まっている

アユ釣りを楽しんでいた患者さん

帰るころになって体が火照ってめまいがはじまったので

急いで自販機で冷たいペットボトルの飲み物を2本買い

脇の下と頸動脈に交互に押し当て

火照りと目眩が治まったそうだ

野外の熱中症の初期対応としては理にかなっていた

野外の活動で亡くなる方が多いので十分注意したい・・・

クリニック内覧会

近くに新規開業クリニックができ

内覧会があったので御挨拶に伺った

名古屋市天白区高島1丁目204

やすまよファミリークリニック

小児科と内科をご夫婦で診療されるとのこと

内科は漢方薬を積極的に処方されこともあり

鍼灸治療に理解があり

「連携できますね」と言っていただけたので

心強い存在になりそうだ

やすまよファミリークリニック

http://www.yasumayu.jp/