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今年の夏、お肌お疲れじゃありませんか?

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夏の疲れを引きずらないために、今からのケアが大事です。
鍼灸で内側から巡りを整え、ハリ・ツヤ肌を取り戻しましょう😊

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夏バテ、その不調…東洋医学でリセットしませんか?

暑さが本格化してきて「なんだか調子が出ない…」と感じる方が増えているのではないでしょうか。

もしかすると 夏バテ のサインかもしれません。

東洋医学では、夏は「心(しん)」や「脾(ひ)」の働きに負担がかかりやすい季節と考えます。

  • クーラーの冷えによる 神経痛・関節痛
  • 酷暑による 倦怠感・疲労感・頭痛・食欲不振
  • 暑さで動かなくなって 肩こり・腰痛

このような症状を「夏バテ」と一括りにせず、東洋医学では体質や生活習慣を見て、原因を細かく見ていきます。

例えば、冷房で身体が冷えている場合は「寒邪」が巡りを悪くし、痛みやだるさにつながると考えます。

鍼灸では、ツボを使って体の中から温め、血の巡りを整えることで自然治癒力を高めます。

また、汗をかきすぎて「気」や「水分」が不足すると、疲労感や頭痛、食欲不振が起きやすくなります。

こうしたときは、「脾」を元気にするツボやお灸で、内臓の働きをサポート。

さらに、運動不足で体が固まってしまった肩や腰には、鍼灸で筋肉の緊張をゆるめて、滞った巡りを改善します。

「今年の夏は、なんだか例年以上にしんどい…」

そんな時こそ、東洋医学の知恵と鍼灸の力を取り入れて、心と体を整えてみませんか?

月曜恒例・院内勉強会レポート!

今週の勉強会では、「ジャンパー膝(膝蓋腱炎)」について、今井先生がレクチャーを担当しました。

今井先生はアスレチックトレーナーの資格を持っており、スポーツ障害に関する専門的な知見をシェアしてくれました。

当院でもジャンパー膝を含むスポーツ障害の症例は多く、今回も彼の専門性が活かされた実例でした。

ジャンパー膝は、ジャンプやダッシュなどで繰り返し大腿四頭筋が使われることで、膝蓋靭帯に過度な牽引力がかかり、炎症を引き起こすのが主な原因です。

初期対応では、安静と保存療法が大切。

さらに、適切なストレッチやセルフケアを取り入れることで、回復が早まることも学びました。

鍼灸治療の現場では、大腿四頭筋の筋緊張を緩和し、関連する経絡を整えることで、膝の痛みが軽減されることを実感しています。

長岡治療院には、漢方・美容・看護・スポーツなど、さまざまな分野のプロフェッショナルが在籍しています。

それぞれの専門性を共有することで、院全体のレベルアップにもつながっています!

「魄」と「扁桃体」の不思議な共通点

前回の記事では、コロナ感染後の嗅覚・味覚障害について、症例をもとに、
「肺」と「魄(はく)」の関係について考察しました。

今回はその続きです。

「魄」を現代医学的にどう理解できるのか、鍼灸ではどのようにアプローチするかお話します。


■「魄」は脳科学的にいうと「扁桃体」にあたる

東洋医学では、「魄」は本能的な感覚、五感、不安・恐れなどと関係しています
この「魄」の働きは、現代医学でいう**扁桃体(へんとうたい)**の機能に近いと考えています。

扁桃体は、恐怖や不安、怒り、驚きといった感情の処理に関与しています。

匂い、音、光などに対して「危険・安全」を無意識に判断します。

例えば、草むらを歩いていて、急にヘビが出てきたらびっくりして逃げますよね?

これは扁桃体が「危険、逃げろ!」と指令をだしているのです。

扁桃体が過敏になっていると、たとえ実際には危険でなくても、過剰に反応してしまい、体の不調やストレスとして現れます。


■「魄」の安定には“安心できる環境”が大切

東洋医学的にも、西洋医学的にも共通するのは、
「魄」=「扁桃体」のバランスを取るには、安全・安心を感じられる環境や人間関係が重要です。

たとえば、

  • 馴染みのある場所で過ごす
  • 信頼できる人と話す
  • 自分の感覚や感情を否定されずに受け入れられる

こういう“安心の場”があると、扁桃体は過剰に反応しなくなり、自律神経のバランスも整っていきます。
鍼灸院がそのような「場」になることも、わたしたちは大事にしています。


■肺-魄-衛気を整える鍼灸治療

では、実際の鍼灸治療ではどのようなアプローチをするのでしょうか。

当院では、肺-魄-衛気(体を守るエネルギー)の連携を整えるために、以下のようなツボを使用することがあります。

● 肺兪(はいゆ):背中の肺の働きを高めるツボ

肺の気を補い、呼吸器のバランスを整えるだけでなく、精神的な安定にもつながります。

● 申脈(しんみゃく):足の外くるぶしの下にあるツボ

衛気を調整する作用があり、身体を守るエネルギーを高めてくれます。

HSP傾向の方、感覚過敏の方に有効なポイントです。

ツボに鍼やお灸を行うことで、身体と感情のつながりを整え、

「本能的な感覚の安定=魄を養う」ことを目指します。

コロナ後遺症の嗅覚障害:魄と肺の関係

今日は、毎週月曜に開催している院内勉強会を行いました。
今回のテーマは「コロナ感染後の嗅覚・味覚障害」について。

当院ではこれまでに、多くの方が鍼灸治療によって症状の改善を実感されています。

一方で、なかなか改善が難しいケースもあります。

今回は、そうした難治例のひとつを取り上げ、スタッフ全員でディスカッションしました。

取り上げたのは、ある女性の症例です。


この方はコロナ感染後、数ヶ月経ってから嗅覚障害が出現。
さらにその後、味覚障害も現れました。
当院に来院されたのは、感染から約1年が経過してからでした。

現在も香りや味がほとんど感じられず、「何を食べても美味しくない」「生活の楽しみが減った」と話されており、

非常にストレスを抱えておられます。

もともと香りに敏感で、人混みやアロマなどの強い香りが苦手だったそうです。

耳鼻科では「治らない」と言われ、途方に暮れていたところで、当院を受診されました。


コロナ後遺症と味覚・嗅覚障害

データでは、**コロナ感染者のおよそ5〜10%**に、嗅覚・味覚障害が長期に残るとされています。
(文献や調査によって数字は異なりますが、一定数の方が長引く後遺症に悩まされています)

しかし現在のところ、確立された根本治療法はありません。


東洋医学から見た嗅覚・味覚障害

東洋医学的に考えると、嗅覚や味覚は次のような臓腑と関係が深いとされます。

  • 嗅覚:肺
  • 味覚:脾

脾は消化吸収に関わるシステム全般を指しますが、今回のケースでは特に大きな問題は見られませんでした。

一方でこの方は、花粉症や慢性鼻炎の既往があり、もともと呼吸器があまり強くない傾向があったため、肺に関わる失調が原因と考えられました。


肺と「魄(はく)」の関係

東洋医学では「肺は魄を蔵す」と言われます。
「魄」は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった**五感や本能的感覚(快・不快)**を司るものです。

  • 匂いや音、光、寒暖差などに敏感
  • 人混みや強い刺激が苦手
    といった方は、「魄」が弱っている状態と捉えることができます。

近年よく耳にする**HSP(Highly Sensitive Person)**も、東洋医学的には「魄の虚」と関係しているかもしれません。

また、「魄」は外的ストレスから身を守る「衛気」とも密接に関係しています。
そのため、風邪をひきやすい、環境変化に弱い、疲れやすいといった体質の方は、魄を元気にする治療が効果的と考えられます。


この患者さんは、もともとニオイに敏感であったり、コロナに罹患したことからも、肺や魄が弱っていた状態と考えられます。

では、どうすれば肺や魄を強くすることができるのでしょうか?

それは、また次回の勉強会で深掘りしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。