不妊治療

妊娠しました!

月経不順と不妊症で通院していたMさん(30才)が結婚3年目で、この度
めでたく妊娠が確認できました。
この患者さまは「気血両虚」という症で、1年間週に1回の治療を続けた結果、
体質改善ができ妊娠につながりました。
不妊症には「肝鬱気滞」「瘀血」「気血両虚」「腎気虚」等その原因は様々です。
生理不順や、冷え症はもちろん、治療が長期にわたる場合は、不定愁訴が多いタイプが多いようです。
臨床家にとって、不妊症の患者さまの妊娠の成功ほど苦労の報われる治療はありません。Mさん本当に良かったですね、おめでとうございます!

逆子の治療

いわゆる「逆子」の治療に鍼灸が有効なのはまだあまり知られていません。
妊婦さんが産婦人科を受診中に「逆子」と診断されるのは28週頃からが多いようです。
鍼灸治療で最も有効な治療期間は28週から32週の間で、当院でその間の成功率は約80%です。
やはり早期の治療が最も効果的です。
【症例】
10月31日に来院された24歳の第2子の妊婦さんは30週と6日でした。
三陰交という下腿内側のツボに鍼を10分間置鍼して、温灸をし、右の肩こりのツボに3本置鍼しました。11月2日産婦人科でエコー検査で正常位に戻ったことが確認されました。この症例は1回の治療で成功した例ですが、平均すると3~4回で正常位に戻ります。
しかし、あくまで、28週から32週の間で早ければ早いほど効果的です。
また、経産婦さんも成功率が上がります。
逆子と判ったらお早目の受診をお勧めします。