心コロコロ

「心コロコロ」とは師匠の藤本蓮風先生の教え

ヒトは考える葦というが

子供も大人もココロにとってマイナス因子の思考を続けることが病の原因になる

しなやかな竹のように揺れても折れずに元に戻ろうとすることができなくなる

じゃあどうすればよいのか

赤ちゃんは今泣いたと思えばすぐ笑う、お腹がすけば泣く、調子が悪ければ泣く

しかし、心が満たされていればすぐにニコニコ笑顔になれる

赤ちゃんは一つのことにいつまでもこだわらない

ゆえに心はコロコロ転がっている

悩みや考え事をするときはだれでもあるが

解決できない問題にこだわり過ぎたり、結論がでないと悩み、苦しみ、もがく

思考が固まらないようにするには

赤ちゃんのようにスイッチのオン・オフを素早くすることなのだ

心コロコロ転がす事ができれば悩みは忘れることができるはずである

月と内経気象学その4

満月では攻撃性が高まり、犯罪発生率が有意に上昇することはよく知られている

同じく満月の時期に精神病の急患外来受診も有意に上昇する

特に月と地球の距離が近い時(近日点)と太陽と地球の影響も近い時に

新月や満月になると異常高潮が生じ、天候が荒れ、そして犯罪が多発する

潮汐力(バイオタイド)の強い時に精神が興奮状態になりやすい

カキは満月の時に殻を開く習性がある

サンゴの産卵も必ず満月の夜である

カリフォルニアのトウゴロウイワシは満月か新月前後の晩だけに産卵する

ウニの生殖サイクルは月齢と一致している

人間の生理周期(平均値)は月の周期(29.5日)と一致している

このように月の満ち欠けは、自然界の生物の生命活動に強い影響力を持っている

もし月がなかったら現在の地球と全く違ったものになっていることは容易に想像できる

かように月と地球の関係は想像以上におおきいのである

月と内経気象学その3

月齢に応じた治療

治療するにあたって月齢を意識せずに治療をするなかれである

月の満ち欠けの状態を知り気血の状態を知らないで行うと

虚実・補瀉の大きな過ちを犯すことがあるので

常に意識し補瀉を決めるべきである

新月では気血が弱っているので外邪の侵入に十分注意して

※1瀉法は行わず、※2補法をすべきである

満月では気血が充実しているので外邪の侵入が起こりにくいが

補法でなく、瀉法をしてもよい

但し、臨床では新月でも気血がしっかりしていて実証のものは

瀉法を行うべきであるし、満月でも生気の虚がみられる場合には瀉法してはならない

※1瀉法とは鍼の刺激を強くすること

※2補法とは鍼の刺激を弱くすること

http://www.n-acp,com

月と内経気象学その2

《黄帝内経》「素門」八生神明論より抜粋

新月より月が生じ始めると気血は徐々に盛んになっていき

衛気もめぐりはじめる。満月になると気血は充実して

肌肉は気血により十分に養われ頑強となる

満月より月が欠け始めると肌肉は気血の養いを失い

衰え経絡も虚ろになり体表の外衛である衛気は去り形のみとなる

【解 説】

ここでは月の位相変化と人への影響が明確に表現されている

月の位相関係に伴い、気血は充実したり虚衰したりする

気血が弱ってくると、肌肉と衛気がその外衛としての働きを失い

外邪に対抗できなくなる、すなわち

新月に近いほど外邪の侵入が容易になり発病しやすいと述べている

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月と内経気象学

月の満ち欠けにより人の気血は盛衰するという考え方は

西洋にも古くからあった

2300年前の東洋医学の最古の医学≪書黄帝内経・素問・霊枢≫

での月と身体の相関関係を築いた内容はおそらく世界最古のものであろう

一見迷信のように考えられがちであるが書籍「月の魔力」などにより

月と身体の密接な関係が少しずつ明らかにされつつある

月の位相関係により気血が影響を受けるというのは

内経気象学の重要な一分野であるので今後連続して解説したい

鍼狂人の独り言

藤本蓮風先生は尊敬する師匠であり、私の健康管理の主治医でもある

ブログ”鍼狂人の独り言”はライブドアのブログランキング「医療」部門で

トップを独走中である

毎日素晴らしい写真と共につづられる洗練された言葉

芸術的ともいえる表現で語られる深遠なる東洋医学の世界

毎朝仕事を始める前の儀式として拝見している

東洋医学を正しく広めることを目的として立ち上げたこのブログの魅力は

陳腐な私のボキャブラリーでは表現できないので

是非とも覗いてみてください

http://blog.livedoor.jp/fujimoto1005/

大腸癌手術後の下肢の冷え

大腸癌手術後の下肢の冷え

60代♂

3年前の大腸癌開腹手術後より右下腿の冷えを強く感じる

Ope痕は臍から右に10cm横に横断

右肝腎経絡の不通と診たて

右大巨・右脾兪に鍼を置く

2日後再診で3年間続いた冷えは緩解

開腹手術の際に横にメスを入れることがあるが

筋肉を切断し、気の流れる通り道の”経絡”も切断される

よって手術は成功しても術後の後遺症が現われる事が多い

多くは下焦(下半身)の異常である

経絡の気の巡りが妨げられるので”気滞”が生じるのである

上熱下寒

上熱下寒とは

16日の夕方から寒気が入って気温が下がっている

春陽の亢進するこの季節に寒気が入ると

下焦(下半身)が冷え

相対的に上焦(上半身)に熱が昇る

これが上熱下寒の状態

舌尖が赤くなり、頭頂部の「百会」に熱を感じ、足関節から下は冷えている

血圧上昇、眩暈、耳鳴り、頭痛、不正出血、等々の症状が増えてくる

治法は 補腎・清熱瀉火が中心となる

足を冷やさないようにぬるめのお湯の腰湯でゆっくり温めること

イライラしないことが肝要である

第3回研修会

(社)愛知県鍼灸専門師会が発足して3回目の研修会が昨日名大の鶴友会館で開催された

演題は

1・機能解剖学的診断に基づく鍼灸臨床
  講師:山田 鑑照先生(鍼灸学博士)

2・眼科領域に専門化した鍼治療に何ができるのか
  講師:春日井 真里先生

参加者は若い先生が多いのが特徴で

今迄所属していた団体に比べると

会員数に比べて参加者が多い

真摯に鍼灸医学を勉強したいと考える若い鍼灸師の熱意を感じた

誕生して数カ月の鍼灸専門師会であるが

愛知県の若手鍼灸師を中心に

着実に根を下ろし始めている

鍼灸学会中止

(社)全日本鍼灸学会の全国大会の中止が決定した

今年は茨城県のつくば市の国際会議場で開催予定だったが

今回の大震災の影響で中止が決まった

今年で60回になる記念の学術大会であった

準備に奔走された開催県の関係者にとっては苦渋の決断であったと思われる

二千人を優に超える参加者、数百の症例報告、パネルディスカッション、基調講演等々

毎年スタッフ全員で参加し鍼灸医学を幅広く勉強する良い機会で楽しみにしていた

茨城県も大きな余震が続き、原発の動向も予断を許さない状況ではやむをえまい