失声症

失声症の症例

30代♀

6年前強いストレスがきっかけで言葉がでなくなる

大学病院で「失声症」とし診断される

治療法はなく突然声がでなくなったり、でたりを繰り返す

2週間前から全く声がでなくなる

弁証は「肝鬱気滞」

治法は「疏肝理氣」

使用経穴は「後谿」「腎兪」

2回の治療で発声できるようになり

今日は嬉しくて朝からカラオケで3時間歌い続けた!

この疾患は再発を繰り返すので、予防が大切

心理面でのケアと、気の巡りを良くする治療が再発予防になる

妊娠中の鍼治療

妊娠中の鍼治療

妊娠中の女性への鍼治療は副作用もなく、安全でほぼ全科に対する治療が可能である

特に妊娠初期にはつわりや食欲不振等の不定愁訴の緩和、切迫流産の予防

安定期には、腰痛や逆子等の治療

臨月には安産に向けての治療

その他妊娠中のマイナートラブルで薬物が使えないケースで

鍼灸治療で細やかなケアができるのである

当院では常に複数の妊婦さんの治療をしており

産後も赤ちゃんの治療や、育児疲れのケアなどを求められる

産婦人科では鍼灸師を常駐させているところも増えてきているが

産婦人科のDrには、妊婦さんへの鍼灸治療の安全性と有効性をもっと知っていただければと願っている

厚労省の漢方・鍼灸の積極的活用を通じた「新しい日本型の医療」創生の研究のなかでは

http://kampo.tr-networks.org/sr2009/

医学部の学生に漢方や鍼灸を授業で取り入れることが検討されているので

実現すれば、鍼灸への理解を示し医療に取り入れるDrが増え

日本の西洋医学中心の医療が変わっていくかもしれない

逆子著効

逆子が1回の治療で治癒

35才♀

妊娠28週で骨盤位(逆子)の診断、逆子体操するも変化なし

32週で来院、羊水も充分、子宮骨盤の状態も良好

三陰交に10分置鍼、左右の至陰(足の小趾外側爪甲根部)にお灸を五壮すえる

翌日の検診で正常位に戻っていることが確認される

28週~32週の治癒率は80%なので

逆子の診断を受けたらお早目の受診をお勧めします

http://wwwn-acp.com

小児の突発性難聴

突発性難聴の多くは耳鼻科で原因不明と言われる

8才♀

2か月前に中耳炎を発症してから

右耳がほとんど聞こえなくなる

耳鼻科受診し中程度の難聴で治療法はないと言われた

2カ月経過しても右耳の聴力は戻らない

祖母の紹介で来院

右聴力は耳の近くで指を鳴らしても全く聞こえない

右三焦経の経絡不通と診たて

右関衝(右薬指の爪甲根部外側)に小児用の刺絡鍼で刺絡をする

三日後に再診右耳の聴力は著明に改善

右耳のそばで指を擦る音でも聞こえるようになった

突発性難聴は早期の鍼治療であれば

驚くような効果を発揮する

ラムゼイハント症候群

治癒前後の写真

ラムゼイハント症候群早期治癒

ラムゼイ・ハント症候群とは、帯状疱疹のウイルスから引き起こされる

末梢性の顔面神経の麻痺である、帯状疱疹の中でも目の炎症と並んで

もっとも深刻な状態であり、治療にも長い時間が必要となる

また、治療しても完治が難しく、顔面の神経が麻痺して

目の動くや口の動きが不自然になり、後遺症が出る場合が多い

以上は西洋医学の説明で、非常に難治性であることが知られている

しかし、東洋医学では早期に治癒が見込める適応疾患で、鍼治療は非常によく効くのである

この事実をこの病で苦しんでいる多くの人に知っていただきたく以下患者さんより寄せられた

手紙を許可を得て掲載させていただく

【患者さんのお喜びの声】

私は、数ある鍼灸院の中から、長岡先生の処へ通うことになった偶然に、本当に感謝しています。

母のラムゼイハント症候群(左顔の歪み)を治したく長岡治療院に行きました。

様々な不安を抱えていましたが丁寧な問診により、母のことをゆっくり聞いてもらい、

治療は始まりました。

先生は、初めての日に“治ります”と言ってくれました。

この一言にどれほど救われたか分かりません。そして、がんばろうという気持ちになりました。

顔の歪みによりふさぎこみ、自分で話すこともできなかった母が、先生と治療のたびに話していくうち

に、心の不安も取り除いてもらえ、鍼により日に日に歪みも治り、性格も元に戻っていきました。

ただ鍼を刺すだけでなく、心も元気にしてもらえたと思います。A.Y(患者さんに許可を得て掲載)

この患者さんは発症後1ヶ月後に受診、約2ヶ月で顔面神経麻痺は治癒した