かぜの鍼灸治療のキホン:外関の効果
最近、急に寒くなり、風邪をひく患者さんが増えてきました。
東洋医学では、風邪の種類を「風寒」と「風熱」に分けて考えます。
このような寒い気候では、「風寒」という冷えの邪気が体に侵入しやすくなります。
症状としては、悪寒、咳、鼻水、関節痛などの症状が現れます。
外関の効果と活用方法
外関(がいかん)は、「風寒」を取り除くのに効果的なツボの一つです。
特にお灸を用いることで、体を温めて症状を和らげることができます。
風邪の初期症状を感じた際には、外関にお灸をすることで、冷えを取り除き、体の防御力を高めることが期待できます。
セルフケアのポイント
風邪を予防・緩和するためには、以下のようなセルフケアも有効です。
- 手首や首周りを冷やさないようにし、ネックウォーマーや手袋を活用する。
- 寒気がして汗が出ていない場合は、葛根湯や麻黄湯などの漢方薬を活用する。
風邪の初期症状には、鍼灸や漢方も一つの選択肢にしてみてはいかがでしょうか。
これからの寒い季節、風邪を早めに対処し、健康を守るために、外関のケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?