漢方医による評価
ある幼少期から発症した
病歴30年以上の喘息患者さん
漢方薬治療を併用されているが
処方されるDrからは経過が良いので
「良い鍼治療を受けているね、喘息は治るよ!」と言われたとのこと
東洋医学の同じ視点で経過を観察しているので
漢方医から客観的に良い評価をされることは
東洋医学の臨床に携わる者として無類の喜びだ
http://www.n-acp,com
ある幼少期から発症した
病歴30年以上の喘息患者さん
漢方薬治療を併用されているが
処方されるDrからは経過が良いので
「良い鍼治療を受けているね、喘息は治るよ!」と言われたとのこと
東洋医学の同じ視点で経過を観察しているので
漢方医から客観的に良い評価をされることは
東洋医学の臨床に携わる者として無類の喜びだ
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交通事故後遺症
50代♂
約一ヶ月前に受傷
頸部痛と腰痛で休職中
整形外科的な局所治療では治らないので来院
理学的検査でSLRテストで右60°(+)左45°(+)臀部に放散痛
心肝気鬱と診たて
左後谿に1番鍼で置鍼10分
抜鍼後にはSLRテストは左右とも90°(-)放散痛は消失
1ヶ月間整形外科に毎日通院していた患者さんは
こんなにすぐ効くんですかと信じられない様子
交通事故後遺症には必ず被害者としての”気鬱”が認められるので
神主学説に基づく”後谿”はとても有効な経穴なのです
陽虚症に対する食材
”陽”は温煦を主り五臓六腑、気血津液精を温暖にする作用がある
”陽虚”とは陰陽の”陽気が不足”し寒証が生じたものである
これを虚寒という
寒がり、四肢の冷え、寒冷を嫌い温暖を好む
舌は淡泊で胖大、脈は沈虚で無力、甚だしければチアノーゼ、水様便、惰眠傾向となる
治法は補陽で食養生としては
禁忌品:氷飲料やアイス品、冷やしたジュースお茶、
果物は夏みかん、バナナ、西瓜、梨、柿、枇杷、
キュウリ、苦瓜、セロリ、竹の子、カニ等
好ましい食品:サクランボ、竜眼肉、栗、クルミ、松の実
生姜、ニラ、胡椒、南瓜、人参、山芋、
牛肉、鶏肉、エビ、ナマコ、うなぎ、アワビ等
夏に太陽に当たらず、発汗せず、冷飲食をし、エアコンの使い過ぎは
秋から冬に寒邪に侵されやすくなり、風邪や頻尿、関節痛を発症するので
夏の過ごし方が大変重要
陰虚証
陰とは血や津液(体液、内分泌液)を意味する
陰虚とは血や津液を消耗した結果内熱が生じて(虚熱)
のぼせやほてり口渇などの症状が現れる
典型的な陰虚証では舌色が紅色が濃く、舌苔がなくなり
舌は乾燥して裂紋というひび割れがみられます
陰虚により相対的に陽気が亢進した状態なので
単に陽気に対する清熱ではなく慈陰潜陽を図る
温燥品、辛辡品、濃厚な味付けは陰を傷つけるので過剰な摂取は厳禁
胡椒・山椒・桂皮・ピーマン・ネギ・生姜・ニラ等は摂取を控えること
甘酸っぱいものは陰化するものが多くお勧めできる
ブドウ・枸杞・レモン・梨・柑橘類・西瓜・冬瓜・きゅうり・ほうれんそう・生蓮根
新鮮な蓮根は陰虚内熱の人には最適といえる
いずれも重要なことは、お勧め食品と禁忌食品を格別に区分して
摂取しないこと、あくまで適切なバランスが大切だ
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補血の食養生
1・赤や黒色の有食品を積極的に食する
これらの色の食品はミネラルやポリフェノールを多く含むものが多く
造血作用や体温を上げる作用を持つものが多い
トマト・枸杞の実・黒キクラゲ・黒ゴマ・黒豆・鳥骨鶏・レバー
ほうれん草・金針菜・ニンジン・牡蛎・豚肉
ブルーベリー・プルーンは特にお勧め
酸味のあるドライフルーツは補血作用を助ける
冷飲・生もの・脂っいもの・刺激物の摂取は避ける
甘すぎるものや辛すぎるものは避ける
ダイエット・朝食抜き・偏食は厳禁
適度な運動と十分な睡眠が必要
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40代女性
生後間もなくアトピー性皮膚炎発症
以降増悪寛解を繰り返す
発汗で発疹、痒みが悪化
脈は滑弦で右関上に枯脈
舌は紅舌で無苔
腎陰虚証と診たて
左照海に3番鍼横刺で15分置鍼
その夜から数年ぶりに足が火照らず、熟睡できる
発疹、痒みも一気に寛解
たった3回の治療で良好な経過を示した症例
補血の食養生
血虚とは臓腑、経絡に栄養が行き渡らずその原因に起因する症状をいう
血虚の症状:唇は淡泊色、顔色に艶がない、ふらつき、立ちくらみ、動悸
舌色淡泊、生理不順、月経量の不足、閉経等
対応:陽を補助して益気補血が原則
以下次回に続く
気虚に対する食材の効能(続き)
粳米:補中益気・益脾和胃・
糯米:補中益気・気虚証・脾虚泄瀉
大麦:益気健脾・脾胃・虚弱・利小便
栗米:補虚益腎・健脾胃・清熱
黒砂糖:補中緩急・和血袪瘀・貧血・脾胃虚弱
飴糖:緩中・補虚・生津・潤燥・
蜂蜜:補中益気・潤燥・止痛・解毒
牛乳:滋養補虚・生津潤腸・気血不足
豚肉:滋陰・潤燥・便秘
羊肉:益気補腎・温中暖下・虚労痩・虚冷
鶏肉:補中補脾・益気養血・補腎精
気虚証に対する補気の作用をもつ食材別の効能
キャベツ:補腎強筋・健胃止痛・胃十二指腸潰瘍
ブロッコリー:血液浄化・動脈硬化の予防・粘膜強化
カリフラワー・補中益気養血・脂質抑制・抗癌
ササゲ:健脾・利湿・補腎渋精・補腎健胃
香茹:益気補虚・健脾胃・降脂抗癌
えのき:補肝・益胃腸・肝病、潰瘍を主治
さくらんぼ:益気健脾・養胃・除湿・脾胃虚弱
南瓜:潤肺・利尿・解毒・食欲増進
馬鈴薯:健脾益気・消炎解毒・胃潰瘍・便秘
里芋:益胃寛腸・便通解毒・補益肝腎
甘藷:健脾益胃・乳汁促進・腎陽虚・便秘
トウモロコシ:健胃調中・降濁利尿・降血糖・血脂
いんげん豆:和中化湿・消暑止渇・脾虚の食欲不振
落花生:養血止血・潤肺・止咳・利尿・抗老化
栗:養胃健脾益神・補腎強筋・活血
豆乳:潤肺・消化吸収促進・利大小便
豆腐:鎮熱・解毒・利尿・乳汁促進
注)効能にあるからといって同じ食材ばかり食することは当然NGです
気虚証に対する補気の食材
気虚の症状:「元気不足」臓器の機能が衰退することで現れる症状
顔面蒼白・精神不振・無気力・眩暈・自汗・ふらつき・動悸
治側:益気補虚
代表的な食材の例:五臓に対応した分類
脾胃:キャベツ・ブロッコリー・里芋・インゲン豆・牛肉・羊肉・鶏肉・しらうお
太刀魚・鯖・鯛
脾胃大腸:カリフラワー・トウモロコシ・豆腐
胃腎:ササゲ・
肝胃:香茹・エノキ
肝腎胃:さくらんぼ
胃大腸・南瓜・馬鈴薯
肝脾:甘藷・あなご
胃腎大腸・トウモロコシ
脾肺:落花生
脾腎:栗・羊肉
肺胃脾:豆乳
脾胃大腸:豆腐
胃脾腎・粳米・栗米・豚肉
脾胃肺:糯米・飴糖
脾胃膀胱:大麦
脾胃肝・黒砂糖
肺脾大腸:蜂蜜
心肺:牛乳
脾肺:どじょう
肝脾腎:うなぎ
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