相曳の鍼

北辰会方式で使う打診の技術に
相曳の鍼がある
腹診で深在の邪を認めた際に
銀の提鍼を深在の邪に当てて
呼吸に合わせて邪を浮かせる技
症例:卵巣嚢腫摘出後の腹腔内癒着によるひきつるような下腹部痛
無理をして疲れると発症するが
相曳の鍼で即効的にひきつる痛みは消失する
北辰会の夏季研修会で学ばせた頂いた技術

北辰会方式で使う打診の技術に
相曳の鍼がある
腹診で深在の邪を認めた際に
銀の提鍼を深在の邪に当てて
呼吸に合わせて邪を浮かせる技
症例:卵巣嚢腫摘出後の腹腔内癒着によるひきつるような下腹部痛
無理をして疲れると発症するが
相曳の鍼で即効的にひきつる痛みは消失する
北辰会の夏季研修会で学ばせた頂いた技術

モートン病とは
足の第3-4足趾間(第3趾と4趾の向かい合う側)のしびれ、
疼痛、灼熱痛などの多彩な神経症状が出現する疾患
足趾の骨折がきっかけで発症した40代の女性の患者さん
患側の足趾は底屈・背屈とも痛みが強く
足趾は色素沈着で黒ずみ、爪は白く色抜け
足の冷えは(+++)
詳細な体表観察のうえで
気滞血瘀と診たて
患側に足臨泣に1番鍼で置鍼し赤外線で足を温めた
直後に4か月続いた歩行痛は殆ど消失した
足趾の底屈。背屈痛も消失
患者さんはエーと声を上げ
たった一本の鍼治療による劇的な変化におおいに喜ぶ
小趾基節骨骨折の不適切なシーネ固定によって
足趾のアライメントが歪み、気滞血瘀に至った症例

K先生の症例
耳の神門穴に0.3㎜のパイオネックスを貼ると
気逆あるいは肝火上炎によるのぼせや不眠にとてもよく効く
ピンポイントで神門穴の圧痛を求め
パイオネックスを片耳に貼り、週に一度張り替える
気逆や肝火上炎は降気清熱の処置で通常寛解するが
少しのことで”イライラしやすい気質”の人には
耳の神門穴への鍼の添付で効果が持続することが解ってきた
イライラすることはエネルギーの浪費
百害あって一利なしだ
http://www.n-acp,.com

昨日は大阪帝国ホテルに於いて
師匠の藤本連風先生臨床50周年記念式典に出席
150人を超える参加者でとても盛況な祝宴だった
伝統医学を継承しつつ、革新的な天才臨床家であると
多くの学識経験者からお祝いのお言葉があった
ご自身の数十万人の患者さんを始め
多くの優秀な弟子を輩出した功績は他に類を見ない
50年は一つの通過点であり
70年80年まで第一線でのご活躍を祈念します

交通事故後遺症の患者さん
3か月整形外科医でリハを受けるも改善せず
脳神経外科医の紹介で来院
1ヶ月の治療で8割主訴が軽減し希望が見えてきた
今日は元々歯肉炎があり左下奥歯が疼くという
神道に置鍼10分
上焦の熱が取れるとともに歯痛は消失
苦悩の表情が穏やかに、脈も枯弦脈が滑脈に緩む

≪黄帝内経・素問≫
熱病における顔色の分類
風論篇第四二
肝:目下が青
心:口が赤
脾:鼻上が黄
肺:眉間の上が白
腎:?茉上が黒
どの五臓に熱が影響しているのかの指標となる

(公社)日本鍼灸師会の学術大会参加報告
今年は隣県の開催なので会場スタッフとして準備進行をサポートし
担当した岐阜じゅうろくプラザ大会議室での
講演を聴講することができた
講師:湯浅 影元先生(中京大学スポーツ科学部教授)
演題:スポーツバイオメカニックス
バイオBio=生体
メカニクスMechanics=力学
湯浅教授は室伏広治・浅田真央・吉田沙保里等オリンピック選手や
多くの一流アスリートのトレーニングを指導しているので
興味深い裏話を聞くことができた
浅田真央は必ず片足の下に台を置いて
両肘を洗面台につけて支えて顔を洗っているとか
イチローはベンチに座っているときの姿勢にも気を配り
ソファーと硬い椅子があれば必ず硬い椅子に座るとか
ケガの少ない一流アスリートは日頃の健康管理も一流だ
脳科学者の茂木健一郎氏の県民講座も面白かった
鍼灸治療のエビデンスを西洋医学的現代物理学によって
解明しようとする鍼灸研究者に対して
厚労省からエビデンスを求められる理由は理解できるが
東洋医学の治効理論を現代医学で
解明することには無理があるのでは
患者目線でいえば”治ればいいじゃないですか”と
会場からは拍手喝采だ
大きな身振り手振りを交えた熱弁だった

50代♂
昨日しゃがんだ際に左腰痛発症
来院時は代償性側弯を呈し傾いて歩いている状態
S先生が担当し
左胆経腰痛・経気不利と診たて
左後谿に2番鍼で10分置鍼
直後に痛みは半減し側弯は消失
普通に歩行が可能になる
入念な体表観察による少数鍼の症例

≪黄帝内経絡・素問≫刺熱篇
第二章 熱病における顔色の様相
肝の熱病の場合は左の頬がまず赤くなる
心の熱病の場合は額がまず赤くなる
脾の熱病の場合は鼻がまず赤くなる
肺の熱病の場合は右の頬がまず赤くなる
腎の熱病の場合は頤(おとがい)がまず赤くなる
これは五行の理論的な原則なので
経験的実証的医学からは若干乖離している
次回は顔望診としてより実践的な解説を


上は治療前 下は治療後(向かって左の淵の紅色が薄くなっている)
腰部脊柱管狭窄症に於ける舌の変化
60代♂
5年前から右腰~臀部下肢足底の痛みしびれ発症
鎮痛剤や血流改善薬を内服するも主訴は悪化
間欠性跛行は5~10分
右胆経経気不利と診たて
右足臨泣に置鍼
舌苔薄くなり、右舌辺の紅色が薄くなる
主訴も軽減し自発痛は消失
勿論通院が必要であるが
一本の鍼による大きな変化に驚かれた様子
希望が見えて気色も良くなった
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