隠れて支えている物事を大切に

老子の言葉

重いものにはそれを支える軽いものがその根底に必ず存在する

大木を支えているのは細かい根っこであり

大国を支えているのは個々の弱い人間に過ぎない

軽いものが多く集まればこそ、大きなものを支えることが可能になる

物事を静観することで、多くの心配事や心のざわめきを操縦することができる

主人に自分がなることができる

このようなことを理解している聖人は

一日中ずっと行動していても

働いてくれる荷物を積んだ馬車の側を離れようとはしない

自分の下で働く人間や動物たちの労働のお蔭を知っており

またこれが自分の財産を守ることを知っているから

また、聖人はきらびやかな光景や豪華な宴席に迎えられても

下々の人たちのことを忘れずに超然として心が左右されることがない

ましてや一国を代表する人間は天下の物事に軽々しく左右されてはいけない

代表者の行動が軽ければそれを支える人々を失うことになる

そして、心が落ち着いていなければその立場を失うことになる

[解説]

この老子の言葉は現代社会においてもすべて当てはまる

①子供や老人たちが存在するお蔭で家庭が成り立つことを改めて知ること

②家族の小さな声にも耳を傾けること

③他家や知人たちの豪華な生活に惑わされないこと

④もしそのような栄華に惑わされて軽率な行動をとれば家庭を失うことになると知ること