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鍼灸の多様性

他の鍼灸院で治療したが治らず

当院を受診する患者さんは結構多い

鍼灸治療には様々な流派があるが

どこにも属さない鍼灸師も多い

他の鍼灸を受けていて治らなくても

我々が研究している北辰会方式で診たてると

簡単に解決することは多いので

むしろ治療はしやすいと言える

診たてるまでの時間の掛け方に比して

シンプルな治療と直後の効果に驚かれることが多い

祝日の診療

開業以来祝日も診療しているので

平日の来院が困難な患者さんなど

今日も多くの患者さんが来院された

怒りもあり

憂欝もあり

笑いもあり

笑顔もあり

涙もあり

ここは人と人の心が触れ合う空間だ

OnとOffの切り替え方

いつもフルスロットルでオーバーヒート状態の人に

スロットルOffの時間を創りましょうとアドバイスをする

OnとOffは仕事中にもできる

ここぞという時に集中し

その時以外はリラックス

肩の力を抜くことを意識する

休日のOffの仕方

自分一人の趣味の時間をつくる

家族で過ごしてHappyならそれもよし

スポーツもよいが疲れてしまっては逆効果

身体を動かさずに考える仕事をするひとは

休日は体を動かすこと

身体を酷使する仕事をする人は

休日は体を休めること

日頃から頭だけはOnとOffの切り替えを

自在にできるように意識すること

脊椎・脊髄疾患で手術を勧められたら

臨床を長くしていると

脊椎、脊髄疾患でMRI診断後に

即手術を勧められたという症例にでくわすことがある

椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・変形性脊椎症・頚髄症・頸椎後縦靭帯骨化症

その他悪性腫瘍を除く脊椎、脊髄の器質的疾患で外科手術が必要な症例はまれだ

多くの場合鍼灸治療で主訴は軽減し、苦痛は消失、しびれや痛みが寛解すれば

画像診断の結果は参考程度にすればよいと考えている

私と親しい良識ある医師の多くは外科手術には慎重だ

整形外科で診断すぐに手術を勧められた場合

暫く様子を見てみるか否かは患者さんが決めること

「先生忙しそうですね」と言われないように

毎日外来患者さんが多く事実忙しい

とはいえ、患者さんからは「先生忙しそうですね」

と言われてはいけない

どんなに込み合っていても

我々スタッフの態度や動きに

忙しさを見せてはならない

感じさせてはならないと思っている

病を治すために足を運んでくださる患者さんにとっては

しっかり診てもらえることが大切

忙しいときほど集中して目の前の患者さんと向き合いたい

何割治せるか続き

先日新患さんの70%治せて

脱落1~2%

残りの約28%は治っていないが西洋医学的に治療法がなく

現状維持で通院中の患者さん,と書いたが

誤解を招くので補足します

現状維持といっても”ある程度症状が改善したうえでの現状維持”

であることを付け加えておきます

何割治せるか

東洋医学は適応症は大変幅広い

藤本連風先生のブログ「鍼狂人の独り言」の

蓮風の玉手箱のなかで

http://www.sankei-kansai.com/cat541/

小児科医師から先生は初診患者さんの何割治せますか?

と問われ80%は治せるとおしゃった

小児科医師はそれはすごいことだと驚かれていた

かの藤本漢祥院では難病やがん患者さんが特別多いなかで

80%はやはりすご確率だと思う

翻って自分の臨床で何割の初診患者さんを治せているか?

難病やがん患者さは藤本漢祥院ほど多くはないが

結構難治性の疾患が増えている状況で

”師匠に遠慮して控えめに70%”ぐらいであろうか

残りの30%のなかで、治療途中の脱落による経過不明は1~2%

残りの約28%は治っていないが西洋医学的に治療法がなく

現状維持で通院中の患者さん

この数字をどのようにとらえるか

少しでも治る患者さんが増えるように努力を怠らないこと

生涯かけて挑む価値のある命題だ

医療連携

開業鍼灸師と医師との医療連携は不可欠の時代

レントゲンやMRI検査の依頼

重篤な内科疾患が疑われる場合の医師への紹介

西洋医学による投薬と並行した鍼灸治療

医師・歯科医師からの患者さんの紹介

患者さんにとってベストの選択ができるように

サポートすることが我々の大切な役割でもある

[当院と医療連携ができる医療機関一覧]

名古屋大学附属病院総合診療科

野々村クリニック(脳神経外科・MRI検査)

葉山歯科医院・小松矯正科(噛み合せのチェックとスプリント治療)

江崎外科(レントゲン検査)

安江内科クリニック(胃十二指腸内視鏡検査)

クリニックそれいゆ(甲状腺機能検査)

本山クリニック藤原内科(漢方薬の処方依頼)

気逆に神門穴

K先生の症例

耳の神門穴に0.3㎜のパイオネックスを貼ると

気逆あるいは肝火上炎によるのぼせや不眠にとてもよく効く

ピンポイントで神門穴の圧痛を求め

パイオネックスを片耳に貼り、週に一度張り替える

気逆や肝火上炎は降気清熱の処置で通常寛解するが

少しのことで”イライラしやすい気質”の人には

耳の神門穴への鍼の添付で効果が持続することが解ってきた

イライラすることはエネルギーの浪費

百害あって一利なしだ

http://www.n-acp,.com

眼瞼下垂治癒

84才♀

加齢による左眼瞼下垂

眼科医からは半年経過観察し改善しなければOpeを示唆されていた

患側の腰眼と照海の治療を週に一度半年続けて下垂がなくなり

1年経過して眼科医の診察では治癒しているので

Opeの必要はなくなったとのこと

この患者さんは84才の現在も車を運転し

高速道路も走るというから驚き

眼科医は鍼治療を継続していることは承知しているので

鍼の力を理解していただければ本望だ

加齢による眼瞼下垂のOpeの症例を診てきたが

Ope前と比較して不自然さを感じる

時間がかかっても左右対称な自然な目元が良いと考える方にはお勧めします