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仕事納め

今日は診療最終日

今年最後の治療を求める患者さんが集中し

予約表はぎっしり埋まっていたが

10人のスタッフ全員がフル稼働したおかげで

何とか無事に終わりそう

明日は大掃除ピカピカにして一年をスッキリ終わりたい

適した運動とは

多くの不定愁訴が照海の補腎の治療で経過が良い患者さん

10月から体調不良が続いており

よく話を聞いてみると

友人とスポーツクラブに通い始め

有酸素運動を週に2~3回始めたことが判明

腎気虚証の素体なので体力はない

運動負荷をかけ過ぎた結果の体調不良だった

折角入ったスポーツクラブなので

有酸素運動よりもヨーガ教室をお勧めした

「体力がないから運動して体力をつけなくちゃ」

気虚の体質の人には要注意

緑が多い所をゆっくり散歩することがお勧め

『2016年版 国民のための名医ランキング』

『2016年版 国民のための名医ランキング』

桜の花出版 発行 / 発売 星雲社
 
~いざという時の頼れる医師ガイド全国名医276人厳選』に

鍼灸師としてただ一人

師匠の藤本連風先生が選ばれた

この本は6年間かけて実態調査をしたもので

鍼灸師として多くの医師の中でただ一人選んだ見識は

信ずるに値する本であると確信した

興味のある方は是非ご覧ください(待合室に置いてあります)

http://sakuranohana.jp/books/9784434206887/

懐かしい患者さん

先日も書いたが

最近20年以上ぶりの再診患者さんが多い

バス通りの目立つ建物に引っ越して

目立つので思い出したのか

お顔を見ると記憶が蘇る

そして20年間の生活歴は良くも悪くもお顔に表れる

後谿で仕事がはかどる

肩こり・頭重・めまい・湿疹等不定愁訴の患者さん

左後谿に5分間の置鍼、15分の休憩2~3回の治療で

全ての不定愁訴が消失

患者さん曰く体調が良くなって仕事の効率が上がり、ミスがなくなったと

不定愁訴がなくなるので集中できるのは至極当然

後谿は手の太陽小腸経、その裏の経は手の少陰心経

故に心の臓と大いに関わりを持つ。

更に、経絡の相関性、子午の陰陽からすれば

足の厥陰肝経と密接な関係を持つので

気滞がなくなって心肝のバランスが整うと

頭も冴えるようになるという効果も期待できたという症例

集中による直感力

午後自分の担当患者が集中

新患さんも重なり集中力はマックス!

こういう時は直感と体表観察もキレが良くなる

脈診・舌診だけして左の太衝に鍼を打った

患者さん:「聞いてもいないのに、どうして左膝が悪いのが解るんですか?」

長岡:「ツボの反応に表れていたからですよ」

患者さん:「すごい!」

キャリアを積むと聞かずとも調子が解るようになるもの

但し漫然と臨床をしていては磨かれない

問診デビュー

毎週土曜日は決まって予約はぎっしり入っているにも拘らず

初診や再診の電話が多い

今日も新患さんが3人入っているところに

急患さんの電話があり

発症3日目の急性疼痛疾患で土曜日しか来れないとなれば

心情的にもお断りできず

診療の最後に来ていただいた

こんな時先日の院内勉強会でのトレーニングが役立ち

急遽O先生の問診デビューとなった

初回にしては及第点の問診とのF先生の評価に

O先生よかったね

鍼治療が米国病院治療の定番に?

2014年から稼働している”オバマケア”国民皆保険制度

その影響で米国ではちょっとした鍼治療ブームが起きているようだ

テキサス州の有名病院グループが

「院内の多くの患者が代替医療を受けたいというニーズを持つようになり、

これに応えて鍼治療を提供している」

「鍼治療や鍼治療家は、西洋医学や西洋医と置き換えるものではなく、

病院として一体的に患者へ最善の医療を提供するための手段のひとつ、

と考えている」と米国メディアが報じている

我が国の西洋医学に偏重した医療制度では考えられないスピードで

米国では病院で鍼治療を取り入れ始めている

患者のニーズがあるからという理由は

新しい国民皆保険制度のもとで、シェア獲得や

病院の生き残りをかけた競争激化が拍車をかけているようだ

我が国ではいまだにエビデンスが少ないという理由で

病院での鍼治療の取り組みは遅々として進まない

米国を見習ってよいものは取り入れるという

柔軟な姿勢を持ってほしいものだ

宮本武蔵の言葉

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宮本武蔵の言葉

百日の行を鍛え

千日の計画を練り

そして勝負は一瞬

日頃の勉強と臨床に繋がる素敵な言葉

深部静脈血栓症

70代の女性

ある日突然片側の下肢が1.5倍に腫れて

紫色になったという

内科経由で総合病院に転院し

「深部静脈血栓症」の診断で入院となった

この病気は自覚症状が乏しいことが多いが

肺塞栓症を引き起こすと命取りになることがある

一時エコノミー症候群ともいわれ

長時間の車や飛行機の移動で下肢の静脈が圧迫されることによって

発症することが多いといわれているが

原因が特定できないこともあり注意が必要

突然の片側の下肢の浮腫を認めた場合

念のために血管外科への受診を勧めるべき