日本鍼灸師会学術大会参加
7日8日はさいたま市で(公社)日本鍼灸師会全国大会が開催される
昨年の北海道大会に引き続き参加することになったので
8日(月)は休診となります
参加報告は後日することにします
7日8日はさいたま市で(公社)日本鍼灸師会全国大会が開催される
昨年の北海道大会に引き続き参加することになったので
8日(月)は休診となります
参加報告は後日することにします

(公益社団)日本鍼灸師会はこの度
学術研修単位をコンピューターで一元管理するシステムを稼働させる
このシステムは日本鍼灸師会の会員が
研修会会場で「学術研修カード」を提示し
カードリーダーで読み込むと
ホストコンピューターに登録されるというシステム
会員の出席情報が管理され
インターネット上で自分の履歴情報も検索できるようになる
日本鍼灸師会のHPの”鍼灸Net”http://www.hariq.net/
で検索すると全国の開業鍼灸師情報を知ることができるが
これからは研修会や学会に積極的に参加する鍼灸師と
参加頻度が低い鍼灸師が閲覧でき
どの鍼灸院にかかればよいかの判断基準にもなるだろう
(社)全日本鍼灸学会の認定鍼灸師制度はこの先駆けとなっている

当院では初診患者さんへの問診は1時間程度かかる
場合によっては1時間以上問診だけでかかることもある
何故長時間の問診が必要であるのか
①現在の症状の根本的な原因を探るため
②時系列的に過去にさかのぼって病歴や、生活環境
社会環境、家庭環境、七情の乱れ、等を伺うため
③現在の症状とは関係がないようであっても、
東洋医学的には大変重要な質問もあるため
※例)急性腰痛などや重篤な疾患で椅子に座っていることが困難な場合を除く
患者さんと治療家のよい関係を構築するうえでも
問診に協力的になって頂くことが好ましいことは知っておいて頂きたい
しかし、患者さんによっては長時間の問診にあまり協力的でない場合もあり
早く切り上げて、体表観察を中心とした診察をすることもあるし
2診目以降に問診を追加することもある
医療とは人と人の触れ合いの中でなされるもの
病んだ生身の人間が相手なので、問診するスタッフは
患者さんの体調や表情、姿勢を観察しながら臨機応変に対応することが重要

うつ病の症例
40代♂
主訴:不安感・気分が落ち着かない
頭が締め付けられる
眠りが浅く一日ボーとする
記憶がとぶ
食欲がない
現病歴:1年前から家庭内の問題でストレスが増える
心療内科でうつ病の診断
抗うつ剤・安定剤処方されるが主訴は変化がない
弁証:四診合参し”肝鬱化火”と診たてる
処置:左後谿に蓮風鍼3番で10分~15分の置鍼を
週に2回続け、一ヶ月で主訴は軽減
減薬をしつつ治療を続け、薬なしで症状は安定
11回の治療で主訴は消失治癒
※ 適宜カウンセリングをしつつ薬物に頼ることなく早期に治癒に至った症例

東洋医学による秋の養生法
1・乾燥を防ぐ
秋になると気温が下がり始め、雨も少なくなって湿度が低くなり、空気が乾燥してくる
五行の考え方では秋は肺に対応しており
乾燥した気候は肺の陰気を損傷させ易いと考えらる
そのため、口や咽喉が渇く、空咳が出る、肌が乾燥する
便秘しやすいなどの症状が出易くなる
したがって秋の養生は乾燥を防ぐことが第一に重要です
2・冷えに注意する
乾燥と同時に、秋は冷気も忍び寄ってくる
夏に大汗をかいて人体の各組織は水分が不足している状態といえる
このとき冷気に侵され下焦が冷え、上熱下寒となり
頭痛・鼻づまり・胃痛・関節痛などの症状が現れやすくなる
特にお年寄りや虚弱体質の人はこうした気候の変化への適応能力や抵抗力が弱いので
冷えには充分注意が必要

≪黄帝内経・素問≫第六節第九
身体の中心にあって植物の幹に相当する位置を占める”肝”は
エネルギー(血)の貯蔵と供給を通して
身体の活動と疲労を担当する器官で、魂の宿るところである
その機能が外に華やかに映えるところは爪である
その充実した力が現われる場所は筋である
また血気の働きを育成する
肝は腹部にあり、血の貯蔵、育成、罷極(ひきょく)に関係する
注)罷極(ひきょく)
罷は疲と同じ意味で”疲労”のこと
極は全身を緊張させて頑張ること
罷極とは人の活動における弛緩と緊張を意味する
肝は血を貯え、血は栄養素としての栄気が含まれている
これを必要に応じて放出する
そして”極”(活動)を起こす
過度となると疲労困憊する、これが”罷”である
※ 疲労は全ての病に影響する重要な要素で
極まると臓腑病、難病、癌などにも発展すると
藤本蓮風先生は述べている

≪黄帝内経・『霊枢』本神第八≫
人は魂と魄から成る
叉、人は形(体)と気(神)から成る
魄は形、魂は気に当たる
気の高次元のものを神という
精神、神経の働きである
精はエネルギーの坦体であり、栄養素である
魂は気すなわち神と連動し
魄は形すなわち精と連動する
所謂「病は気から」という
神主学説の原点が述べられている

『黄帝内経』とは2000年以上前に中国で書かれた
最古の医学書といわれ、謂わば東洋医学のバイブルである
『黄帝内経』が書かれた時代、医療は現在のように機械を用いたり
細胞を見るなどのミクロの医学はなかった
その代わり、人が生きていることを「全体的(マクロ)に」捉え
生命の営みを緻密に診ていたのだ
そこで得られた知見が示すのは、人と自然の関係、臓器同士の結びつき
心と身体との関連といったことであった
病気だけを問題にするのではなく
その人の習慣や感情の傾向、食事
またはその人の住んでいる土地、季節などとの関わりから、総合的に診ていた
人が健康で寿命をまっとうするためにはどのようにあるべきか
東洋哲学の観点から病気を考えていた。
これは最近、現代医学が目を向けはじめた
「生活の質」(QOL)を高めるという発想ときわめて近いものがある
身体に負担をかけず、自然のルールに従って健康を保持し
病気を克服するというものである
奇しくも、現代の生活に足りないとされている
まさにその要点がこの書物にあふれている



10代♀
昨年秋から髪が抜け始め
円形脱毛に気付いてから脱毛が頭部全体に広がる
漢方薬内服するも効果なく(薬品名不明)
四診合参し弁証は心肝火旺
漢方薬の内服を中止して
少数鍼で週に一回の治療を、半年間継続し治癒に至る
写真は初診時・3カ月経過後・最終治療日

アトピー性皮膚炎を始めとする皮膚湿疹の弁証分類
正しく寒熱の弁別をすること
舌色での寒熱の判断は最も信頼性がある
舌背に苔が厚く舌体の寒熱が不明の場合は
舌腹(裏)の色調で判断するのが基本
紅に傾いていれば”熱”淡白であれば”寒”
寒熱狭雑は寒と熱が混在している場合で
注意が必要なのは、仮象を詳細に観察する必要があるということ
顔面紅潮して皮膚表面が熱くても本質は”寒”の場合もある(真寒仮熱)
逆に皮膚が冷たく四肢厥逆していても本質は”熱”のこともある(真熱仮寒)
真熱仮寒は急性の中期、極期に、真寒仮熱は慢性病の末期に出現することがあり
熱傾向であっても寒に転化することもあれば、寒傾向のものが熱化することもある
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