寒熱狭雑

アトピー性皮膚炎を始めとする皮膚湿疹の弁証分類

正しく寒熱の弁別をすること

舌色での寒熱の判断は最も信頼性がある

舌背に苔が厚く舌体の寒熱が不明の場合は

舌腹(裏)の色調で判断するのが基本

紅に傾いていれば”熱”淡白であれば”寒”

寒熱狭雑は寒と熱が混在している場合で

注意が必要なのは、仮象を詳細に観察する必要があるということ

顔面紅潮して皮膚表面が熱くても本質は”寒”の場合もある(真寒仮熱)

逆に皮膚が冷たく四肢厥逆していても本質は”熱”のこともある(真熱仮寒)

真熱仮寒は急性の中期、極期に、真寒仮熱は慢性病の末期に出現することがあり

熱傾向であっても寒に転化することもあれば、寒傾向のものが熱化することもある