美容鍼(初診)の予約を再開しました

美容鍼(初診)の予約を2024年1月8日以降で再開しております。

なお、通常のご予約はいまのところ再開の目処はたっておりません。

年明け以降、改めてご案内いたします。

みなさまには大変ご迷惑おかけしておりますが、何卒よろしくお願いいたします。

院長 長岡哲輝

休診日のお知らせ

11月3日(金)(文化の日)は診療いたします。

11月4日(土)は休診日となります。

よろしくお願いいたします。

お盆休みのご案内

13日(日)〜17日(木)はお盆休みとさせていただきます。

18日(金)から診療開始となります。

なお、12日(金)までのご予約は満室のため受け付けておりません。

ご迷惑おかけしますが、ご了承くださいませ。

訃報

かねてより病気療養中でした長岡亨院長先生が、

5月22日66歳にて永眠されました。

葬儀は本人の希望により、家族葬にて執り行います。

なお誠に勝手ながらご供花、ご香典などは

固くご辞退申し上げます。

故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます。

つきましては、5月23日(火)は臨時休診とさせていただきます。

パーキンソン病と鍼灸

パーキンソン病で通院中の患者様は多い

数年から10年以上診させて頂いていると

①薬が増えない

②パーキンソンによる症状が悪くならない(現状を維持又は軽減できている)

投薬だけでなく鍼灸治療よってADL(日常生活動作)QOL(生活の質)の低下がない

よって仕事を続け、趣味や旅行を楽しみながら病気と上手に付き合っている方ばかり

鍼灸治療でパーキンソン病を治すことはできないが、大きな支えになっている

先日事情があり鍼灸の通院を中止し

3年ぶりに来院されたパーキンソン病の患者様を診させて頂いた

他の通院中の方との差は大きく

①3年前より薬が増えている

②来院中にはなかった、ジスキネジア(骨格筋の不随意運動)が増悪

数回の鍼治療でジスキネジアが軽減し

尾骨の滑液包炎による大きな腫れも縮小

鍼灸の効果を実感した

明日は学会

12月3日4日名古屋ウインク愛知で

第17回(公社)日本鍼灸師会全国大会in愛知が開催される

テーマは「ヒトを診る~東洋医学の全体観」

「患者の心理について」講師藤田医科大学 臨床心理士 F先生による講演の

座長を務めることになっている

「ヒトを診る」とは、病だけに目を向けるのではなく

心身まるごとを診るということ

繰り返す慢性疾患や不定愁訴には

心理社会的な背景、家族歴や成育歴などが影響していることが多い

我々は患者様との信頼関係(ラポール)を築き

適切な距離を取ってかかわっていくことが重要であると

F先生は説いている

臨床心理士の視点を参考に臨床に生かしたいと考えている

イップス緩解

トロンボーンの演奏中不随意に下顎が動くので

演奏が出来ない患者様

ジストニアの疑いで来院されるが、イップスと考え

鍼治療をすること2回

驚くことに8年間全く変化なかった症状が消失

音楽家の悩む不随意運動(イップス、ジストニア)

への鍼治療の有効性が示唆された

新型コロナウイルス感染後遺症について

過去にブログで有効症例を複数報告してきたが、

鍼灸の専門誌でも新型コロナウイルス感染後遺症の分析、症例報告が増えてきている

【鍼灸治療が適応する代表的な罹患後の症状】

〇疲労感・倦怠感〇関節痛〇筋肉痛〇咳〇喀痰〇息切れ〇胸痛〇脱毛〇記憶障害〇集中力低下

〇不眠〇頭痛〇抑うつ〇嗅覚障害〇味覚障害〇動悸〇下痢〇腹痛〇睡眠障害

罹患後の症状については画像検査や採血検査で異常や重症度を示しにくく、

西洋医学的な評価やアプローチが難しい面があるので、

東洋医学的な評価とアプローチが注目されている。

全身倦怠感、思考力の低下【気虚・気滞】

ブレインフォグ、集中力の低下、睡眠障害、脱毛【血虚】

嗅覚障害【肺陰虚】味覚障害【脾虚】等々

治療効果を上げるためには症状による対症療法ではなく、弁証論地が重要になる

当院では感染後遺症に対して90%程度の有効率である

緑内障の有効症例

60代男性

X-10年緑内障発症

大学病院で眼圧を下げる点眼薬をするも

眼圧左右17

視力の低下も著しく3ヶ月以内に失明すると言われ来院

X-2年週に一回の鍼灸治療を開始

2年が経過

眼圧は右14左12に下がりつつあり視力も徐々に回復し

日常生活に支障ない生活が維持できている

弁証:腎虚・肝血虚と診たて、養肝補血、補腎の治療が奏功している症例

ガングリオンについて

ガングリオンはゼリー状の良性の腫瘤で

頸部、臀部、肘、手首、手指の関節付近に多く発生し

直径2mm~30mmぐらいの大きさが多い

自然治癒しにくく、外科ではつぶしたり、注射で吸引する処置をしても

再発しやすいようだ

稀に神経を刺激し痛みを伴う場合もある

この疾患に鍼治療はとても有効で

今まで症例ではほぼ100%効果が認められた

経過を観察していると、自然に吸収されていく過程がみられ

鍼治療がひとの本来持っている自然治癒力を引き出すことを実感する