NHKスペシャルで東洋医学の特集があります

先日放送された「トリセツショー」はご覧になりましたか?

わかりやすく、かつ科学的な内容で鍼灸師でも大変勉強になりました。


さて、今回はNHKスペシャルでも鍼灸・漢方の特集があるようです。

東洋医学を“科学”する 〜鍼灸(しんきゅう)・漢方薬の新たな世界〜

モデル・冨永愛さんが専門家に体調や体質を見てもらいながら東洋医学を体感。

世界の最新研究や臨床現場のドキュメントから、西洋医学と東洋医学の融合で広がる新たな医療の可能性に迫っていく。

とのことです。

5月19日(日)21:00~

ぜひご覧ください。

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/57RRJM47NY

NHKで鍼灸のツボ特集があります

NHKの「明日が変わるトリセツショー」という番組で、鍼灸の特集があります。

▼東洋医学の神秘“ツボ”を大解明!驚きの正体とメカニズムとは?

▼腰痛・肩こり・疲労・美容おすすめツボ大紹介!

などなどツボに関する内容となっているようです。

https://www.nhk.jp/p/torisetsu-show/ts/J6MX7VP885/episode/te/NY268XZKKG


実は以前に、全日本鍼灸学会会員に向けて「よく使うツボは?」というアンケートがありました。

まさかNHKが絡んでいるとは知りませんでした。


「東洋医学ホントのチカラ」という番組をご存知でしょうか。

ディレクターの山本高穂さんは、東洋医学にとても関心のあるかたらしく、

鍼灸の魅力を多くの人に知ってほしいという思いで、番組制作をしているそうです。

こういった番組で鍼灸の効果を正しく広めてもらえるのはとても意義のあることですね。

5月16日(木) 午後7:30〜午後8:15からです。

あなたの肌はウエット?ドライ?

今日は1日雨が降り、ジメジメとした嫌な天気でしたね。

肌にまとわりつくような汗が不快感をよりいっそう高めていました。

患者さんの症状としては、めまい、頭痛、関節痛が多かった印象です。


これからの梅雨時期、実は皮膚の状態をみると色々分かることがあります。

通常湿度が高いとき、皮膚は適度な湿り気のあるウェットな状態が正常ですが、

過剰に発汗しすぎてベトベトしていたり、逆にカサカサなドライな肌のひともいます。


肌がベトベトしやすい人は、東洋医学的には湿熱といいます。

日頃から飲食の不摂生で胃腸に負担をかけているひとや、肌に炎症が起こりやすいタイプ。

アルコールや香辛料、油物は極力控えて、季節の野菜や果物を積極的に摂るといいでしょう。


逆にカサカサしてドライな人は、陰虚といいます。

潤いが足りない状態で、慢性的な睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、水分不足などがあります。

睡眠リズムを整えるのが最優先、水分を1~1.5Lほど摂るようにしましょう。

大豆、豆腐、大根、ゆり根など、白い食べ物はホルモンバランスを調整してくれるのでおすすめ。

また、汗が出過ぎるような激しい運動や、長風呂・サウナなどは体力を消耗してしまうので要注意。

低FODMAP食とは?鍼灸との相乗効果で腸の健康を促進しよう!

今日は「低FODMAP(フォドマップ)食」についてご紹介します。

低FODMAP食は、特定の炭水化物を制限する食事法で、腸のトラブルを抱える人々にとって重要な役割を果たします。

FODMAPとは、発酵しやすい炭水化物の総称で、(果物、野菜、穀物)などに多く含まれています。

この炭水化物を摂取することで、腸内で発酵が進み、ガスや膨満感、下痢などの不快な症状が引き起こされることがあります。

低FODMAP食では、これらの炭水化物を制限することで、腸内の症状を軽減します。

具体的なFODMAPの分類は以下を参考にしてみてください。

画像は上記サイトから引用

いわゆる粉物の摂取が多く、腹部症状があるひとは要注意。

玄米や米粉、全粒粉のパンに置き換えるなどして対応しましょう。

さて、鍼灸との相乗効果についてですが、鍼刺激は特定のツボを刺激すると、体性神経を介して上位中枢へ働き迷走神経を賦活します。

一方で体性神経は脊髄神経節を介して交感神経系にも働くため、結果的に胃腸の蠕動を抑制したり、逆に促進することが可能です。

消化器症状に対しては、鍼灸が有効であると考えられます。

低FODMAP食と鍼灸療法を組み合わせることで、腸の健康を促進する効果が期待できます。

食事制限だけでなく、自律神経を整える鍼灸が相乗効果を発揮し、腸内の不調を改善することができるのです。

まとめると、低FODMAP食は腸のトラブルを抱える人々にとって有益な食事法であり、鍼灸療法と組み合わせることでさらなる効果が期待できます。

ぜひ、ご自身の健康に取り入れてみてください。胃腸の不調がある方は、お気軽にご相談ください。

休診日のお知らせ

4月29日(昭和の日)は以下の時間で診療いたします。

9:00~11:30

14:00~17:00

GWは5/2(木)~5/5(日)まで休診いたします。

5/6(振替休日)から診療いたします。

何卒よろしくお願いいたします。

黄砂に注意!

今回の黄砂はきょう(火)から、あす(水)にかけて西日本から東北日本海側まで広がります。

一部では濃い黄砂も予想されていて、視程不良により交通機関にも影響が出る恐れがあります。

19日(金)になるとようやく黄砂は薄まっていく見通しです。

アレルギー症状などが気になる方は、マスクなどでしっかりと対策した方が良さそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a5643a43f5cf003ece018fac2906a9915c66439

発酵食品のとりすぎに注意:お腹が張りやすい人必見!

健康のために発酵食品を積極的に摂っているひとは多いのではないでしょうか。

じつは、キムチ、ヨーグルや納豆など、普段よく食べている発酵食品がお腹の不調を悪化させる原因になっていることがあります。

発酵食品に含まれる善玉菌は、しばしば「腸活」として取り上げられることもおおく、腸内環境を整えたり、便通異常を改善する効果があります。

しかし、お腹が張りやすい、下痢と便秘を繰り返す、ストレスでお腹が痛くなる人などは、

キムチ、ヨーグルや納豆などの発酵食品を食べすぎると、ガスが発生して症状が悪化する場合があります。

発酵食品以外にも注意すべき食品がいくつかあります。

つづく・・・

寒暖差に打ち勝つ!春の養生

今日13日は、たっぷりの日差しの後押しもあり、気温が上昇しました。

気温が全国で一番高かったのは、岡山県高梁市の28.5℃で30℃に迫るところもありました。

明日はさらに気温が上昇し、25℃以上の夏日地点数が今年一番多くなるとのことです。

春の気温上昇とともに、人間の気も上に昇りやすくなるため、のぼせやほてり、頭痛、めまいなどが多くなります。

スマホやPCの見過ぎは気が上るのでほどほどに。

カフェインや香辛料もほてりやすい人は控えめにしましょう。

手ぶらでゆっくりとお散歩して、手足の血流をよくすると◎

また晴れた日の夜〜明け方は放射冷却の影響で気温が低くなるため、

寝冷えによるぎっくり腰、首の痛み、下痢などには注意!

腹巻をしてお腹を冷やさないように。

寝起きはベット上ですこし身体をほぐしてから起きるとスムーズに動き出せます。

後渓(こうけい)の効果 その2

様々な応用ができるツボ:後渓(こうけい)についてご紹介のつづき。

尺膚診において体の外側に位置する=胆経に関連

尺膚診とは、前腕を全身の縮図として考える東洋医学の診察法です。

後渓は手のひらの外側に位置するため、からだの外側と関連します。

つまり、経絡では胆経と一致することになります。

効果としては、ぎっくり腰(とくに回旋や側屈で痛い場合)や肋間神経痛、股関節痛に有効です。

胆と肝は表裏関係

後渓は、肝を治療するツボとして非常に高い効果を発揮します。

とくに心神は不安定になっている場合、心と肝を同時に治療することができます。

補法では、心血を補うため精神安定作用や疼痛緩和に働き、

瀉法では、清熱作用により痛み・痒みや炎症を抑える効果があります。

万能ツボ!?後渓(こうけい)とは

手の太陽小腸経の後渓(こうけい)というツボをご紹介

下記より転載
https://tsubonet.com/case_tsubo/koukei-pic-film/


・督脈の主治

督脈は陽気を司るので、体にこもった熱を排泄する効果があります。
たとえば、風邪による悪寒、発熱、背中のこわばり。
アトピー性皮膚炎やじんましんなど、皮膚疾患のかゆみを抑える効果もあります。

・手の太陽小腸経のツボ

手の太陽小腸経は、肩関節から肩甲骨、首などにつながっているため、寝違えや五十肩に有効です。
また、鼻や喉にもつながっているので鼻炎や喉の腫れにも◎

・小腸と心は表裏関係

五臓六腑の小腸と心は表裏関係であるため、動悸、不眠、不安感などに有効です。
特にココロの不調に効果を発揮します。
後渓に鍼をするとリラックスして涙が流れるという患者さんもいます。

つづく・・・