在宅医療カレッジ まとめ

・年間1兆円ごとに医療介護費は増大している、行政や制度に頼ることは今後難しい

・65歳以上が急増して、3人で1人の高齢者を支える時代から、

 1人で1人を支える時代へと変化してきている。

・人生の最後は必ず医療・介護が必要になる、「残りの人生をより楽しく」を目標にする

・疾病の治癒、社会復帰を目指す医学モデルから、病気を抱えながらでも生きていけるよう、

 本人の強みを生かし、環境を整える「生活モデル」へシフトチェンジ

・病気の予防には、まず食べることが重要!

 過度な塩分制限、カロリー制限は低栄養の引き金に

・病気になっても、住み慣れた地域で最後まで暮らしていくためには、
 
 家族、友人、地域とのつながりなどの社会関係資本を根っこに、
 
 医療と介護が連携していくことが重要。

講演の内容で重要なお話をまとめました。

ひとりでも多くの人に、今後の日本が進んでいく未来のこと、

いま自分たちにできること、を考えるきっかけになればと思います。

在宅医療カレッジ in 京都 参加報告 その3

社会とのつながりが寿命を決める

以前、ブログで孤食(ひとりで食事をとること)の問題についてご紹介しました。

https://blogs.yahoo.co.jp/n_harikyu/72702058.html

男性の一人暮らしや、同居者がいるのに一人で食事をとっている男性は、

うつや低栄養のリスクが高まります。

人間の健康には、社会や人とのつながりが重要なことが分かってきました。

社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)という言葉があります。

人間は本来、家族、友人、地域に支えられながら生活を送っています。

家族の絆、地域での交流、ご近所付き合いなど。

人と人とのつながりが人間の健康には大きく影響しているという考え方です。

ある研究では、社会とのつながりがなく孤独な人は、たくさんのつながりを持つ人と比べて

死亡するリスクが2.8倍高かったという結果が出ました。

また、入院した場合サポートしてくれる人がまったくいない場合は、

6ヶ月以内の死亡率は60%と非常に高いことがわかりました。

皆さんはどれぐらい、人や社会との関わりを持っていますか?

仕事での役割、家族との関係、友人との付き合い、ボランティアへの参加・・・

このような関わりが多ければ多いほど、人生を豊かにしてくれます。

人とのつながり、社会とのつながりこと長生きの秘訣なのです。

在宅医療カレッジ in 京都 参加報告 その2

低栄養の悪循環

低栄養は悪循環を生じ、寝たきり死亡の原因となります。

低栄養状態であると診断された高齢者は、約3年後の生存率が20%未満と極めて低いと言われています。

持病やストレス、うつなどにより活動量が低下すると、食欲が低下し、

食事摂取量が減少することで低栄養状態に陥りやすくなります。

一度低栄養状態になると、骨格筋量が減少することで転倒、骨折しやすい状態となってしまいます。

そして、入院・手術により免疫力が低下し肺炎などの感染症を合併し、寝たきりとなる悪循環に至ります。

糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化などにより、厳格な塩分・カロリー制限をすると

高齢者では、低栄養が進み、骨格筋が減少しやすくなります。

65歳以上は、厳格な食事制限よりも、しっかりとカロリー・タンパク質を摂取することが必須。

佐々木先生は、ハンバーガーや牛丼をたまには食べましょう!とおっしゃっていました。笑

栄養状態が人生の質を決める、といっても過言ではありません。

在宅医療カレッジ in 京都 参加報告

会場内で描かれたブリーフィング

昨日は、京都の池坊短期大学で開催された、在宅医療カレッジに参加してきました。

講師の佐々木先生は、日本一規模の大きい在宅クリニックを経営されている内科医です。

先生の講演のなかで、いくつか印象に残っていることや、特に先生が強調されていたところを

自分なりにまとまて書いてみます。

今までの日本の医療とこれからの医療

これまでの日本の医療は、短期的なリスク回避、安全優先、制限中心、弱点重視などで

病気になったら治療する、障害にはリハビリを行い社会復帰を目指すという

「医学モデル」が中心になっていました。

しかし、これからの日本は75歳以上の高齢者が急増して、疾病も複雑化するため

病気を治癒、完治することが難しくなります。

医療費は、年間1兆円増大しており、今までのように社会保障制度に依存することはできません。

「何かあったらすぐ入院」では、いずれ限界がきます。

これからの医療は、病気になっても住み慣れた地域で幸せに暮らしていけるよう

「地域で支える医療」へと変化していかなければいけません。

その人の強みを生かし、最適な生活環境を整える「生活モデル」へとシフトチェンジが必要です。

つづく・・・

明日は京都へ行ってきます

https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/55651より引用

明日は、「在宅医療カレッジ in 京都」に参加するため、京都の池坊大学へに行ってきます。

ご講演される先生は、日本一の在宅医療のネットワークを経営しておられる、佐々木淳先生です。

佐々木先生のご講演には、これまで何度も衝撃を受けました。

明日は、どんなお話を聞けるか楽しみです。

参加報告は、また次回!

水曜勉強会

3/6(水)は院内勉強会でした。

今回はO先生退職に伴い、患者の引き継ぎ。

それ以外のメンバーは、経穴の位置の確認と、切診を先輩スタッフから学びました。

しばらく、西洋医学的な内容の勉強会が続いたので、久しぶりの東洋医学のお勉強です!

次回で一旦、肩関節痛の鑑別・診断は終了!

上半期で西洋医学的な鑑別方法を習得しよう!

http://www.[n-acp.com]

移動性高気圧による身体への影響

昨日(3/5)は、移動性高気圧が日本列島を通過し、晴れて気温の高い日になりました。

移動性高気圧が通過するときは、日中は短時間で気温が急上昇します。

気温の急上昇は、風邪や熱邪の働きにより、人間の体に流れる「気」は上へ上へと向かいます。

また、?理(毛穴)は開き、発汗しやすい状態となります。

症状としては、花粉症、頭痛、不眠、てんかん、顔面神経麻痺、脳梗塞などが起こりやすい状況になります。

移動性高気圧が通過後、つまり昨日の夜から早朝にかけて、放射冷却の影響により気温が下がります。

この状況になると、開いた?理(毛穴)から寒邪(冷えの邪気)が侵入しやくなります。

今日の患者さんは、特に寒邪の影響を受けた方が多くみられました。

カゼ様の初期症状、神経痛、循環障害、喘息などなど・・・

人間の体は、気象の変化を受けてめまぐるしく変化します。

気象の変化を把握することは、治療にとても有益です。

明日からは、温暖前線の影響で、暖かく湿った空気が流れ込み、雨が降ります。

今日以降は、湿邪(湿気の邪気)が入りすくなります。

アトピー性皮膚炎、めまい、神経痛、慢性疼痛などの患者さんは注意が必要です。

食べ過ぎ、飲み過ぎを控え、脾胃(消化機能)を整える治療をするといいでしょう。

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花粉症と東洋医学

花粉症を東洋医学的に考えてみましょう。

春の花粉症は、気滞(スムーズに巡っていない)、気逆(のぼせ)の傾向があり、

内熱(体に熱がこもる)や内湿(体に水分が滞る)がある人に発症しやすいです。

気象学的には、花粉の飛散量だけでなく、気温の上昇率が高いことも重要です。

春になり気温が上昇すると、それに対応して人間の気も、上に昇りやすくなります。

気が昇るだけでなく、水分も一緒に持ち上げられると鼻水、くしゃみ、頭痛などの症状となります。

気が昇りやすい人は・・・

イライラする、PC作業が多い、カフェイン摂取過多、睡眠不足など、、

体に水分が停滞しやすい人は・・・

食べ過ぎ、飲み過ぎ、思い悩む、考え事が多い、甘いものが多いなど、、、

このような生活習慣を改善しないと花粉症の根本的な原因は解決されません。

抗ヒスタミン、抗ロイコトリエン、ステロイド点眼薬などは、症状を抑え込んでいるだけです。

つづく・・・

日常での予防法

花粉症は予防が重要です。

①花粉情報を予め確認して、できるだけ花粉を避ける

晴れて風の強い日は花粉の飛散が増えます、特に12時~15時は最も花粉が多い時間帯なので

外出の際は、その時間帯を避けると花粉への暴露が少なくなります。

http://kafun.taiki.go.jp/index.aspx#

環境省が発信している花粉情報サイトです。

観測地点(名古屋と豊橋)の花粉量や時間帯での推移を確認できます。

②衣類についた花粉を持ち込まない

家に入る前に、衣類についた花粉を払い落としてから入りましょう。

ウールは花粉が付着しやすく、綿やポリエステリなどつるつるした素材は付着しにくいです。

③目の症状が強いひとはメガネ着用を

目のかゆみが強い方はメガネを着用するだけでも、目に入る花粉量は40~65%減らすことができます。

④マスクの着用は必須!

マスクを着用することで吸入する花粉は3分の1に減らせます。

鼻の症状が強い方は必須です

これらは、一般的な対処法です。

では、アレルギー体質を改善するためには??

つづく・・・

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花粉の飛散がいよいよ本格的に

ここ1週間で花粉の飛散が本格的になってきました。

今日の12:00の段階で花粉の飛散数は 164個/㎥と多くなってきています。

ここ数日で、花粉症を主訴に来院される患者さんが非常に増えてきています。

当院では、花粉症の症状に対して耳鍼の治療を行っております。

通常の鍼治療に加えて耳鍼を併用することで、

当院のデータでは、8割以上の患者さんに耳鍼が有効です。

花粉症は、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、目のかゆみが4大症状です。

その他には、花粉が肌につくことで肌荒れが起こったり、

喉の粘膜に花粉が付着することで喉のイガイガ感なども起こります。

つづく・・・