移動性高気圧による身体への影響

昨日(3/5)は、移動性高気圧が日本列島を通過し、晴れて気温の高い日になりました。

移動性高気圧が通過するときは、日中は短時間で気温が急上昇します。

気温の急上昇は、風邪や熱邪の働きにより、人間の体に流れる「気」は上へ上へと向かいます。

また、?理(毛穴)は開き、発汗しやすい状態となります。

症状としては、花粉症、頭痛、不眠、てんかん、顔面神経麻痺、脳梗塞などが起こりやすい状況になります。

移動性高気圧が通過後、つまり昨日の夜から早朝にかけて、放射冷却の影響により気温が下がります。

この状況になると、開いた?理(毛穴)から寒邪(冷えの邪気)が侵入しやくなります。

今日の患者さんは、特に寒邪の影響を受けた方が多くみられました。

カゼ様の初期症状、神経痛、循環障害、喘息などなど・・・

人間の体は、気象の変化を受けてめまぐるしく変化します。

気象の変化を把握することは、治療にとても有益です。

明日からは、温暖前線の影響で、暖かく湿った空気が流れ込み、雨が降ります。

今日以降は、湿邪(湿気の邪気)が入りすくなります。

アトピー性皮膚炎、めまい、神経痛、慢性疼痛などの患者さんは注意が必要です。

食べ過ぎ、飲み過ぎを控え、脾胃(消化機能)を整える治療をするといいでしょう。

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