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秋雨前線停滞中

 
現在、秋雨前線が本州に停滞しています。
 
一時的な激しい雨や雷で、ジメジメした日が続いていますね

 
先日は、うろこ雲がでてきていて、すでに秋の訪れを感じました

 
 
では、秋雨は体にどんな影響があるでしょうか・・・
 
梅雨のムシムシした暑さとは違い、秋雨は気温が低くなるので、
 
東洋医学的には、梅雨=湿熱 秋雨=寒湿と大きな違いがあります。
 
寒湿と湿熱の違い
https://ameblo.jp/n-harikyu/entry-12510996107.html
 
寒湿邪は、脾胃(消化器系)に影響すると、下痢、食欲不振、倦怠感などが発症、
 
経脈(気血の通り道)に影響すると、しびれ、関節痛、筋肉のこわばりなどが増悪します。
 
 
つづく・・・

ポカリスエットとOS1の違いは?

発汗後は、水分だけなく塩分(ミネラル)の摂取が必須です。

塩分が少なくなると、筋肉のひきつりや痙攣が起こります。

急に気温の上昇した日や、外出後にこのような症状が出る場合は、

体から塩分が抜けているサインです。

適切な水分摂取のしかたは?

適切な塩分量は、100mlに対してナトリウムが40~80mgが適切と言われています。

スポーツドリンクや飲料水の成分表示をみると確認できます。

代表的な飲料水としては、ポカリスエットやアクエリアスなどでしょう。

これらの飲料水は、塩分以外にもブドウ糖が含まれています。

ブドウ糖は、腸管での水分移動をスムーズにする働きがあるので、

水分+塩分+糖分がもっとも効率のよい水分摂取です。

夏バテのときに、梅茶漬けや鮭茶漬けなどを食べるのは理にかなっているということです!

他にも、OS-1がありますが、

OS-1は1塩分が高めで、100ml中ナトリウムが115mg含まれています。(ポカリスエットは48mg)

発汗、発熱、下痢などによる軽度~中等度の脱水時には、最も適しています。

日常的な水分塩分補給としては、ポカリスエットを、

たくさん汗をかいた後や、すでに軽い熱中症になってしまった場合は、

OS-1と使い分けるといいでしょう。

注:ポカリスエットは糖分を含むので、糖尿病をお持ちの方は飲み過ぎに注意してください。

暑さ指数をチェックしよう

暑さ指数とは、

1.気温

2,湿度

3.輻射熱

の3つの指標から計算される、熱中症の危険を示す数値です。

天気予報で最高気温を見て「暑くなりそうそうだな」とか「今日は涼しそうだな」と判断しますが、

熱中症には、気温だけでなく、湿度や輻射熱(アスファルトからの照り返し)が重要です。

つまり気温が低くても、湿度が高かったり、照り返しが強い場合は、熱中症の危険が高まります。

暑さ指数が28℃を超えると、熱中症患者が急増することが分かっています。(上図参照)

暑さ指数は、環境省の熱中症予防サイトで確認できます。

http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

また、「熱中症警戒計」というスマホのアプリでも確認できます。

https://apps.apple.com/jp/app/熱中症警戒計/id537953117

外出時には、必ずチェックすることをおすすめします。

熱中症について その3

熱中症環境保健マニュアル2018より抜粋
http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_full.pdf

熱中症は様々な場所や、年齢に関係なく起こりますが。

成人では、特に日中の作業時に起こりやすく、

高齢者では、在宅で最も多いと言われています。

消防庁の調べでは、救急搬送された人のうち、53%が高齢者であり、

発生場所を見ると、57%が自宅のリビングで発生しています。(平成30年6~7月)

高齢者が在宅でも熱中症になる原因として、

室温や体温の上昇に気づかない(鈍くなっている)、ということが挙げられます。

通常、「暑いな」と感じるとクーラーをつけたり、衣服を調節したり、水分を取ったりします

これを「行動性体温調節」といいます。

しかし、高齢者では温度に対する反応が鈍くなっているので、

体温を調節するための行動が遅れてしまうことがあります。

特に、クーラーを嫌う方や、節電を気にして設定温度を高めにしている場合は要注意!

同居者の人は、室温をこまめにチェックして

28℃を目安にクーラーの設定温度を調節してあげましょう。

(設定温度28℃≠室温28℃ではありません!)

熱中症について その3

熱中症環境保健マニュアル2018より抜粋
http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_full.pdf

熱中症は様々な場所や、年齢に関係なく起こりますが。

成人では、特に日中の作業時に起こりやすく、

高齢者では、在宅で最も多いと言われています。

消防庁の調べでは、救急搬送された人のうち、53%が高齢者であり、

発生場所を見ると、57%が自宅のリビングで発生しています。(平成30年6~7月)

高齢者が在宅でも熱中症になる原因として、

室温や体温の上昇に気づかない(鈍くなっている)、ということが挙げられます。

通常、「暑いな」と感じるとクーラーをつけたり、衣服を調節したり、水分を取ったりします

これを「行動性体温調節」といいます。

しかし、高齢者では温度に対する反応が鈍くなっているので、

体温を調節するための行動が遅れてしまうことがあります。

特に、クーラーを嫌う方や、節電を気にして設定温度を高めにしている場合は要注意!

同居者の人は、室温をこまめにチェックして

28℃を目安にクーラーの設定温度を調節してあげましょう。

(設定温度28℃≠室温28℃ではありません!)

熱中症について その2

熱中症の症状には、1~3度までのレベルがあります。

できるだけ初期症状のうちに対処することで、重症化を防ぐことができます。

熱中症1度(水分・塩分補給と安静で軽快する)

めまい、たちくらみ、筋肉のひきつり・痙攣、大量の発汗

熱中症2度(安静で軽減しない場合は医療機関へ受診を)

頭痛、吐き気、嘔吐、脱力感

熱中症3度(入院・集中治療)

40℃以上の体温、意識障害(ぼーっとしている、呼びかけに反応しない)

また、

熱中症を疑ったときの応急対応のチャートが

厚生労働省から出ているので、参考にしてください。

呼びかけに反応がない、鈍い、朦朧としている場合はすぐに救急車を呼びましょう。

また、自力で水分が取れない場合は、医療機関へ受診し点滴を受ける必要があります。

熱中症について その1

人間の体は、熱の「産生」と「放散」を絶えずしています。

気温があがったり、運動をすると体に熱が生まれます。(熱産生)

すると血管が広がり、皮膚に血液を集中させることで、熱を外に逃がします。

また、それでも追いつかなくなると汗を出して熱を発散させます。

暑くなると、皮膚が赤くなったり、顔が赤くなったりしますよね?

それは、熱をできるだけ体の表層部分に集めて、熱がこもらないようにしているのです。

このようにして、人間は体温を常に一定に保っています。

ちなみに、ゾウは耳に血流が集中しているので、暑くなると耳をぱたぱたさせて熱を逃がすそうです。笑

つづく・・・

東海地方梅雨明け!

東海地方は、7月28日で梅雨明けとなりました。

今日は、太平洋高気圧に覆われて非常に暑い一日になりました。

これから、本格的に熱中症が増えてくると予想されます。

例年では、最も熱中症者が多いのは7月ですが、今年は梅雨明けが遅れた影響で、

8月上旬が最も多いと予想されます。

去年(平成30年)熱中症で救急搬送された人の数をみると、

愛知県は、6629人と全国3位の多さでした。

今後は、熱中症の予防をシリーズでお伝えしようと思います。

このシリーズが終了したら、ブログ移行のために、

ブログ更新は一旦お休みさせて頂きます。

台風6号接近 

Yahoo天気より

梅雨明けか!と思いきや、台風の接近で明日は強い雨になりそうです。

台風を東洋医学的に考えると、「気の乱れ」と「湿熱」が関係しています。

台風は、南の熱帯域で発生するので、大量の「湿」と「熱」の性質を持っています。

また風向きが変化しやすいので、気の動きも乱れやすくなります。

つまり、「気の上逆」が起こりやすいため「イライラ」「のぼせ」「めまい」「頭痛」など

顔面~頭部の症状が多くなります。

「湿熱」は、皮膚に影響するとアトピー性皮膚炎やにきび、

胃腸に影響すると胃腸炎や出血性腸炎などが起こりやすいです。

対策としては、カフェイン類や油ものを控えめにして、

果物や野菜を多めに摂るといいでしょう。

寒湿邪の影響

長引く梅雨により、様々な不調を訴える方が増えています。

頭痛、めまい、肩こり、むくみ、倦怠感、下肢のだるさ、などなど。。。

気温も7月とは思えない寒さです。

このような気候になると、体には「湿邪」が侵入します。

梅雨と湿邪について
https://blogs.yahoo.co.jp/n_harikyu/72841853.html

「湿邪」には、熱を帯びた湿気「湿熱」と冷えた湿気「寒湿」があります。

ココ最近では、雨が降っても気温が上がらないため「寒湿」が影響しやすくなります。

「寒湿」は、もともと胃腸が冷えている人や、冷え症の方は特に注意。

セルフケアとしては、水分摂取量を控える、半身浴や足湯で下半身を温める、

首元を冷やさないことが重要です。

鍼灸治療では、昨日ご紹介した「灸頭針」や、「身柱」「陰陵泉」「公孫」などのお灸が有効です。