在宅医療カレッジ in 京都 参加報告 その2

低栄養の悪循環

低栄養は悪循環を生じ、寝たきり死亡の原因となります。

低栄養状態であると診断された高齢者は、約3年後の生存率が20%未満と極めて低いと言われています。

持病やストレス、うつなどにより活動量が低下すると、食欲が低下し、

食事摂取量が減少することで低栄養状態に陥りやすくなります。

一度低栄養状態になると、骨格筋量が減少することで転倒、骨折しやすい状態となってしまいます。

そして、入院・手術により免疫力が低下し肺炎などの感染症を合併し、寝たきりとなる悪循環に至ります。

糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化などにより、厳格な塩分・カロリー制限をすると

高齢者では、低栄養が進み、骨格筋が減少しやすくなります。

65歳以上は、厳格な食事制限よりも、しっかりとカロリー・タンパク質を摂取することが必須。

佐々木先生は、ハンバーガーや牛丼をたまには食べましょう!とおっしゃっていました。笑

栄養状態が人生の質を決める、といっても過言ではありません。