副鼻腔炎

副鼻腔炎の患者さんが最近多い

ちょっとした風邪から続発する事が多い

風邪をひいた後に痰が絡み

痰を喀出すると色の濃く(黄色~緑色)粘り気がある

仰向けに寝たときに”後鼻漏”という、鼻汁が喉に流れる症状を伴い

痰が絡み、湿性の咳が続くようなら”副鼻腔炎”の疑いが濃厚である

当院ではをBi Digital O ring test で確認しているが

ほぼ100%の確率で診断可能である

急性副鼻腔炎ならほとんど1~3回の治療で治癒する

最近は治療成績が上がっているので

耳鼻科での抗生剤の服用が不要なケースがほとんどである

治癒したか否かもOring Testでチェックできる

四気五味説

「四気」とは(温・涼・寒・熱)

「五味」とは(酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味)

私たちの食生活はこの「四気五味」によって成り立っている

白米は温涼乾熱の平(中間)だが

玄米は体を冷やす働きをする

体の冷えて弱い人がいつも玄米ばかり食べていたら

よけいに体を冷やしてしまうので逆効果になる

なんでも「玄米菜食」は間違っている

陰陽のバランスと自分の体質・食品の四気を考慮して

食生活を送ることが大切である

http://www.n-acp,com

自然界の陰陽

地上の水気が陽気(太陽の熱)によって熱せられて気化する

陽は上に上がる

上がっていくと今度は徐々に冷やされて陰に転嫁する

陽になって上がっていった極点が雲になる

そして、雲から雨になって完全な陰の形をとって地上に降りてくる

雨の大本は地上にあるという

陽極まって陰になり陰極まって陽に転嫁する

季節の変化は、冬から春、春から夏へと陽気が盛んになるが

夏を過ぎると秋風が吹いて冬が来る

まさに、極点に達すると異極に移行するということだ

これが自然界における陰陽の法則である

ヒトはこの陰陽の移り変わりの中で生かされてる

[http:*//wwwn-acp.com]

多発性関節炎による歩行困難の症例

67才♀

‘10年12月、両肩関節の激痛発症

以降両下肢・膝関節の激痛で歩行困難に

消炎鎮痛剤や痛み止めの注射は無効

夜間痛により寝返りも困難な状態で来院

全身の関節が腫れて熱を持つ”熱痹”である

後谿・巨闕兪を使い少数鍼の治療を始める

初回の治療で夜間痛は消失

以降すこぶる経過はよく

1ヶ月後から散歩を始め

今では毎日2時間の散歩と体操が日課となった

パーキンソン症候群の症例

パーキンソン氏病は中脳の黒質の神経細胞の異常により

ドーパミンという神経伝達物質が生成されなくなる病気

脳の精査で診断されるが、

同じ症状でも脳内に異常が認められない場合

パーキンソン症候群と診断される

脳血管性パーキンソニズムと薬剤性パーキンソニズムがその代表

70代♀

歩行時に右足の運びが悪く足がもつれる

空間診により”右下の気滞”と診たて

右大巨に置鍼10分

直後に歩行して確認すると

足の運びは改善し望診では歩行のふらつきは認められない

自覚症状も軽減した

経過観察が必要であるが

最近のパーキンソン氏病、パーキンソン症候群ともに

全ての症例で鍼の有効性が確認できている

蓮風の玉手箱

師匠の藤本蓮風先生が

産経新聞大阪本社公式ニュースサイト

http://www.sankei-kansai.com/cat541/

の中で”蓮風の玉手箱”というタイトルで有識者との対談を始めました

8月5日からほぼ週に一度更新されていて

深遠なる東洋医学を軸にした対談が大変好評です

是非覗いてみてください

霜降

今日は旧暦二四節気の”霜降”(そうこう)

”寒露”に続いて霜が降りるころ、という意味で

東北地方や中部地方でも標高の高いところでは霜が降りるようになる

しかし最近の日中の高温は異常である

朝晩もさほど冷え込みはない

最高気温は二五度にもなる

上着は半袖でよいぐらい

よって、上焦(上半身)に気が昇り易く

眩暈、耳鳴り、頭痛、のぼせ、etcが増える

多くは下焦に気を引き下げる鍼で症状は緩解する

カフェインや辛いもの、アルコールの飲みすぎに注意が必要

睡眠をしっかり取り、身体を疲れさせないことだ

術後の鍼治療

最近脊髄の手術の進歩は目覚ましく

ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎辷り症等への

内視鏡による外科手術を受ける患者さんが増えている

鍼灸治療を第一選択された方が手術に至る症例はまれであるが

整形外科を受診し、痛みやしびれが強く、歩行困難な症例では

西洋医学では最終的には外科的な手術を選択せざるを得なくなる

術後にスッキリ治らなく、違和感や痛みしびれを訴え

鍼灸治療を求めるケースも少なくない

結論から言うと、術後早期から鍼灸治療を始めることで

手術後の回復を早め、手術に伴う不定愁訴を緩和することができる

外科医と連携して治療できる医療システムができるのが

患者さん中心の統合医療なのであるが

舌診講義

12月4日に小牧市で「舌診」の講義を依頼された

鍼灸師や、鍼灸学校の学生が聴講生

できるだけわかり易く平易に

かつ眠くならないような講義を期待されている

専門用語を使いすぎてもダメ

鍼灸師で「舌診」をしているひとは一握り

中医学では四診の中でも脈診と並び

最も重要な診察法にもかかわらず、である

インパクトを与え興味を持ち、勉強を始めるきっかけをつくる講義

いろいろ思案中であるが、準備は怠りないように今日から始めている

SD(痙攣性発声障害)患者様の声

SD(痙攣性発声障害)

歌っていた声のコントロールができなくなり、徐々に症状が悪化

普通の会話も「こんにちは」が「・・ん・・ちは」のようになってしましました。

喋れないストレスで体調も最悪でした。

長岡先生には「気滞」「気虚」と診断され、

上下左右の空間の歪を整える治療をしていただきました。

徐々に震え症状が落ち着き、呼吸も深く入るようになりました。

以前は喋り続けると胸苦しくなりましたが、

その症状もほとんどなくなりました。

体の気を整えることが発声のためにとても大切な事を知りました。

普通の会話に苦労することがなくなり本当に喜んでおります。

先生、本当に有難うございました。

日進市 C・H