脈診による風邪の診たて

風邪の邪気が体表で生気と戦っているとき(邪生闘争という)

少しく寒気がしはじめる、この時脈診をすると平生の脈と比べて

脈が浮いて強くなる、風寒邪に生体が抵抗している時だ

今日インフルエンザの予防接種を受けた患者さん

脈診はいつも沈虚であるのに、浮少し数脈であったので

喉への清熱の処置をして、脈が落ち着いたのを確認してお帰り頂いた

弱毒化しているとはいえ、接種の際には生気が弱っている人,疲れている人は要注意だ