カフェインと胃炎

60代♀週に一度身体のケアで来院中の患者さん

最近胃のつかえや不快感を訴え

胃内視鏡検査の結果慢性胃炎と

胃酸過多を指摘される

飲食について伺うと

コーヒーを多い時で一日7~8杯飲んでいた

患者さんと相談してコーヒーの代わりにハーブティーにして

左内関の置鍼と、打鍼で主訴は緩解しつつある

カフェインの作用として

<適量摂取のメリット>

(1)眠気覚まし:カフェインは興奮剤の一種

(2)頭痛の緩和:一時的な血管収縮作用による

(3)筋肉疲労の回復:血液の改善の効果

<過剰摂取のデメリット>

(1)胃痛分泌の誘発:胃液の分泌を促す働きがあり胃を荒らすこともある

(2)貧血:鉄分や亜鉛などミネラルの吸収を阻害する性質がある

(3)睡眠の質の低下:興奮剤の一種であるため睡眠の質が低下することがある

 カフェインは適量の摂取は身体に良いが

 過剰摂取の弊害を忘れてはならない

 カフェインの感受性は個人差があるので一概に言えないが

 健康人で一日2~3杯まで

 カフェイン制限が必要な場合はコーヒー、緑茶は飲まない、が当院の基準だ