舌診その4

舌診その4

写真はお血の典型例

舌裏(舌腹)の診方

舌苔が厚く舌体の色調が見えない場合

舌裏の色調を診ることで寒熱の判断ができる

また舌裏の静脈(舌下静脈)の状態を診ることで

お血(血液の停滞)血虚(血が不足)の鑑別ができる

お血がきつい場合には舌裏全体、あるいは部分的にお班という

皮下出血のような出血痕が見られることもある

舌下静脈が太くはっきりしているが

白抜けしている場合は血虚お血という

舌裏の状態は特に循環器疾患に罹患するリスクの判断や

すでに罹患している場合治療経過の指標として非常に重要である