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自分史7

鍼灸科1クラス30人

男女比6:4

高校の新卒が半数

柔道整復師の有資格者2人

マッサージの資格取得者3人

薬剤師の資格取得者2人

脱サラ組が数名

年齢は18才から60才

鍼灸専門学校入学生の多様さに驚いた・・・

自分史6

日本初の鍼灸大学として有名な

明治鍼灸大学が第一候補だったが

受験勉強する時間がなく断念

いろいろ調べた結果

学校長が名古屋大学医学部名誉教授

講師も医師が多い

中和鍼灸専門学校がよさそうなので

受験することになった

入学試験の倍率は

鍼灸科1.2倍

鍼灸マッサージ科3倍

鍼灸師以外の選択肢はなく

鍼灸科を受験

受験勉強するまでもなく合格し

ブラック企業退職後1ヶ月で

27才の入学式となった・・・

自分史5

名古屋に戻り

鍼灸学校を調査した

鍼灸の専門学校は名古屋市内に1校

国府宮市に1校

3年間全日制で卒業後に国家試験があるという

医療系の国家資格で開業権を有する資格は

医師・歯科医師・獣医師・鍼灸師・柔道整復師

頑張れば自分の鍼灸院が持てるのが魅力だった・・・

自分史4

ブラック企業に見切りをつけ

この病をきっかけに転職を考えるようになった

中国人の医師との出会いの影響で

中国医学(中医学)に興味を持ち

転職ではなく

鍼灸師の国家資格取得を目指すことになった

27歳の春だった・・・

自分史3

ハネムーン麻痺とは

前腕の末梢性神経麻痺で

「橈骨神経麻痺」という

「新婚初夜に新郎の腕枕で新婦が寝て

上腕部の橈骨神経を長時間圧迫し

前腕の橈骨神経支配領域に発症する筋麻痺」

を例えてハネムーン麻痺という

そういえば

前の夜に深酒をし

”自分の腕枕”に”自分の頭”をのせて

朝まで寝ていたことを思い出した

橈骨神経麻痺は末梢神経麻痺の中ではありふれた疾患で

初診の西洋医が何故診断できなかったのかは

今も信じられないが(研修医だったかも)

藁をもすがる身としては

中国人の医師の診たてによって

中国医学ってすごい!と感嘆

東洋医学との出会いはここから始まった・・・

自分史2

地域の中核病院の内科を受診

垂れ下がった右手を見た医師は

首を捻って「原因が良くわからない」

血行を良くする薬をもらい

1週間後に中国の医師が来るので

再来院を促された

1週間後中国人と思われる医師が右手の麻痺を診て

即「ハネムーン麻痺」と診断し

漢方薬を処方

内服するうちに3週間ほどで

右手の麻痺は完治した・・・

自分史1

この仕事を生業にして29年

鍼灸師としてどのような道を歩んできたのか

自分史を書いてみようと思う

鍼灸師を志したのは

大学卒業後27才の時

今でいえばブラック企業のような

東京で宝石業界で日本一の企業に務めていた

ある朝目が覚めて右手が動かなくなった

右の手首から先が自由にならない動かない

箸もスプーンも持てない、

着替えもままならない

ペンも持てない

当時は医療とは無縁の世界にいた

途方に暮れて

生まれて初めて自分から病院に向かった・・・