投稿

介護予防運動

近隣の老人介護施設(シニアホーム)とコラボして

鍼灸師であり、介護予防運動指導員の資格をもつ当院スタッフが

訪問して利用者さんに対してほぼ毎日介護予防運動の指導をしている

認知症予防、進行抑制の鍼治療も合わせてしているので

入居者さんには大変好評で希望者が後を絶たない

一度に指導できる方は5~6人迄

最近は2部に分けて実施するようになった

介護施設の入居者は殆ど運動不足で

廃用性の筋委縮も進みがち

運動不足は認知症も来たすので

積極的な運動指導はQOLの向上に貢献する

骨は何のためにあるのか

ヒトの体は206個の骨の集合体である

206個の骨で形成される骨核の役割とは?

二足歩行のヒトの体を支える脊柱や骨盤

五臓六腑を守る肋骨等から成る胸郭

しかし、骨が持ついちばん大切な役割は

実はカルシウムを貯蔵することである

ヒトの体には約1㎏のカルシウムがあり

その99%骨や歯に貯蔵され

食べ物に含まれるカルシウムが吸収されて骨に貯えられる

全身の組織でカルシウムが必要になると

骨から溶け出して血液によって運ばれる

この貯蔵のバランスが崩れ、骨のカルシウムが減ると

「骨粗鬆症」が起こり、骨折のリスクが増えるのである

エステサロン?

毎月第3木曜日の休診日のみ

当院は臨時エステサロンと化すことを知る人は少なくない

私の妹がシャルレの下着販売をしている関係で

専属のエステティシャンに場所を貸しているのだ

ベッドが沢山あり使いやすい環境

まつ毛パーマ等が安く人気なので

興味がある方は是非お試しください

勿論私は当日おりませんのであしかららず

目の下のクマ

目の下のクマは女性には気になる存在

睡眠不足や、ストレス等が重なり

お血を形成すると現われる

三陰交や足臨泣などで駆お血の治療をしながら

最も著効なのは風池の刺絡

とても良く効くので患者さんからリクエストがある

勿論希望されてもその日の状態によって

風池の刺絡をするとは限らないが

確かに客観的にクマの軽減が認められる

大切なのはお血の予防で

適度な運動やバランスのとれた食生活が大切

http://www,.n-acp.com

抗加齢を学ぶ

一生のうちで健康に支障がなく、

自立した日常生活を送れる期間を健康寿命と言う

2010年の日本人の健康寿命の平均は

男性が70.42歳・女性が73.62歳

平均寿命とは男性で9年・女性で12年の差がある

この支障を抱えて暮らす期間をできるだけ短くすることが必要だ

元気で長生きするには、よい生活習慣を実践できる環境が最も大切

次に「未病を治す」である

未だ病気ならざる状態を維持するために治療し、養生する

東洋医学の素晴らしい養生訓を多くの人に学んでほしい

「低栄養」が老化を早める

元気でイキキと長寿を全うする

誰もが夢に描く思い

そのためには食生活が大きな意味を持つ

70歳を過ぎたら

1)肉を食積極的に摂取する方が元気で長生きする(肉と魚を交互に毎日食べる)

2)総コレステロールは基準値より高い方が元気で長生きする

3)アルブミン値(血中のたんぱく質の一種)が高い方が元気で長生きする

この情報は東京都健康長寿医療センター研究所で

5,000人を超える高齢者の食生活の傾向の追跡調査をした結果である

従来の医学常識を覆すような内容であるが

大変信頼できる研究機関の統計データーである

我々は「介護予防運動指導員」の講習会でこのデーターを基に

高齢者の食事指導の講習を受けているが

詳しくは同センター研究部長 医学博士の新開省二先生著を参考にしてください

「50歳を過ぎたら粗食はやめなさい!」低栄養が老化を早める 発行 草思社

この著書には正に”眼からウロコ”の新しい健康情報が書かれている

アルブミン

アルブミンとアンチエイジング

アルブミンとは肝臓で生成されるタンパク質の一種で

浸透圧の保持

PH緩衝作用

栄養素の運搬

抗酸化作用

という効能がある

血液中のたんぱく質の60%はアルブミンである

このタンパク質は70歳以上の高齢者では4.3/dl以上であれば栄養状態は良好とされている

アルブミンは動物性タンパク質に豊富に含まれている

最近の研究で健康で長寿であるためには

1・動物性たんぱく質を十分に摂取

2・魚と肉の摂取は1:1の割合が望ましい

3・肉は様々な種類を摂取し偏らないようにする

4・油脂類の摂取が不足しないように注意する

要するに高齢になるほど肉や油脂類を積極的に摂取すると

血液中のアルブミン値が上がって元気で長生きができるということなのである

アンチエイジング2

アンチエイジング2

「脳」の運動

脳は、多様な刺激を受けるからこそ健康を保てると言われています

一つの運動だけを行うのではなく、様々な運動を行うことによって

質の異なる刺激を脳に与えることが大切

「心臓・血管」の運動

心臓と血管の動きをよくするためには、ウオーキングやジョギング等の有酸素運動が適しています

運動するときに注意していただきたいことは、運動の強度と時間です

健康な人なら運動の強度は「心臓・血管」の運動という意味では、

呼吸が「ややきつい」と感じる程度がお勧めです

運動時間は少なくても15分以上、できれば30分~60分行えば理想ですが

足腰に病気を持っている人や、心肺機能に問題がある人は

「ゆっくり散歩」で40分程度、気の巡りを良くするような散歩が好ましい

「骨」の運動

体の骨で最も衰えやすいのは下肢の骨です

下肢の骨が衰えると、高齢者では転倒した時に骨折して寝たきりになるリスクが高まります

骨がカルシウムを吸収するためには骨に瞬間的に大きな力が加わることが必要です

下肢の骨を丈夫にするには、ウオーキングやジョギングよりもジャンプが効果的です

軽いジャンプは骨粗鬆症を予防します

※膝や脊椎の疾患がある方は控えてください

「筋肉」の運動

体を支えたり動かすための源は筋肉です

筋肉が衰えると、立つ、歩くといった日常生活に支障をきたします

加齢や運動不足でとくに衰えやすい脚筋を鍛える筋トレは必須です

その他に姿勢保持に必要な腹筋や背筋を鍛えましょう

眼球を動かす眼筋の衰えも防ぎましょう

【運動の偏りを避ける】

運動は栄養と似ています

一つだけの運動を行う「運動の偏食」では望ましい運動効果を得ることはできません

「老いない体をつくる」ためには、脳、心臓と血管、骨、筋肉を鍛える運動を組み合わせて

おこなうことが肝要です

アンチエイジング

13日の鍼灸スポーツフォーラムで特別講演がありました

講師は様々なメディアに取り上げられて有名な

中京大学体育学部部長・医学博士の湯浅影元先生

テーマは「老いない体をつくる」

老いない体をつくるためには運動を継続して行うことが必要

運動の習慣は病気からの回復を促進し、病気を予防する、体力年齢を若返らせる

といった効果があります。その効果を引き出すためには目的に合った運動をする必要があります

「脳」の運動

「心臓・血管」の運動

「骨」の運動

「筋肉」の運動

次回にこれらの解説をします