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新型コロナウイルスパニックから身を守る方法

鍼灸・長岡治療院は5月4日(月)~6日(水)休診させて頂きます。
7日(木)より通常診療になります。
 
院長と哲輝先生が所属する
名古屋大学附属病院 総合診療科 統合ヘルスケアチームのメンバーである
オキシトシン研究で有名な医師の高橋徳先生が
健康(医食住)メディア「元気の学校」から、
コロナ対策についてのインタビューを受けられました。
その内容がユーチューブにアップされていますので、
ぜひご覧ください。

 
 

脆弱性骨盤骨折とは

脆弱性骨盤骨折とは・・・

通常、骨盤骨折は若年者が交通事故などの強い外傷を受けることで、

骨盤が骨折して周囲の血管を損傷し、出血性ショックなどが起こる。

しかし、高齢者の場合は、骨の脆弱性があるため微弱な外力によっても容易に骨折してしまう。

転倒などの外傷により、骨盤(恥骨、坐骨、仙骨)が骨折してしまう。

鍼灸院に来院する、高齢者の「腰痛」、「股関節痛」、「殿部痛」は骨折の鑑別が必要です。

圧迫骨折や大腿骨近位部骨折などは、比較的一般的なので鑑別に上がりますが、

脆弱性骨盤骨折は意外と知られていないです。

鑑別方法としては、転倒歴の聴取、坐骨、恥骨、仙骨の圧痛、体動時の疼痛などを認められたら

脆弱性骨盤骨折を疑います。

当院では、骨折が疑われる症例に対しては、

X線、MRI検査のできるクリニックを迅速に紹介させていただきます。

顎跛行とは?

顎跛行の症例(側頭動脈炎の疑い)

70代男性

主 訴:右側頭部の食時時入浴時の激痛、

微熱、 下腿がだるい

現病歴:X-1年3月右側頭部痛発症

    右頚部のツッパリ感が強い

    36.8℃~37℃台の微熱が続く
    入浴時、夕食咀嚼時に激痛が出る

ため頭を保冷剤で冷やすと楽にな
る。

    脳神経外科を受診

    頸椎X-P、頚部エコー、脳MRI、

検査で異常なし
ほぼ毎日ロキソニンを内服する

西洋医学的所見:

    側頭動脈圧痛(+)顎跛行(+)

    足背動脈、後脛骨動脈共に消失

    上り坂、階段の上りで間欠性跛行

弁 証:血虚?翼血、小陽胆経経気不利

処 置:右聴宮、太衝 風池、胆兪などに

置鍼

経 過:第7診目で顎跛行著明に軽減

NRS10→4

1年半ほぼ毎日続く側頭部痛も

軽減
微熱は36℃台で安定

考 察:※顎跛行とは,咀嚼筋の痛みと疲労

により咀嚼や会話の中断と再開を
繰り返す現象で ”側頭動脈炎”に
特有の症状とされる
浅側頭動脈の怒張と索状肥厚はな
いが、

側頭動脈の拍動の減弱は認め

側頭動脈炎を疑わせる所見も認め
られるので
患者様には鍼治療で痛みに変化が
なければ神経内科をご紹介する旨
を伝え鍼灸治療を開始
経過はとても良好

    鍼灸治療を継続中

    

  

腸内細菌と花粉症

http://www.chibakenyakult.co.jp/health3.htmlより引用

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は「プロバイオティクス」と呼ばれます。

アレルギー疾患(花粉症など)と腸内細菌は相互に関連していることが明らかになっています。

2月も後半に入り、そろそろ花粉の散布が始まる時期になりました。

実は、プロバイオティクスには抗アレルギー効果があり、

花粉症の症状軽減に効果が認められています。
(ビフィズス菌による抗アレルギー効果 日本乳酸菌学会誌 21(2), 112-121, 2010)

プロバイオティクスには、直接的に免疫反応を調節する働きと、

整腸作用を介した間接的な働きがあると言われています。

プロバイオティクスは、ヨーグルトに多く含まれており、

一日200~300gの摂取がよいと言われています。(辨野義己著.「腸内細菌の驚愕パワーとしくみ」p130)

花粉症が気になる方は、プロバイオティクスの摂取を

日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

※ヨーグルトを多量に摂取したからといって花粉症が治癒されるわけではないので注意

※下痢などの消化器症状の強い方は摂取により症状が悪化する恐れがあるので注意

http://n-acp.com

腸内細菌 その4

武田薬品Hpから引用

腸内細菌を乱す原因として食生活の乱れがあります。

特に野菜が少なく、肉中心の食事や、脂質を多く含んだ食事が習慣化すると

腸内の悪玉菌が増加し、腸内環境の悪化に繋がります。

悪化した腸内環境が続くと、腸粘膜の防御機能が破綻し、血中に有害な菌が侵入します。

結果的に、免疫機能が低下したり、内蔵、神経系にも悪影響を及ぼします。

腸内細菌を整えるためには、食物繊維の摂取が重要です。

最初にも紹介しましたが、腸で食物繊維を消化した際に、酢酸、乳酸が生成され、

腸内が酸性に傾くため、善玉菌が住みやすい環境になります。

善玉菌を増やすには、食物繊維を多く含む食材(海藻類、芋類、豆類、緑黄色野菜)、

特に海藻類に含まれるアルギン酸はコレステロールの吸収を抑えたり、

便のかさを増やし蠕動を促進させる働きがあります。

つづく・・・

腸内細菌 その2

大塚製薬hpから引用

腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌があります。

善玉菌は消化吸収を助ける働きや、ビタミンの合成、免疫の調節を行っています。

「ビフィズス菌」「乳酸菌」「乳酪産生菌」などは善玉菌です。

悪玉菌は、ガスを発生させたり細菌毒素を産生したり、発がん物質を産生します。

「ブドウ球菌」「大腸菌」「ウェルシュ菌」などは悪玉菌です。

乳幼児は、母乳を飲み始めると母乳に含まれる乳糖、オリゴ糖などにより

ビフィズス菌が増殖し始めます。悪玉菌は殆どありません。

赤ちゃんの便が黄色く、臭くないのは悪玉菌が少なくビフィズス菌が多いためです。

加齢とともに、善玉菌は減少し悪玉菌が増加傾向となります。

つづく・・・

ノロウイルスに注意!2

ノロウイルスを始めとする感染性腸炎を東洋医学的に考えてみましょう。

腸炎の主症状は、激しい下痢や腹痛です。

腸炎を起こす方の多くは、「脾胃」(消化吸収する能力)を弱らせています。

脾胃が弱い場合、体には内湿(ないしつ)といって水分が停滞しやすくなります。

そんな状態のなか、外寒(外からの冷え)が体に侵入して、脾胃の機能をさらに弱らせると

感染性腸炎にかかってしまうのです。

東洋医学的な予防方法は、普段から「脾胃」を元気にしておけばいいのです。

鍼灸では、足三里、太白、陰陵泉といったツボに普段から鍼や灸をしておくといいでしょう。

また、急性の下痢を発症した場合は、「裏内庭」というツボに灸をすることで

腹痛や下痢の症状の軽減が期待できます。

また、ウォーキングや手足のストレッチは気のめぐりを整えてくれるので、

普段から適度に体を動かすことが「脾胃を元気にする」養生になります。

ノロウイルスに注意!

こんばんは、長岡哲輝です。

ノロウイルスは感染性腸炎の原因菌のひとつで、

冬季(11月~1月)に発生しやすいことが分かっています。

症状としては、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などです。

ノロウイルスはインフルエンザなどと違い、ワクチンがないので感染予防が重要です。

感染経路として、最も多いのは経口感染(口からウイルスが侵入すること)です。

感染の原因となる食品はカキ、しじみ、ほたてなどの二枚貝が最も多いといわれています。

特に、加熱処理されていないカキなどが原因となることが多いです。

二枚貝を食べる場合は、85~90℃以上で90秒以上加熱することが必要です。

また、感染した人の便や吐物には、大量のウイルスが含まれているため、

便や吐物を処理した手などを介して2次感染してしまいます。

食品を直接取り扱う場合は、手洗い、エタノール消毒が大切です。

つづく・・・

しもやけについて

こんにちは、長岡哲輝です。

寒さが本格化してきて、室内と屋外の気温差が激しい時期になってきました。

みなさんも一度はしもやけになった経験があるのではないでしょうか。

しもやけは、手足末端、頬、耳などに起こりやすく、

皮膚が赤く腫れたり、痛み、かゆみなどを引き起こします。

原因としては、寒い風にあたったり、冷たい水に触れたりする「寒冷刺激」により起こります。

寒冷刺激を受けると、血管が収縮して血流が悪くなります。

収縮した血管は元に戻ろうとするため、今度は逆に血管が広がり過ぎてしまい

皮膚が赤くなったり、痛みが起こり、ひどいと水ぶくれのようになります。

しもやけには、血流を改善させるビタミン剤や塗り薬が一般的ですが、

鍼治療でも効果が期待できます。

しもやけの患者さんには「刺絡」という、指先から血を抜く治療を行います。

末端に滞っている血液を抜くことで、血流を回復させ、すみやかにしもやけを解消してくれます。

予防としては、冷たいものに触れない、手袋、耳あてなどで末端部を外に出さないことが大事です。

フィジカルアセスメントの重要性

70代男性、坐骨神経痛(大腿後面の痛み)を主訴に来院される。

信頼をおいている他院の先生から「あなたは坐骨神経痛になりますよ。」と言われたあとから、

本当に坐骨神経痛になったとのこと。

坐骨神経痛では、間欠性跛行、SLR陽性、感覚障害、筋力低下、腱反射の消失

などの理学検査や神経学的所見に異常をみとめます。

また、神経痛を疑う場合、痛みの性質は「ピリピリ」「ジンジン」「ズキズキ」など

比較的、鋭い痛みが起こるのが特徴です。

患者さんの訴えは、“なんとなくだるい”

もちろん神経学的、理学検査所見に異常はありません。

軽い筋肉の緊張が“なんとなくだるい”を引き起こしたと考えました。

坐骨神経痛では無いことを説明し、筋の緊張を緩める鍼とストレッチの指導を行いました。

患者さんの病態を、鍼灸師が鑑別するためには、

フィジカルアセスメント(問診、触診、聴診などの客観的な情報)がとても重要です。

時間はかかりますが丁寧に行うことで、適切な「病態把握」と「病状説明」に繋がるのです。