しもやけについて

こんにちは、長岡哲輝です。

寒さが本格化してきて、室内と屋外の気温差が激しい時期になってきました。

みなさんも一度はしもやけになった経験があるのではないでしょうか。

しもやけは、手足末端、頬、耳などに起こりやすく、

皮膚が赤く腫れたり、痛み、かゆみなどを引き起こします。

原因としては、寒い風にあたったり、冷たい水に触れたりする「寒冷刺激」により起こります。

寒冷刺激を受けると、血管が収縮して血流が悪くなります。

収縮した血管は元に戻ろうとするため、今度は逆に血管が広がり過ぎてしまい

皮膚が赤くなったり、痛みが起こり、ひどいと水ぶくれのようになります。

しもやけには、血流を改善させるビタミン剤や塗り薬が一般的ですが、

鍼治療でも効果が期待できます。

しもやけの患者さんには「刺絡」という、指先から血を抜く治療を行います。

末端に滞っている血液を抜くことで、血流を回復させ、すみやかにしもやけを解消してくれます。

予防としては、冷たいものに触れない、手袋、耳あてなどで末端部を外に出さないことが大事です。