脆弱性骨盤骨折とは

脆弱性骨盤骨折とは・・・

通常、骨盤骨折は若年者が交通事故などの強い外傷を受けることで、

骨盤が骨折して周囲の血管を損傷し、出血性ショックなどが起こる。

しかし、高齢者の場合は、骨の脆弱性があるため微弱な外力によっても容易に骨折してしまう。

転倒などの外傷により、骨盤(恥骨、坐骨、仙骨)が骨折してしまう。

鍼灸院に来院する、高齢者の「腰痛」、「股関節痛」、「殿部痛」は骨折の鑑別が必要です。

圧迫骨折や大腿骨近位部骨折などは、比較的一般的なので鑑別に上がりますが、

脆弱性骨盤骨折は意外と知られていないです。

鑑別方法としては、転倒歴の聴取、坐骨、恥骨、仙骨の圧痛、体動時の疼痛などを認められたら

脆弱性骨盤骨折を疑います。

当院では、骨折が疑われる症例に対しては、

X線、MRI検査のできるクリニックを迅速に紹介させていただきます。