がんと共に生きる人へ。鍼灸がそっと寄り添えること


「治す」以外にも、医療にできることがある

先日、桃山診療所で開催された地域交流会「明日もし『がん』って言われても」にて、

「緩和ケアにおける鍼灸の役割」というテーマでお話しさせていただきました。

がん治療が進歩する一方で、その合間に生まれる「しんどさ」や「孤独」にどう向き合うかが、大切なテーマになっています。

鍼灸は、そんな“治療と生活のすき間”をそっと埋める支援ができます。


鍼灸が支えるのは「からだ」「こころ」「暮らし」

がんサバイバーの方は、痛みやしびれといった身体の症状はもちろん、

「再発への不安」や「家族への気がかり」といった気持ちの揺らぎもあります。

鍼灸は、こうした両方にやさしく働きかけます。

たとえば、

  • 眠れない夜が減る
  • 食事を「おいしい」と思える
  • 家族と笑って会話ができる

そんな“小さな回復”を重ねることで、生活の質(QOL)が戻り、治療に向かう力も湧いてくるのです。


鍼灸は「安心できる居場所」にもなる

鍼灸はがんそのものを「治す治療」ではありません。

ですが、国際的にも「非薬物療法」として一定の効果が認められています。

実際に、がん治療中の80代のHさんは、退院後の生活の中で「先生が来てくれると安心する」と言ってくださいました。
鍼で身体を整えるだけでなく、「誰かが定期的に訪ねてくれる」ことが心の支えになっていたのです。

私たちは、鍼灸院を“第3の居場所”として活用してほしいと願っています。
治療と生活の間にある時間を、“わたしらしく”過ごせるように。


まとめ

がんと共に生きるとは、「わたしとして生きる」こと。
鍼灸は、痛みや不調だけでなく、その人の「日々」を支える手段です。

名古屋市天白区でがん治療中のつらさや不安にお悩みの方へ。


一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
👉 ご予約はこちらから 
https://carecle.com/booking/nagaoka-acupuncture