その人の生きがいを支える鍼灸

名古屋といえば“ひつまぶし”、ひつまぶしといえば“蓬莱軒”
薬味を入れるとマジで味が変わります、すごい。
 
 
今回も症例をご紹介。
 
 
50代 女性
 
主訴 肩凝りと、頭のなかの違和感
 
数年前に更年期障害がひどく、その頃から肩凝りと「頭の中がポンと詰まった感じ」を自覚される。
 
病院で検査するも異常は見つからず。
 
漢方、マッサージ、薬など色々試すも症状は良くならず、当院を受診。
 
 
「身体の症状のせいで、今まで楽しめていたことが自然に楽しめない。」
 
「趣味をしているときも、ずっとどこか緊張している。」
 
と話さました。
 
 
東洋医学的な見立ては「気滞」
 
合谷や肩の筋緊張部などに、ごくシンプルな治療。
 
 
3診目、肩の凝りと、頭の違和感がほぼ消失。
 
今まで楽しめなかった趣味も前向きに取り組めるようになる。
 
 
4診目、母親と海外旅行に行く計画を立てているぐらい元気に。
 
いつもは深呼吸がほとんどできないが、治療後は驚くほど呼吸が楽になるとのこと。
 
 
 
この方も昨日ご紹介した症例と同じく、鍼灸を通して自分の身体の変化を感じて
 
「あ、私ってこんなに疲れてたんだ。」とか
 
「身体が楽になると気持ちも前向きになれるんだ。」と新たな気付きが生まれます。
 
 
 
鍼灸は「痛みを取る」「凝りをとる」のではなく、
 
身体と心の苦痛を和らげ、その人の「夢や目標」「生きがい」を支える
 
そこに醍醐味があるのですね。