ミネラルについて(亜鉛)

亜鉛の働き

亜鉛は成人の体内に僅か2g存在する

成人ではそのほとんどは筋肉と骨中に含まれまるが

皮膚、肝臓、膵臓、前立腺などの多くの臓器に存在し

たんぱく質やDNAの合成に必要なので

胎児や乳児の発育や生命維持に欠かせないミネラルといえる

また、インスリンの合成や免疫反応にも関与している

≪亜鉛が不足すると≫

成長障害、貧血、食欲不振、皮膚炎、味覚異常

性腺発育障害、脱毛、免疫力低下などのさまざまな症状が現れる

≪亜鉛の多い食品≫

抹茶、緑茶煎茶、玄米茶、ココア、牡蠣、数の子、煮干、あまのり

てんぐさ寒天、きな粉、カシューナッツ、いりアーモンド、いりゴマ等

一方、広く用いられている食品添加物の中には

亜鉛の吸収を阻害したり尿中排泄を増加させる物質が多く含まれている

低亜鉛血症は、全身疾患性や薬剤性の味覚障害例でも高頻度に見られ

亜鉛欠乏が多くの味覚障害に関与していると考えられている

従って、亜鉛欠乏を背景にもつ味覚障害例では亜鉛剤の服用が必要となる

コンビニ食等への偏った食生活には要注意ともいえる