腰部脊柱管狭窄症の重症症例

70代♀

主訴:右大腿部の激痛

現病歴:今年の4月ごろから痛みで歩けない

    寝起きや歩行時に右大腿全面~内側の激痛

弁証:気滞血お・右胆経の気の偏在

初診:平成24年5月14日

処置:当初は足臨泣や三陰交で駆お血の処置をしてある程度の効果があったが

   MRI検査を依頼した医師からはL3/4/5後方辷り症、L4/5にて脊柱管狭窄

   の診断で、手術の検討を打診された

   その後、帯脈穴を使うようになってから、症状は緩解し、歩行痛、運動痛は

   消失し、検査を依頼したクリニックを再受診した際には、Dr 看護師等の

   スタッフが歩行の状態の変化に驚き、手術も見合わせることになった

   
   MRI画像所見や臨床所見で重症な脊柱管狭窄症であっても

   弁証論治と取穴が適切であれば、鍼灸治療は非常に有効であり

   画像所見に頼って安易に手術をしなくてもよい症例を

   当院では数多く経験している