皮膚の発赤

青いバラ(可児バラ園)

70才の女性で1週間前から右の乳房全体が真っ赤になっていた
本人は私に相談する
皮膚科に行ったほうがいいでしょうか?
私は言った、鍼治療で早く治りますよ・・と
患者さんは喜ぶ、あちこち病院に行かなくてもいいので
私の家庭医ができたようで嬉しいと・・

問診すると、発病の5日前から風邪をひき発熱、4日間寝込んだ
内科から総合感冒薬や、解熱剤などを処方されていた
熱は下がって、風邪は治ったかに見えたが
風邪薬を飲み続けていたので
内熱をこもらせてしまったのが原因である

薬を止めていただき
2回の鍼治療であれだけ赤かった乳房の発赤はきれいに治った
れい兌という足の指先のツボに刺絡(しらく)という
ごく少量の血を出す処置をしただけである
患者さんにはとても喜ばれ感謝された

東洋医学は常に病の根本的な原因を探って、処置をするので
驚くような効果を見せることも珍しくない
またひとり患者さんを救うことができ
この医学を学んでいて良かったと思う瞬間である