投稿

グレープフルーツの効能

グレープフルーツの効能

グレープフルーツはビタミンC、クエン酸が豊富で、強い抗酸化作用があります

【東洋医学的効能について】

行気和胃(果肉)気の巡りを良くして胃の機能を回復する

解毒(果肉)酒の分解を促進して二日酔いを解消する

化痰(皮)痰を取り除く

下気消食(皮)気の巡りを良くして消化を助ける

グレープフルーツは”寒性”で、体を潤し、気を降ろすなどの性質を持つため、

熱っぽく気が昇っている「肝陽亢盛」で高血圧の方には良いのですが、

「陽虚」で冷え症の方、特に陣機能が弱い方は控えめに

胃腸が弱く「気血両虚」の方や「高齢者」は食べ過ぎると胃腸が冷えて働きが低下するので控えめに

「小児」や「妊婦」の方は、冷えると成長発育を妨げるので控えめにしましょう

[]

うめの効能

うめ(梅)の効能

うめはクエン酸が豊富で代謝促進、疲労回復、風邪の予防の効果があります

うめは風邪に良いといってもだれにでも良いわけではありません

寒気を伴った節ぶしの痛みのある風邪の時は発汗によって治すのが基本ですが

汗をかきにくい方はうめを食べると、うめの酸味の収歛作用によってよけいに

汗の出が悪くなり、邪気を追い出しにくくなります

汗をかきにくい方はうめよりもすりおろした生姜や長ネギを食べるとよいでしょう

【栄養素の上手なとり方】

うめの抗菌作用を期待するなら、生よりも梅肉エキスや梅酒、梅干しを食するようにしましょう

梅干しに用いられる赤シソはシソニンという赤い色素成分を含み

酸化防止作用を持ちます。また塩分も酸化酵素の働きを抑える役割を持ちます

しかし、塩分が多いので、高血圧症の方は一日二個以上食べないようにしましょう

医食同源

東洋医学では摂取する食品によって(加工食品を除く)属性を持っているので

個人の体質によって偏りがないように、個別にアドバイスをします

例えば「サトイモ」は脾胃の補気作用があり胃腸の粘膜を潤して丈夫にする作用があります

良いとは言ってもたくさん食べるとガスが溜まってお腹が張り易いので

「気血両虚」で胃腸の弱い方は食べ過ぎないようにしましょう

もともとお腹の張りやすい「肝鬱気滞」の方も控えめに

またサトイモは体内に余分な水分を溜まらせやすいので

もとから余分な水分が溜まっている「脾虚湿盛」の方や

余分な水分を処理しきれない「陽虚」の方は回復には不利なので控えましょう

このように食品の性質と自分の体質を知ることが本当の「医食同源」なのです

参考の書籍はメディカルユニコーン発行の「東方栄養新書」がお勧めです