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身体によい脂質その4

脂質は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別できる

不飽和脂肪酸は植物油、魚介類、ナッツ類で

常温では液体で酸化しやすいことが特徴

不飽和脂肪酸はさらに体内で作れるオメガ9系と

体内では作れないオメガ3系、オメガ6系に分かれる

つまり脂質は飽和脂肪酸が1種

不飽和脂肪酸が3種の合計4つに分類できる

オメガ3.6.9.系の油はエネルギー源になるほか

特にオメガ3系。9系は生活習慣病の予防に効果的と言われている

身体によい脂質その3

飽和脂肪酸の特徴は酸化しにくいこと

体内ではエネルギー源として働く

バター・ラード・牛脂は適度に摂取すれば問題ない

”大量生産の”パン・クッキー・スナック菓子・インスタント麺などに多い

マーガリンやショートニングなどの人工的に加工された”トランス脂肪酸”は

体内で代謝されにくく血管壁につきやすいなどの問題が指摘され

世界的には使用規制がされつつあるが、日本は規制が遅れていることが問題となっている

上記の食品は成分を知った上で食するべきだ

身体によい脂質その2

脂質の役割

脂質は身体の中に必要な3大栄養素の一つ

1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す

脂質はたんぱく質や炭水化物と比べ

エネルギー効率のよい栄養素である

適度な摂取が必要であるが

特に飽和脂肪酸(牛脂・ラード・バター等)

は動脈硬化の原因となるので注意が必要

以下続く

明日9日(水)は院内研修会の為お休みします

身体によい脂質

最近TVや雑誌などで身体に良い脂質の取り方が

話題に取り上げられることが多くなった

質の良い脂質を摂ることは健康維持には欠かせない

正しい知識をもって健康寿命を目指すために

脂質の解説をしていきます

次回に続く

コレステロールについて

厚生労働省はコレステロールの摂取制限は

科学的な根拠がないとして基準値の上限を撤廃したことを

今日の中日新聞が取り上げていた

日本長寿医療研究所は数年前から

健康で長寿の人はコレステロール値が高いとの

研究報告を出しているのも関わらず

動脈硬化学会や厚労省が基準値を変えることがなかった

「コレステロールの多い食品を食べても血中のコレステロール濃度には

殆ど影響ない。基準値撤廃は折敷に失した」

という富山大学名誉教授の浜崎医師(日本脂質栄養学会理事)

こういった良識のある医師の意見は少数派?

この国には高血圧の基準値で右往左往したように

学会の意見が統一されないために

患者がないがしろにされ

無駄な薬が長期間投与されることは

誰が考えても好ましくないであろう

食材別効能その6

陽虚症に対する食材

”陽”は温煦を主り五臓六腑、気血津液精を温暖にする作用がある

”陽虚”とは陰陽の”陽気が不足”し寒証が生じたものである

これを虚寒という

寒がり、四肢の冷え、寒冷を嫌い温暖を好む

舌は淡泊で胖大、脈は沈虚で無力、甚だしければチアノーゼ、水様便、惰眠傾向となる

治法は補陽で食養生としては

禁忌品:氷飲料やアイス品、冷やしたジュースお茶、

    果物は夏みかん、バナナ、西瓜、梨、柿、枇杷、

    キュウリ、苦瓜、セロリ、竹の子、カニ等

好ましい食品:サクランボ、竜眼肉、栗、クルミ、松の実

    生姜、ニラ、胡椒、南瓜、人参、山芋、
    
    牛肉、鶏肉、エビ、ナマコ、うなぎ、アワビ等

夏に太陽に当たらず、発汗せず、冷飲食をし、エアコンの使い過ぎは

秋から冬に寒邪に侵されやすくなり、風邪や頻尿、関節痛を発症するので

夏の過ごし方が大変重要

食材別効能その5

陰虚証

陰とは血や津液(体液、内分泌液)を意味する

陰虚とは血や津液を消耗した結果内熱が生じて(虚熱)

のぼせやほてり口渇などの症状が現れる

典型的な陰虚証では舌色が紅色が濃く、舌苔がなくなり

舌は乾燥して裂紋というひび割れがみられます

陰虚により相対的に陽気が亢進した状態なので

単に陽気に対する清熱ではなく慈陰潜陽を図る

温燥品、辛辡品、濃厚な味付けは陰を傷つけるので過剰な摂取は厳禁

胡椒・山椒・桂皮・ピーマン・ネギ・生姜・ニラ等は摂取を控えること

甘酸っぱいものは陰化するものが多くお勧めできる

ブドウ・枸杞・レモン・梨・柑橘類・西瓜・冬瓜・きゅうり・ほうれんそう・生蓮根

新鮮な蓮根は陰虚内熱の人には最適といえる

いずれも重要なことは、お勧め食品と禁忌食品を格別に区分して

摂取しないこと、あくまで適切なバランスが大切だ

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食材別効能その4

補血の食養生

1・赤や黒色の有食品を積極的に食する

  これらの色の食品はミネラルやポリフェノールを多く含むものが多く

  造血作用や体温を上げる作用を持つものが多い

  
  トマト・枸杞の実・黒キクラゲ・黒ゴマ・黒豆・鳥骨鶏・レバー

  ほうれん草・金針菜・ニンジン・牡蛎・豚肉

  ブルーベリー・プルーンは特にお勧め
  
  酸味のあるドライフルーツは補血作用を助ける

  冷飲・生もの・脂っいもの・刺激物の摂取は避ける

  甘すぎるものや辛すぎるものは避ける

  ダイエット・朝食抜き・偏食は厳禁

  適度な運動と十分な睡眠が必要

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食材別効能その3

補血の食養生

血虚とは臓腑、経絡に栄養が行き渡らずその原因に起因する症状をいう

血虚の症状:唇は淡泊色、顔色に艶がない、ふらつき、立ちくらみ、動悸

      舌色淡泊、生理不順、月経量の不足、閉経等

対応:陽を補助して益気補血が原則

以下次回に続く

食材別効能その1

気虚証に対する補気の作用をもつ食材別の効能

キャベツ:補腎強筋・健胃止痛・胃十二指腸潰瘍

ブロッコリー:血液浄化・動脈硬化の予防・粘膜強化

カリフラワー・補中益気養血・脂質抑制・抗癌

ササゲ:健脾・利湿・補腎渋精・補腎健胃

香茹:益気補虚・健脾胃・降脂抗癌

えのき:補肝・益胃腸・肝病、潰瘍を主治

さくらんぼ:益気健脾・養胃・除湿・脾胃虚弱

南瓜:潤肺・利尿・解毒・食欲増進

馬鈴薯:健脾益気・消炎解毒・胃潰瘍・便秘

里芋:益胃寛腸・便通解毒・補益肝腎

甘藷:健脾益胃・乳汁促進・腎陽虚・便秘

トウモロコシ:健胃調中・降濁利尿・降血糖・血脂

いんげん豆:和中化湿・消暑止渇・脾虚の食欲不振

落花生:養血止血・潤肺・止咳・利尿・抗老化

栗:養胃健脾益神・補腎強筋・活血

豆乳:潤肺・消化吸収促進・利大小便

豆腐:鎮熱・解毒・利尿・乳汁促進

注)効能にあるからといって同じ食材ばかり食することは当然NGです