めまいの症例成績

当院初診患者さんの主訴:めまい・頭のふらつき

類似する初診時の主訴91症例中、

有効又は治癒が70例(有効率77%)

主訴消失、軽減までの平均治療回数4回

無効・脱落の原因はメニエル氏病の発作

前庭神経炎、頭部CT、MRIでの異常所見ありが多かった

治療成績としては良い評価ができるものだと思うが

頭部CT。MRI検査の医療連携が大切

肉離れ??

中学生のピッチャー

投球動作で腰痛発症

他の鍼灸マッサージ院では

肉離れと言われてアイシングだけの処置

当院での診たては仙腸関節捻挫

患側百会で痛みは消失

肉離れと言われたのには???

第2回発達障害勉強会

昨日は(一社)愛知県鍼灸師会婦人部主催

第2回発達障害勉強会にスタッフ4人と参加した

”発達障害”についての基礎知識の勉強や

親御さんの対応の仕方を学んだ

発達障害の子を持つ母親の子育ての難しさの実例の話や

大人の発達障害の問題などについて質問や疑問に

経験ある鍼灸師が答えていくスタイルで進行した

充実した3時間だった、次回は2ヶ月後

そのうち当院での症例も発表することになりそうだ

親の立場、臨床家の立場から言うと

発達”障害”という表現には違和感を覚えるので

我々は”発達の偏り”と表現するようにしたい

食物繊維の効能

食物繊維はエネルギーにならないと言われて信じられてきたが

大腸の中で腸内細菌の働きで短鎖脂肪酸という脂に変換され

そのことで血糖上昇抑制につながるということが

2014年にフランスの研究グループによって明らかにされた

食物繊維はさらに、インスリンが筋肉と脂肪組織に働いて

糖を取り込ませる働きをしているときに

脂肪組織の側にだけフタをし

筋肉のほうを優先させてくれるという働きもすることが解ってきた

そうするとより太りにくいということになる

血糖値を意識した食事の意味

何故糖質以外の栄養素を含んだ食事をした方が

血糖の上昇を抑えられるのか?

今までは詳しいメカニズムが解らなかったために

世間に普及しなかったようだ

メインディッシュとなるのは主に蛋白質でも、同時に脂質も持っている

たんぱく質を食べるとGLP-1・脂質を食べるとGIPという

消化管ホルモンの分泌量が増えることが解った

そしてGLP-1・GIPはともにインスリンの分泌を促す働きを持っているので

血糖値が上がりにくくなることも解ってきた

またGLP-1もGIPも腸の蠕動運動を抑制するので

糖の吸収速度がゆっくりとなるという側面も指摘されている

食物繊維は元来消化吸収されにくいものなので

同時に食べることで糖の吸収が抑えられる効果がある

最近では6番目の栄養素とも言われている

カーボラストで食べる

血糖値は上がってしまってから抑えるよりも

最初から上がらないようにするほうがより望ましい

食事をする時の順番も大切

野菜が最初である必要ななく

肉や魚が先でもOK

大事なのは糖質をできるだけ最後の方にお腹に入れる

”カーボラスト”にすることだそうだ

以下続く

[htttp://www.n-acp.com]

腰椎圧迫骨折の症例

86才男性

いつも畑仕事に精を出している方が急に腰が痛くなった

腰椎X-P検査では異常を認めないが

ボルタレン坐薬50㎎を用いても痛みが消えない

鍼灸治療数回で坐薬がいらなくなるも

腰椎の叩打痛を認めるので、腰椎圧迫骨折を疑っていた

懇意にしている内科経由でMRI検査を受けたところ

やはり腰椎圧迫骨折の診断でギブス固定となる

高齢者の腰痛は治療経過が良くても

程度によっては早期の精査が必要な場合が多い一例

名古屋大学医学部で鍼灸講義

現役名大医学部生の患者さんから聞いた情報

名古屋大学医学部では選択科目ではあるが

4コマ”鍼灸の授業”を受けることができるそうだ

東洋医学には人一倍興味がある当院患者さんは

当然受講されたそうだ

私の研究会仲間でもある中医師のK先生が講師で

受講された医学生が将来医師になった暁には

少なくとも「鍼灸は見たことも知識もないのでわからない」

という普通の医師にはならないだろうと思う

米国一流企業が鍼治療を福利厚生に活用

米国CBSテレビは2月3日付の記事で

米国一流企業が従業員に提供する福利厚生の一つとして

鍼治療が含まれると紹介した

一流企業は従業員に創造性を発揮させるために

健康的な生活を送る支援を福利厚生に定めており

鍼治療はそのうちの一つであると取り上げている

さらに、世界的にも著名な全米20社の特徴的な福利厚生を紹介しており

ツイッター社は従業員が社内で鍼治療を受領できる施設を提供していると伝えている

ちなみに、一流企業ではない当院では、院長はじめスタッフの健康管理に

院内での鍼治療を開業当初から取り入れている(言うまでもない?)

さらに院長は開業以来、風邪も含めて病気で

診療を休んだことは一度もない・・・これも鍼のお蔭

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