風邪が治りました

昨日までの風邪は今日の昼からすっかり回復

信頼している薬剤師の先生に相談に行き

麻黄湯で発汗しなかったことと

脈の状態を伝え(薬剤師は脈診はできないため)

桂枝湯を試すことになった

桂枝湯は風寒表証で表寒表虚証に使う薬

麻黄湯は風寒表証で表寒表実証に使う薬

いつもの自分なら風寒表証の脈状は”浮弦数”

麻黄湯でよいはず

今回の脈状は”中位で緩滑”

桂枝湯証でどんぴしゃだった

要するに疲れて生気が少しく弱っていたので

麻黄湯では強すぎ、桂枝湯がちょうどよい塩梅だったということ

実際内服して1時間で微熱は取れてだるさはなく、

鼻水も出なくなり、いつもの元気を取り戻すことができた

明日の大切な患者さんの結婚式は晴れ晴れとした気分で参列できそうだ

風邪をひきました

不覚にも風邪をひいてしまった

この2ヶ月休日がなくお疲れのところに

一昨日の低温で寒邪に負けたようだ

風寒表証のまま2日経過

漢方薬と鍼で早く治して

週末の患者さんの結婚式にスッキリして出席せねば

開業以来病欠したことがないのがささやかな誇りなのです

院内勉強会

今夜は院内勉強会

①院長からスタッフへの連絡事項

②13日の名大公開RTDの報告

③12日聖霊病院でのモクサアフリカ講演の聴講報告

④体表観察実技

⑤最近温灸が多くモグサの煙で換気扇のフィルター詰りのため

 スタッフはフィルター交換

10名が参加予定

結婚8年目で妊娠!

39才挙児希望

結婚後8年間一度妊娠するも初期に流産

以後タイミング法~人工授精~体外受精を3回するも妊娠に至らない

当院受診3ヶ月4回目の体外受精で妊娠確認

結婚8年目で念願の妊娠に至り経過は順調

胚移植の2日前まで補腎の鍼と

子宮穴に生姜灸を続けていた結果

胚移植後の子宮内膜の厚さは12㎜

今までで最も厚くなっていたとのこと

子宮穴への生姜灸は卵巣動脈と子宮内膜の血流を促す

結果として質の高い卵子が採取でき

子宮内膜が厚くなることで着床を促す作用が確認できたと考える

名大第1回公開RTD

昨日は日本初の

公開ラウンドテーブルディスカッション

80名の聴衆の前で

20名の名大統合ヘルスケアチームが2つの症例検討

誰も見たことがないディスカッションについて

参加者からは多くの質問やご意見を伺うことができた

「どこに行っても治らない患者さんにとって

20人のメンバーが真剣に討論していることは

大きな安心感に繋がる」

名大病院の某医師からは

「血圧が高いから問診もせずに降圧剤を出す

血糖値が高いから生活習慣を聞かずに血藤降下剤を出す

このような医療とは言えない医療行為が多く行われていることを憂いている」

統合医療の先駆者の織田医師は

「鍼灸師が集める膨大な患者さん情報を

名大病院とオンラインでつながる電子カルテが完成した

数万人と言われる開業鍼灸師が使うことで

患者さん情報のデーターベースが主治医と共有でき

鍼灸治療経過を集積することが鍼灸のエビデンスとなる」

と熱く語られた

最後は懇親会で盛り上がって

チームとしての一体感を強く感じた一日であった

このチームの医師たちは本当に素晴らしい

開業医との連携その2

圧迫骨折の疑いの患者さん宅に往診中

主治医の医師から電話で問い合わせがあった

X-P検査では異常はないが叩打痛が認められること

骨密度が半年間で急激に低下していること等の現況をお伝えしたところ

骨粗鬆症の薬を見直して処方していただけることになり

「鍼灸治療が一番良いので長岡先生には是非継続して治療をお願いします」と主治医

喜ばれたのは患者さん

「信頼している医師と鍼灸師がこういった連携を取ってもらえることがとても嬉しい」

と安心された様子

こういった医療連携こそ患者さん中心の真の「統合医療」と言える

明日は名大医学部で日本初の「公開ラウンドテーブルディスカッション」

傍聴する医療従事者は100人と満員御礼

自分はケース2の症例の発表を任されているので

名大医学部総合診療科統合医療研究チームの一員として

公開RTDを成功させるために頑張りたい

開業医との連携

近隣の開業医との連携は

28年前から取り組んできた

お蔭で保険治療の同意書の発行については

ほぼ円滑にできている

最近ではできるだけ治療経過も報告するようにしており

鍼灸への見方も変わってきているように感じる

難治性の坐骨神経痛の患者さんを

「長岡先生に診てもらえばいい!」

と医師が鍼灸治療を勧めてくれることが最近あった

鍼灸治療というより「長岡に紹介すれば安心」

と思っていただいているのでとても嬉しく思う

院内勉強会

今夜の院内勉強会は

①WFAS参加報告

②問診トレーニング

③体表観察

参加者10人

21:00~22:30

院内勉強会は開業以来続けている大切な時間

風邪にご注意

昨日までの寒さで

風邪の患者さんが多い

殆ど風寒表証なので

合谷や外関の鍼

少商の刺絡で殆ど早期に寛解する

寒気を感じ,熱がなければ

肩甲骨の間の上の方に

カイロを貼って温めると初期で収まることが多いので

風邪をひきやすい人は、貼るカイロは常備しておくと良い

但し寝るときは禁忌です

モクサアフリカの活動

世界鍼灸学会連合会学術大会に参加して

世界中の鍼灸に関わる人々の研究や交流ができたことは大きな収穫だった

なかでも注目したのは

アフリカで蔓延している結核とエイズの撲滅に向けて

お灸を広める医療ボランティア活動を続けている

「モクサアフリカ」という団体の報告だった

アフリカで蔓延している結核・薬剤耐性結核に対して

足三里にお灸することによって結核が治っていくことを経験

RCTの結果によりお灸が素晴らしい効果をあげることが証明された

僅か数人の鍼灸師が南アフリカやウガンダに赴き

現地の看護師を通してお灸の指導をし

お灸の技術を覚えた看護師が

患者さんに伝え、患者さんが自ら毎日お灸をして健康を取り戻している

抗生剤に比べるとお灸は比較できないほど安い医療

一年間のモグサ代が1週間分の抗生剤と同等のコストで

しかも副作用はほとんどなく安全で、感染症のリスクがなく

感染症を治すことができる究極の医療がお灸なのだ

11月12日名古屋市聖霊病院でモクサアフリカの創設者

マリーン・ヤングさんの講演会があるので(無料)

興味がある方は是非参加を

[http://moxafrica-japan.strikingly.com/]