福岡先生Happy Birthday!!

6月12日は福岡先生のお誕生日でした!

福岡先生の優しい笑顔に患者さんも、スタッフも(笑)いつも癒やされています。

患者さんへの丁寧な対応や、細やかな気遣いがいつも行き届いていて、とても尊敬しています!

美味しいケーキとともに、みんなでお祝いしました!!

福岡先生、おめでとうございます! 

いい一年にしてくださいね~

認知と行動を変える その2

「職場の同僚に毎日、後輩の愚痴を聞かされる」というストレス状況を例にあげ、

「認知」と「行動」の新たなパターンを考えます。

「〇〇(同僚)も疲れているんだな、それで気持ちが楽になるなら少し付き合ってあげよう」

「これ以上付き合っていられない、今日は思い切って断って突き放してみよう」

「そもそも、いつもいい顔をして聞いている自分が悪いんだ、今度時間をつくって気持ちを伝えよう」

どれが正解か不正解かではなく、これだけの選択肢が自分の中で考えることができます。

そして、その中でストレス状況を解決できそうな選択肢を同定し、実行します。

ここまでの話は、臨床心理士の伊藤絵美先生の著書

「認知行動療法入門1」にかかれている内容を自分なりにまとめて記載しました。

更に理解を深めたい方は、ぜひ購入してみてください。

ストレスに悩んでいる人の力になるためのヒントが必ずあると思います。

認知と行動を変える

認知行動療法は、自分のストレス問題に対する

認知(考え方)と行動を変えることで、自己変容を促す療法です。

では、ストレス問題に対する「認知」と「行動」とは??

例えば、「職場の同僚に毎日、後輩の愚痴を聞かされる。」

というストレス状況があったとします。

このとき、頭にパッと思い浮かぶ自動思考が「認知」です。

自動思考とは?
https://blogs.yahoo.co.jp/n_harikyu/72830660.html

「あぁまた今日もか、もう勘弁してほしい。」

「もうこの人の話には付き合っていられない。」

「私じゃなくて、別の人に相談してよ」

などが、自動思考にあたります。

では、その状況に直面した、人がとった行動をみてみると・・・

笑顔で「どうしたの?」と答える

下を向いて顔を見ないようにする。

なるべくその人には近づかないようにする。

などの行動をとっていることがわかります。

この状況は「同僚の愚痴を聞かされる」という、解決できる問題と考えられるため、

自分の「行動」を変えてみることにしました。

つづく・・・

認知行動療法について

認知行動療法(Congnitive Behaviorral Therapy;CBT)とは・・・?

ストレスの問題を「認知」と「行動」の側面から、自己解決していく方法。

うつ病、パニック障害、不安障害などの精神疾患の治療方法としても知られています。

認知行動療法は、その名の通り

ストレス問題に対する、認知(考えかた)と行動を変容させることで、

自己変容を促す療法です。

ストレス問題には、

1.解決できる問題(結果を変えられる)

2.解決できない問題(結果を変えられない)

があります。

解決できる問題の場合は、自分自身の「行動」を変えることができます。

解決できなければ、問題に対する認知(考え方)を変える必要があります。

つづく・・・

ストレスを客観化してみる

日々、ストレスを感じることはたくさんありますが、

「ストレスってなんだろう?」と考えたことはありますか?

「職場の上司が口うるさくてストレス」

「仕事が山積みでなにからやっていいかわからずストレス」

「彼氏に振られたストレスでやけ酒をした」

いろいろありますが、ストレスを大きく分けると

1.ストレス状況

2.ストレス反応

に分けることができます。

ストレス状況は、まさにストレスを感じている今の環境のことです。

「職場の上司がうるさい」「仕事が山積み」などです。

ストレス反応は、ストレス状況によって表れた、自分個人の反応です。

「やけ酒をした」「カラオケにいって発散した」などです。

ストレスを客観化するためには

まず、自分自身でストレス状況とストレス反応を振り返り、

紙に書くところから始めます。

つづく・・・

内なる声に気づく

不安は、いつ誰にでも起こる感情ですが、

不安を感じてもうまく対処できる人と、そうでない人がいます。

その違いどこからくるのでしょうか?

「自動思考」と「スキーマ」について

ある出来事に対してパッと思い浮かぶ考えを「自動思考」といいます。

例えば、休日の朝、「今日はいい天気だな、どこかに出かけようかな。」

待ち合わせギリギリの時間に、「この信号を逃すと間に合わない、走らなくちゃ!」

など・・・

「今の気持ちを言葉にしてください。」

といったときに出てくるものが「自動思考」といえます。

「自動思考」は“浅い思考”であり、

一日の中で何回も、頭に思い浮かんでは消えを繰り返す考えのことです。

反対に意識にのぼらない、より深いレベルにある思考を「スキーマ」といいます。

待ち合わせに遅れそうになっている人に「なんで走るんですか?」と聞いたら

「遅れそうなんだから走るのは当たり前でしょ!?」と言われるのは当然ですが、

これは無意識的に、「遅刻はいけないことだ!」「遅刻したら怒られるかもしれない!」

という深いレベルの思考「スキーマ」があります。

スキーマはその人にとって、当たり前の「価値観」や「信念」と言えます。

つづく・・・

水曜勉強会開催!

今日は、院内勉強会。

上半期は頭を西洋医学に切り替えて、

現代医学的に運動器疾患の鑑別や治療について勉強しました。

いよいよ、残すところ膝関節と腰のみ!

今日は膝関節周囲の経穴、筋、関節などの触察と、理学検査のおさらいをしました。

長岡治療院の勉強会は、みんな楽しみながら、新しい知識をアップデートしています!

院外からの見学や参加も随時募集しています!

一度ご連絡ください!

毎週水曜日21:00~22:00が勉強会です。

不安について 2

顔に表れる不安は、表情だけではありません。

「まばたきの回数」は不安と関連しています。

まばたきにはドーパミンが関係していると考えられています。

不安が強い場合、ドーパミンの分泌は過剰になり、まばたきの回数は増加します。

ドーパミンの分泌が低下するパーキンソン病では、反対にまばたきは減少し、

表情に乏しくなります。

不安が強い場合の身体所見のまとめ

・まばたきの回数
・高血圧、頻脈、手指の冷え、発汗
・目を細める、目をこする、眉間にシワを寄せる
・下唇を噛む、歯を食いしばる
・ため息が多い

患者さんから不安感について話されることは多くありません。

治療者は、患者さんの表情や仕草などから、不安を感じ取れるスキルが必要です。

第60回 愛知県鍼灸師会研修会に参加

昨日は、名古屋市立大学医学部附属病院で行われた、愛知県鍼灸師会の研修会に参加しました。

講師は、鍼灸師の伊藤和真先生でした。

緩和ケアと鍼灸についてのご講演と実技を披露していただきました。

緩和ケアは、がんなどの難病を抱えている患者さんの苦痛を軽減を通して、

QOL(生活の質)を高めることが目的です。

緩和ケアにおいて鍼灸は、積極的治療(手術、抗がん剤、放射線)を行っているときから、

亡くなるまで、すべての期間で治療を行うことができます。

術後の疼痛から、抗がん剤の副作用の軽減、終末期のケアなど幅広い適応があります。

伊藤先生は、触れることの重要性、適切な刺激量、批判的吟味について強調されていました。

伊藤先生は、京都大学にて博士号(人間・環境学)を取得されています。

研究に携わった方に共通しているのは、批判的に吟味する能力が身についていることだと思います。

常に頭で「なぜ?どうして?」と自分に問いかけ、最善を模索する姿勢です。

ひとつの治療法や、理論に固執せず、幅広い視点で診療に取り組む姿勢には大変共感しました。

日々の忙しさのなかでも、批判的吟味・思考を忘れないようにしたいですね。

不安について

不安になったり、心配事があって気分が落ち込むことは誰にでもあります。

しかし、病的な不安は日常の些細なことでも過度に不安を感じて、それがなかなか頭から離れません。

不安が長期間続くと、胸がドキドキ、冷や汗、呼吸がしにくいなど身体症状が現れます。

このような状態を「不安症/不安障害」といいます。

実は、「不安障害」は「うつ病」よりも多いと言われています。

鍼灸院でも遭遇することの多い病態です。

不安を感じている人は、表情や仕草、話し方に表れます。

たとえば、目を細める、眉にシワを寄せる、下唇を噛むなどは、不安を感じているサインです。

眉をハの字にした、こんな顔→(´・_・`)も不安そうな様子を感じます。

つづく・・・