冷えと熱

40代♀

素体としては冷え症

根菜類や生姜などで温補のために食養生をされている

しかし、夏至を過ぎてこの猛暑

内熱をこもらせている

この時期に体を温める食品は逆効果

夏は旬の夏野菜で体の内熱を冷ます必要がある

季節の陰陽に合わせた食養生が必要なのは言うまでもない

介護予防運動指導員

5年前に介護予防指導員という資格を取得した

東京都老人総合研究所が主催する研修会で

講習を受けたのが資格取得のきっかけ

この資格は様々な教育機関でも行われているが

東京都老人総合研究所の認定した認定証が最も信頼性があるらしい

高齢者の筋力の低下によって

転倒→大腿骨頸部骨折→入院手術→車いすor寝たきり

という要介護に至る図式を元から絶つ為には

原因として最も多いふらつき、つまずき、転倒を予防する為の

下肢の筋力増強運動を指導することが必要

通院中の患者さんでリスクの高そう方には個別に運動指導をしている

将来は院内でマシントレーニング、マット運動等を指導して

要介護者を増やさないように社会貢献したいと考えている

しかし今の院内でどこでするの?という声があるのでどうしたものか思案中です

熱中症の鍼治療

このところの熱さで熱中症の患者さんが増えている

本人は熱中症の自覚はないが

体表観察すると舌は紅舌或るいは舌先紅刺、百会に熱

脈は浮弦数、主に中焦から上焦にかけて体表の熱、顔面紅潮

頭痛や体のだるさ、などを訴える

微熱程度でも所謂熱中症の所見

合谷、身柱、百会等で清熱の処置

百会や少商、少沢などに刺絡

即効性があり治療後にはすっきりして帰宅できる

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東京出張

今日は一日東京で(公益社団)日本鍼灸師会の全国保険部長会議があり

愛知県から代表として出席した

北海道から九州まで全国の各県鍼灸師会の保険部長が集結

日本鍼灸師会保険局から最新情報が収集できる

また、保険取り扱いについての各県の状況を知ることで

愛知県で保険取り扱いの円滑な運営に活用される

鍼灸の保険を取ります状況は10年前と比べると

取り扱い高の右肩上がりである反面

厚労省や保険者からは注視されるようになり

当然のことながら適正な保険運営を求められている

しかし、最も大切なことは、患者さんの利益に繋がるように

今の鍼灸保健医療の改革を進めることだ

私が元気な理由

今日患者さんに質問された

先生はいつもこんなに忙しくても

患者さんの話をよく聞いてくださり

病気の人ばかり診ているのに

どうしてそんなに元気なんですか?

詰る所この仕事が好きなんですよ!

こうして患者さんと会話して

東洋医学の原理、原則に従って鍼を打って治っていく

これが”快感”なのである

こんなに素晴らしい仕事をさせてもらって幸せ者だ

自称”天職”と嘯いている

小さいストレスはあるけれど引きずらずに、溜めこまない

好きな趣味をたくさん持ち、たまに友人と酒を飲み語りあう

こんな生活ですが、毎日が楽しいから元気でいられる

そして、月に一度の奈良の藤本漢祥院での鍼治療

長生きしていつまでもこの仕事を続けたいと本当に思っている

ジストニア

ジストニアとは自分の意思に反して、筋肉の収縮や硬直が持続したり、繰り返し起こる病気

原因不明で難治性

頸が自分の意志に関わらず回旋する「頸部ジストニア」が多い

回旋する方向と反対側の胸鎖乳突筋の不随意収縮がおきる

SD(痙攣性発声障害)という声が震えて息苦しくなったり、

大きな声を出すと横隔膜が痙攣をおこす病態もある

鍼治療は有効で10数例の症例があるが

最近は全ての症例で有効性が確認できるようになった

体の空間的な上下左右の歪を整える鍼

主に後谿・太衝・肝兪を使って効果を上げている

SDについては、呼気を司る「肺」の募穴「肺兪」の左右整えの灸が奏功する

この疾患の鍼灸の有効性についてもEBMが得られるように症例を集積し

学会で発表したいと考えている

北辰会臨床部会

昨日は当院スタッフ2名も参加し

大阪で北辰会臨床コースの勉強会に行ってきました

午前中は背候診といい背中のツボの触診の実技トレーニングを2時間みっちりしました

二人一組でお互いの身体を提供して見せあいますが

相手は入会3年目の開業医師(小児科・皮膚科)でした

多忙な診療の合間の貴重な休日に、京都から中医学の勉強に診えるという向上心に敬服しました

この先生は全ての患者さんの脈診をすると聞いて、驚きましたが

患者さんからは両手の脈を診てもらうだけでとても喜ばれるそうです

病気を見て病人を見ないとよく言われる西洋医学において

脈診や腹診を丁寧にする医師が増えることは好ましく思います

http://wwwn-acp.com

北辰会臨床部会

明日は大阪で「北辰会臨床部会」の勉強会に参加する

スタッフ2名も同行

同じ仲間と共に切磋琢磨することは良い刺激になるものである

明日は朝が早いので今日のブログはここまででご容赦ください

また勉強した内容を報告します

漢祥院治療

尊敬する師匠「藤本蓮風先生」

昨日の休日は2カ月振りに

奈良の藤本漢祥院で鍼治療を受けてきた

師匠の藤本蓮風先生は67才を超えてなお一日80人を超す

患者さんの治療をされている自称「鍼狂人」である

全国から難病患者さんが訪れる日本有数の鍼灸院

300年以上続く鍼灸師の家系の14代目

中医学研究会では日本有数の「北辰会」を主宰するリーダーでもある

最近では中部圏の患者さんがいると、私の治療院を一番に紹介してくださる

このことは私に全幅の信頼を置いて頂いている証と考え

光栄に感じている

藤本漢祥院のアドレスは

http://www.asahi-net.or.jp/~iy3t-fjmt/

記録的猛暑

気象庁によると、山梨県甲州市(勝沼)では最高気温38・5度

甲府市で38・1度、三重県桑名市では37・5度を記録。

いずれも統計開始以来の6月の最高気温を更新した。

統計開始以来の猛暑という言葉が陳腐化するほど近年の温暖化は著しい

一昨日までは寒湿邪

昨日からは暑邪が旺盛に

発汗の程度によりスポーツ飲料などの摂取

冷房の冷え過ぎには要注意