ヘルニアMRI画像の変化

50代女性腰椎椎間板ヘルニア

動けないほどの痛みがあった

13年前のMRI画像と

定期的な鍼灸治療で痛みが消失し

最近撮影したMRI画像の比較をした

上の写真が13年前

L4/5で椎間板が膨隆が認められ

整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断された画像

下の写真は最近撮影

L4/5の椎間板の膨隆は消失している

主訴は消失して運動も仕事も全く支障がない

13年も経過しているので自然治癒ともいえるが

毎日腰の負担のかかる仕事を続けながらの13年を考慮すれば

毎週欠かさず鍼灸治療を続けた結果として評価ができると思う

アンガーマネジメントとは?

会社の上司や部下にイライラしたり

いうことを聞かない子供を怒鳴ったり

妻や夫の行動や言葉にイライラ

こんな経験は誰でもあると思う

イラッときても「6秒程度考える間をおく」ことで多くの怒りは静まる

突発的に起きた怒りの感情は、長くて6秒しか続かないという

これは”アンガーマネージメント”という心理学の手法

”アンガーマネージメント”とは

1970年に米国で開発され、2000年代に入ると

怒りやストレスをコントロールすることに使われるようになった

要約すると

①衝動のコントロール
 「怒りの感情のピークが過ぎるように6秒待つ」

②思考のコントロール
 相手の行動を
 1)全く問題ないこと

2)少しイラッとするけれど許せること

 3)許せないこと
 の3つの基準に分類する
 2)の「少しイラッとするけれど許せること」を意識的に広げるようにする

③行動のコントロール
 怒りを
 1)重要かどうか
 2)変えられるかどうか
 という2つの軸に分類して行動を考える
 「変えられないけど、重要ではない」なら仕方がないと思えるようになること

②と③については自分の基準をしっかり持ち
「相手やその時の気分によって変えないことが大切」

意識して練習すれば誰でもできるようになるそうだ

日頃からイライラしやすい人は試してみては?

腰椎分離症治癒

中学生クラブチームのサッカー選手

昨年11月に腰椎分離症の診断

試合に出れない、全力での練習ができない日が続くが

根気よく体幹トレーニングをしながら

鍼灸治療通院9ヶ月

100%のパーフォーマンスで

練習、試合ができるようになった

途中何度もサッカーを諦めかけるも

父親や周囲の励ましもあったが

なにより本人の強い意志が原動力となって治癒に至った

T君よく頑張ったね!

※13日~17日休診の為、ブログもお休みさせていただきます

歯痛が原因の逆流性食道炎

リウマチ性多発筋痛症が鍼灸治療で治癒し

定期的なケアをしている患者さん

鍼治療で治っていた逆流性食道炎が再発したという

丁寧に問診してみると

歯科でブリッジの治療を受けてから

周囲の歯の痛みでご飯を食べても歯が痛いという

ブリッジを作った歯科ではこれ以上治療の方法がないと言われ

他の歯科で、もしかしたらブリッジが原因かもしれないと言われた

逆流性食道炎はストレスによる胃気の上逆が原因

根治には質の高い歯科治療が優先であることを

懇懇と説明し、ようやくもう一度歯科で診てもらうことに

不安そうな表情から察して突っ込んで問診した結果

漸く聞き出せた情報であった

気の小さい患者さんには最新の注意が必要

熱中症にご注意

最近軽い熱中症と思われる症状の方が多い

主訴は頭痛・めまい・吐き気

多くは日中長時間外にいることで水分摂取しても

熱がこもってしまい発症する

鍼で清熱し、場合によっては刺絡が有効

夜になっても気温は下がらず

熱帯夜は死語となった

熱中症に注意しつつ

時にはしっかり発汗させることで

体内の熱を冷ますことができる

冷房の部屋に入りっぱなしも注意が必要

脱水症のリスクを舌で診る

めったにTVの健康番組は見ないが

昨日TVで脱水症になりやすい人を

舌診で見分ける方法を医師が解説していた

米国での研究で多くの人の舌を観察した結果

裂紋(舌のひび割れ)ができると脱水症のリスクが高いという

東洋医学の診たてでは

①裂紋と舌表面の乾燥がある

②舌苔があって乾燥している(燥苔)

③紅色がきつく、かつ光滑舌

等々に分類しかつ重症度も判別できる

舌の色、苔のあるなし、苔の色、乾燥、裂紋の有無

多くの情報で判断し、患者さんには個々に

水分摂取が適切か否かを指導している

医師が舌診に着目したことは意義深いが

全ての米軍キャンプの兵士の健康管理に

鍼治療を取り入れている米国らしい研究

深部静脈血栓症

70代の女性

ある日突然片側の下肢が1.5倍に腫れて

紫色になったという

内科経由で総合病院に転院し

「深部静脈血栓症」の診断で入院となった

この病気は自覚症状が乏しいことが多いが

肺塞栓症を引き起こすと命取りになることがある

一時エコノミー症候群ともいわれ

長時間の車や飛行機の移動で下肢の静脈が圧迫されることによって

発症することが多いといわれているが

原因が特定できないこともあり注意が必要

突然の片側の下肢の浮腫を認めた場合

念のために血管外科への受診を勧めるべき

ゲリラ雷雨

この夏に名古屋市天白区周辺に

3回ゲリラ的に突然の激しい雷雨があった

今日も15:30~16:00土砂降りの雨が降り

気象レーダーを調べると

突然当院周辺に雨雲が発生しほぼ移動しないで消滅した

地形的に上昇気流が発生しやすいのかもしれない

地球温暖化を実感する気象現象といえる

鍼灸の多様性

他の鍼灸院で治療したが治らず

当院を受診する患者さんは結構多い

鍼灸治療には様々な流派があるが

どこにも属さない鍼灸師も多い

他の鍼灸を受けていて治らなくても

我々が研究している北辰会方式で診たてると

簡単に解決することは多いので

むしろ治療はしやすいと言える

診たてるまでの時間の掛け方に比して

シンプルな治療と直後の効果に驚かれることが多い

照海の効能

猛暑と熱帯夜で腎陰を消耗して

上実下虚となり

下半身のだるさ、頭痛、眩暈

酷いと熱中症になる

足の少陰腎経の照海の左右差を調べ

虚側に少し長めに置鍼20~30分

上焦の内熱(虚熱)は速やかに冷める