照海の穴性

足少陰腎経の「照海」はとてもよく使う経穴

虚している側に2番~5番の1寸の鍼を

横刺で肝経の方向に向けて5分程度刺入

10分~30分の置針をする

どういった症状に使うかというと

腎陰虚証に対して補腎と陰液を補う処置が基本だが

心身が疲弊している状態を見事に回復させることを多く経験している

置鍼時間は最低20分~30分

緊張が緩み元気が出てくるのは治療を受けた患者さんが知っている

体が軽くなって、睡眠も深くなる

抑鬱状態も改善するので

心肝のバランスを整える作用もあるようだ

子供の先天的疾患には金の古代鍼で斜めに接触するだけで

癲癇・重症筋無力症・発達障害・夜尿症等々にとてもよく効く