第62回学術大会参加

(公社)全日本鍼灸学会学術大会(九州大会)

スタッフ6名と2日間参加した

症例や研究報告の演題が279題

大会場でのシンポジウムや基調講演、セミナーが10題

実技セッション3題

ランチョンセミナー2題

その他ワークショップ・市民公開講座と盛り沢山であったが

最も印象に残っ講演は、我々と流派は違うが

鍼灸臨床50年の首藤傳明先生の言葉だ

「以下要約」

毎日の臨床の理想の姿として

天皇陛下の心臓手術を担当した順天堂大学心臓血管外科教授

天野篤氏の言「手術中は頭を使っているのは15%くらいです。

85%くらいは反射的に手を動かさないといけない。

例えばピアニストに似てますよね。今弾いているところの

先の楽譜を見ているように、外科医は手術の先にあるところを見ています」

脈を診る、腹診をする、皮膚を触診する、経穴を探る、

鍼を持つ指がしなやかに動き、頭で考える前にツボに

指が止まり、鍼を打つ。勿論理論的な裏付けがなされた上で・・・

技術は突き詰めるとき”技”ではなく”道”に達する

プロフェッショナルとはかくあるものと思っている

僕は不器用なので、並み鍼灸師の3倍努力している

日々全力投球、精進を続ける大先輩の言葉は重い

(公社)全日本鍼灸学会HP http://www.jsam.jp/

大会内容の演題を見ることができる