リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症とは?

リウマチ性多発筋痛症(PMR)は、

全身の関節や筋肉痛を起こす病気で、

血液でCRP高値、血沈亢進などの炎症反応を認めるのが特徴

西洋医学では原因不明とされている

70代♀

昨年2月肩関節の突然の痛みから発症

両肩関節・膝関節・頚部・手指関節など

全身の関節痛に襲われる

夜間痛もあり眠れない

4カ月後に名市大病院膠原病科でリウマチ性多発性筋痛症の診断

プレドニゾロン5㎎処方される

最も痛みの激しい時期に来院

”熱着痹”と診たて少数診による治療を始める

一ヶ月で日常生活に支障がない程度まで

全身の痛みや関節可動域が改善

CRP 血沈共に正常値に

プレドニゾロン2.5㎎に減量

以後極めて経過は良いが

主治医が慎重なのかプレドニゾロンの中止に至らない

この病気は少量のステロイドの処方が著効するのが特徴だが

中止により再発することがあることが中止に至らない理由

だからこそ鍼灸治療の併用が望ましいと考える

平行治療によりステロイドからの離脱も可能になると考える

脈診、舌診、共に良好

医師サイドから見れば

鍼治療の介入によってステロイドの減量、

中止が可能になる為のEBMが必要なのであろう

次回診察時に鍼治療を併用していることを伝えて

医師の指示を待つことにした

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