研修会

26日に京都で北辰会の夏季研修会が開催され、参加してきました。

私が参加したのは、体表観察・実技上級者コースで、
苦痛を訴える患者さまにたいして、どういった手法で診察し、治療をするかという、鍼灸臨床の最も大切かつ、奥の深いテーマでありました。

体表観察とは・・
生体の体壁を治療家の手指をもって、直接按じて診ることを中心として、
体表及び体内の状態を察知することであり、この中には、気色、色、形態等を視覚を通して観察することなど、直接体表に触れないで行う間接的体表観察も含まれます。

その内容は、
1・顔面診 2・眼診 3・爪甲診 4・舌診 5・脈診6・腹診 
7・原穴診 8・背候診と数多く、一つ一つここで解説するのは膨大な内容になるので今日は控えますが、東洋医学では、西洋医学と大きく違うのが、この体表観察の内容の深さであるといえます。検査機械や血液検査などの数値だけでは現れない、微細な体表の病的な状態を、見て、触って、詳細に観察することがとても大切なのです。

体表観察した結果として、どういった治療をするのかという、治療方針が見えてくるのです。