日本不妊カウンセリング学会

【日本不妊カウンセリング学会参加報告】
 
 5月31日から2日間東京の虎ノ門で、上記の学会に参加してきました。
不妊症で悩むご夫婦の、精神的なケアをし、適切な治療のアドバイスをする専門の「認定不妊カウンセラー」を目指すための勉強です。

妊娠を望み2年以上夫婦生活を営んでも妊娠に恵まれない場合を「不妊症」と定義し日本人は約10%あるといわれています。

 「赤ちゃんはまだ?」結婚した夫婦に対する周囲の何気ないこの一言に、心が傷つき悩む女性は少なくないと思います。この言葉には、わが国に伝統的な、根強い「子供のいる幸せな家庭」という暗黙の了解や、周囲からの跡継ぎに対する期待がこめられているだけに、なおさら子宝に恵まれない夫婦、ことに妻にとってはつらい響きを帯びて聞こえるのです。
 
 かって、子供は子宝としいわれ、授かるものと考えられていたが、最近の医学、医療の進歩および人々の価値観の変遷に伴い、子供は産まれるものから産むものへ、さらに、つくるもの、また、つくられるものへと、その捉え方が変わりつつあります。
 ただ、子宝に恵まれない人々が最先端の医療に対して期待を持っていることも事実です。その一方、医療や人生に対する選択肢が増したために、かえって悩みや不安を抱く人が生じている事実は否めません。ところが、子供ができないことを恥ずかしいこととして相談を躊躇したり、あるいは相談することでその恥を世間に知られるのではないかという恐れが伴うため、なかなか相談できず、その結果、また一人で悩むという悪循環に陥りやすい傾向は今でも根強くみられます。

こうした不妊の人々の悩みに応えるべく、この分野においてもカウンセリングの必要性がうたわれ始めたわけです。
カウンセリングの役割としては大きく以下の3つがあげられます。
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心の悩みの解決

この学会参加を機会に、微力ながら不妊に苦しんで悩んでいる女性や夫婦の
手助けができればと考えています。
そこには、東洋医学(鍼灸治療)による積極的な治療も含まれるのは論を待ちません。