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2年間続く頭痛

浅野恭汎様 80才

2年前から右側頭部に激痛を感じるようになりました。
若い頃から頭痛を感じたことがほとんど無かったが、毎日休みなく3時間以上頭をかかえて耐えている状態でした。整形外科や脳神経科を受診しCT.MRIなどで検査してもはっきりとせず、どの病院でも多くの薬を処方され、1年以上服用しても効き目がなく辛い毎日が続いていました。
そんな時にテレビで東洋医学についての番組があり、鍼灸治療への効果が欧米でも高く評価され、医療機関でも広く採用されている事などが紹介されていました。鍼灸のことはよく知りませんでしたが、日頃の痛さから解放されたくて試してみることにしました。
娘に勧められた長岡治療院に予約をとり治療を始めました。
治療を始めてから1ケ月後には頭痛はかなり軽減し、更に半年後にはあのしつこい頭痛がほとんど無くなって、鍼灸治療の効果の素晴らしさを実感させられました。
毎日の痛さから気持ちの上でもイライラする事がありましたが、詳しく話を聞いて診療を行う長岡院長の的確な治療と共に、嬉しいことは毎日多くの薬を飲むわずらわしさが無く、副作用の心配もない事です。
毎日の辛さから解放してくれた鍼灸のチカラに敬意を持ち、もっと広く活用されねば勿体ないと感じています。

首肩こり・頭痛

R・S 52才

20年以上首や肩の凝りに悩まされ、週に2~3回接骨院に通っていました。 体が固いし仕事も忙しいから仕方がないと諦めていました。そんな時当院を紹介してもらいました。 初診では、とても丁寧に体質を見極めていただき、今一番必要な治療を考えてもらえました。鍼治療では痛みに弱いので一番細い針にしてもらい、ほとんど痛みを感じることなく有難かったです。 鍼治療をしてもらって、すぐに首や肩のこりがなくなり頭痛もなくなりました。また、1年に何回もかぜをひいたり、声が出なくなったりしていたのに、そんな症状がなくなり、鍼治療、東洋医学のすごさを感じています。 信念をもって治療してくださる先生と、明るくてきぱきと働いていらっしゃるスタッフの方々に元気をもらっています。

オーガニックワインとは

ワインが好きで週に5日は適量(グラスに2~3杯)飲んで

夜はリラックスするようにしている

しかし少しでも飲み過ぎると頭痛が起きるのが”頭痛の種”だった

最近はオーガニックワインと称する

自然農法によって作られたワインを好んでいる

このワインは適量を越して飲んでも頭痛が起きないので

ワイン愛好家にとっては好都合

但し「オーガニック」という定義はワイン生産国によって様々

生産のどの段階でどの程度添加物や化学薬品を使わないのか

定まっていないようだ

まあ難しいことは抜きにして

安くて美味しいワインを飲んでも頭痛が起きないことを喜ぼう

頭痛続報

高校生♂

冷飲過多による頭痛の高校生の経過

その後冷たい飲み物を控えめにして

前回の公孫のも効いて経過良好、舌苔も薄くなる

頭痛は全くなくなり

トリプタン系のゾーミックはこの2か月間内服なし

右肝兪で肝陽上亢の処置が奏功している症例

冷飲過多による頭痛

高校生♂

季節の変わり目に後頭部の頭痛が続き嘔吐することもある

病院受診して”偏頭痛”の診断

トリプタン系のゾーミックを頓服すると一時的には緩和するが

頭痛が治っているわけではないので、再発を繰り返す

弁証:脾虚湿盛・肝陽上亢・瘀血症

処置:右肝兪に1番鍼で10~15分置鍼

経過:5回の施術で経過は良好

2日前に久しぶりに頭痛発症

舌診で白膩苔が厚いので、冷たいものを飲みすぎていないか問うと

蒸し暑かったので冷蔵庫で冷えた麦茶にさらに氷を入れて沢山飲んだとのこと

梅雨の湿気が多いときに冷たいものを飲みすぎたのが原因と説明し

東洋医学の病理を理解できたようだった

再発予防になるだろう

院内勉強会

今夜は院内勉強会

テーマは”頭痛”

頭痛の分類と鑑別診断を復讐

頭痛が主訴の新患カンファレンス1例

”慢性頭痛”は当院でも非常に多い

鎮痛剤を常用している例も多く

長期間鎮痛剤を常用していると

慢性頭痛が悪化することもあり

根本的な治療が必要

十分な問診と中医学的な正しい弁証力が問われる疾患である

身体表現性障害

身体表現性障害

患者さんの訴えに見合う身体的異常や検査結果がないにもかかわらず

痛みや吐き気、しびれなど多くの身体的な症状が長い期間にわたって存在する病気

症状は体のさまざまな場所に生じ、しばしば変化する

患者さんの中には、症状を身体的に説明する原因がないということを

なかなか受け入れられず、医療機関を転々としてしまう方も多い

30代以前の若い頃に発症することが多く

男性に比べて女性に圧倒的に多いとされている

西洋医学で歯が立たないこの疾患も鍼灸で緩解することができる

西洋医学で説明できなくとも

東洋医学で病因を分析することは難しくないのだ

腎気虚証の症例

63才♀

主訴:頭痛・目眩・極度の疲労感で起き上がれない

現病歴:数年前回転性の眩暈発症、以降眩暈は反復する
    頭痛は一時間以上体を起していられないほど酷い
    極度の疲労感で起きていられない
    家事は殆どできない
    脳脊髄液減少症の疑いで検査予定

弁証:腎気虚証

処置:1番鍼で右腎兪に切皮程度3分間置鍼

   治療後気色、脈、舌色良好に変化

第2診:3日間すごく楽になり家事もできたと大変喜ばれる

腎兪は腎気を補うのにとても有効だ

生気が弱っていても置鍼時間が適切であれば

驚くような効果を示す

急な激しい頭痛

30代♀

昨日朝より前額部と左後頚部に強い頭痛発症

水を飲んでも嘔吐するので何も食べられない

待合室でしゃがみこみ気色が全体に抜けている

翌日に飛行機に搭乗予定

要点を手短に問診し、体表観察中心に弁証

脈診:浮・こう脈

舌診:淡泊舌・白苔・胖大

舌腹:暗紅色・お班・舌下静脈怒張

弁証:上実下虚・お血・右上気の偏在

治法:駆お血・瀉火

治療後に気色は戻り頭痛は消失した

今日の再診時にはすっかり良くなり、元気にお帰りになった

激しい頭痛は如何に短時間に正確に診たてるかがポイント

勿論重篤疾患も隠れているので鑑別しながら

適応症ならば的確な処置をすることで苦痛から解放される

頭痛と中医学

頭痛と中医学

今夜は院内勉強会

主訴で多い「頭痛」をテーマとした

中医学による頭痛の弁証論治のトレーニングをした

頭痛を中医学により分類すると

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肝腎陰虚

5し賣承

い血症

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多くはこの5種に分類できる

それぞれ治法が異なるので

多面的観察と、詳細な問診が必要なのは言うまでもない

慢性頭痛で治りにくいものには

頭痛ダイアリーをつけていただく

頭痛の芽が日常生活のなかに潜んでいることは多い