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がん患者さんの生き方4

船戸医師によるがんの基本認識③

「がんが治らないと人は逝く。しかしがんが治ってもいずれ人は逝く。」

往々にして進行がんの患者さんは「治す」ことに必死です

気持ちはわかりますが「死」は命持つものの宿命です

そのため「がん治療」が生きる目的になりかねませんがこれは間違いです

がん治療はがんが治ってしたいことをするための手段に過ぎないのです

その先に「健全な死」があると信じています

船戸クリニック

http://www.funacli.jp/

がん患者さんの生き方3

船戸医師によるがんの基本認識

②「がんにならないひとはいない」

今日2人に1人ががんになる時代と言われていますが

実は10人に10人ともがんを発生していて

本来であれば治喘治癒力があれば100%治るようになっています

しかし、がんと診断されたのは50%の人ががんを消せなかったから

何ががんを消す邪魔をしたのかというと

「それはあなたの生活習慣」なのです

このように船戸医師はがん患者に伝えるそうです

以下続く

がん患者さんの生き方2

船戸医師はご自身が腎臓がんを患った経験を活かし

西洋医学の標準的治療

手術・放射線・抗がん剤だけに頼らずに

さまよえるがん難民に対して

船戸クリニックでは補完代替医療(CAM)を中心とした診療をされているが

治療を始める前に患者さんと

がん治療の治基本認識①~③を共有することから始めるという

①「人は治るようになっている」

人は誰でも自然治癒力が備わっている

末期がんであっても奇跡的治癒はあり

その本体は自然治癒力である

これを強調してし過ぎることはない

以下つづく

がん患者さんの生き方

昨日は第3回日本健康創造研究会のセミナーに参加した

テーマは「絶対に後悔したくないがんの生き方」

演者・演題

1・船戸崇史医師 がんになった医師が語る「がんに克つ方法」

2・渡辺真弓先生「がんになるたった2つの条件」~安保徹先生を偲ぶ~

3・患者さんの体験談~大腸がん・転移性肝臓がんからの生還~

がんの治療は外科手術・放射線療法・化学療法(抗癌剤)が一般的

しかしそれらだけでは心身に負担をかけすぎたり、がんを治しきれないことも多々ある

西洋医学にとどまらない多様な治療法によって、患者さんの自然治癒力を高め

ココロと身体を癒す道を探る・・・といった内容だった

当院でもがん患者さんが増えており

がん患者さんへの治療法や生き方などについて

有用な多くの示唆を示していただいた

以下続く・・

癌治療における鍼灸の役割

全日本鍼灸学会学術大会に参加して

シンポジウム「がんと鍼灸」の内容要旨

緩和ケアを含むがん医療の目標は

延命だけではなく患者のQOL(Quality of Life)

を維持向上させることにあり

がん医療の終末期=緩和ケアではない

がん患者さんにとってはQOLの改善が目的であって

死期を早めるよう行為であってはならない

近年、早期から緩和ケアの介入により

QOL向上や一部では生存期間が有意に改善したという、無作為化比較試験の結果が

複数のトップジャーナルで報告されるようになり

より一層緩和ケアの重要性が示されている

また、早期鍼灸治療の介入に積極的な医療機関が少しづつではあるが増えている

そのなかでも先進的な福島医科大学 会津医療センター漢方外来には

他の病院から鍼灸治療対応可能な病院や治療院の紹介依頼が増えてきている

国民の二人に一人ががんにかかると言われるこの国に於いて

緩和ケアに早期から鍼灸が介入できる環境を整えるような

国の施策が望まれる

乳癌術後の鍼治療

乳癌の手術で

乳房全摘と腋窩リンパ節の切除を受けた患者さん

退院後から鍼治療を受けているので

主治医の診察で「こんなに早く上肢が動いた方は初めてだ」

と驚かれたそうだ

外科医は外科の手術後に速やかに鍼灸治療を勧めるようになれば

術後の後遺症に悩む方が少なくなると思う

放射線副作用に鍼治療

ある胃癌患者さんに対して放射線治療後の副作用による

胃痛・食欲不振・体のだるさに対して鍼灸治療を

放射線治療と並行して続けた結果

約2ヶ月で副作用による症状は消失

医師から告げられた副作用より

軽く早く消失した

癌に対する抗癌剤や放射線治療の副作用

外科的手術後の後遺症に対して

速やかに鍼灸治療を受けることで

患者さんの苦痛を緩和することができることを

癌治療に取り組む医師に知ってほしい

大腸癌から生還した大先輩

30年来のお付き合いをさせていただいている

大先輩の鍼灸の先生の話

ある日大腸癌と宣告された

1ヶ月入院し抗がん剤治療を受けるも

癌は直腸の一部をほぼ塞いでいる状態なので

医師は当然全摘手術を勧める

人工肛門は避けられない

退院後その先生は毎日鍼灸治療を受けた

1週間後の検査ではなんと腫瘍は1/3に縮小

更に毎日鍼灸治療をして

2週間後の検査では更に1/3に縮小

僅か2週間の鍼灸治療で驚くことに腫瘍は1/6にまで縮小した

これは内視鏡の画像でご自身でも確認されている

この事実に驚いたのは主治医

鍼灸治療の素晴らしい効果を認め

癌学会で症例報告をさせて欲しいと言われたそうだ

その後腫瘍は消失し以前と変わらなず多忙な臨床をこなされている

先生を見ていると「鍼灸で必ず治す!」という

強い意志があったことがこれほど短期間で

悪性腫瘍を消失させたとしか思えない

鍼灸臨床かくあるべし

見事なお手本の一症例

がん治療の副作用に鍼治療という米国のニュース

最近全米テレビ各局が続けて鍼治療とがん治療のニュースを紹介した

ノースカロライナ州NBC系列テレビ局WCNCは

’14年10月7日のニュースで

「鍼治療によってがん治療の副作用を克服することができる」と伝えた

内容は乳がん患者が、ごく最近始めた鍼治療によって

「化学療法と放射線治療の副作用が劇的に減った」

と喜んでいる様子を、インタビューしながら治療風景を紹介している

コネチカット州ABC系テレビ局WTNTは

’14年10月8日のニュースで

同州の附属病院の統合医療センターでは鍼治療が行われており

「がん治療の副作用軽減と疼痛緩和に鍼治療は有効である」と紹介している

ケンタッキー州のCBS系テレビ局WLKYは’14年10月23日のニュースで

過去に鍼治療でアレルギー症状や高血圧を克服した女性に焦点を当て

「この女性が乳がん治療でも副作用に鍼治療を用いてがんを克服した」

と報じている

また、鍼治療の活用にあたって、鍼灸師ががん治療の担当医師と

治療内容や検査結果、経過について十分情報交換しながら進めている

ことが紹介されている

当院でも抗がん剤の副作用軽減や、がんの再発予防に

鍼治療を希望される患者さんが少しづつ増えてきていて

確実に効果をあげている

必要を痛感するのは主治医の鍼治療への理解と医療連携だ

抗がん剤の減薬を指示できるのは主治医なのだ

手の井穴刺絡

腎臓癌の再発予防で治療中の患者さん

当初は抗がん剤の副作用で体重が10垳

胃の気を補う治療で食欲UPして

今では元の体重以上となった

主治医は画像診断、腫瘍マーカーとも陰性で癌は消失との診断

しばらく抗がん剤が続くも現在は投薬中止となった

再発予防のために

手の井穴左右12穴から刺絡を始めてから

どす黒い顔色が綺麗になってきた

毎日庭仕事に精を出し極めてお元気

唯一残る不安感は

主治医が癌が治ったよとは言ってくれないこと