ミネラルについて(マンガン)

マンガン(Mg)

マンガンは体内の様々な酵素の補因子として

糖質や脂質の代謝の促進や骨格形成・性機能の維持にも大きく関わる事から

別名『代謝のミネラル』とも呼ばれている

またマンガンは酵素の活性化を促すため

不足するとエネルギー代謝が正しく行われず

骨や性機能の異常や糖尿病を引き起こす事もある

≪多く含む食品≫

豆類、種実類、大豆製品、小麦胚芽、玄米、オートミール、白米など

ミネラルについて(マグネシウム)

マグネシウムは体に必要なミネラルの一種であり

健康維持に欠かすことのできない必須な栄養素といえる

成人では、体内に約20g~30gが存在し

その60~65%が骨や歯の構成成分となっており

残りは筋肉や脳・神経にある

多くの種類の酵素を活性化する働きがあり

細胞内外のミネラルバランスを調整する働きは特に重要

筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも使われている

日本人で推奨されているマグネシウムの1日摂取量は30~49歳の男性で370mg

一方で、厚生労働省が実施した「平成20年国民健康・栄養調査」によると

マグネシウムの平均摂取量は30~49歳の男性では243mgとなっている

平均120mg以上のマグネシウムが毎日不足していると推定されている

次回に続く

ミネラルについて(カルシウム)

≪カルシウム≫

人体に最も多く含まれるミネラル

その多くが骨や歯などを形成している

主な働き:丈夫な骨や歯を形成し、筋肉や神経などの働きにも関係する

欠乏症状:骨が弱くなり、骨粗しょう症や骨軟化症、骨折などを起こしやすくなる

多く含む食品:牛乳などの乳製品、じゃこなどの小魚、豆腐などの大豆製品
       ごま、海藻類など

ミネラルとは

ミネラルとは

ミネラル(無機質ともいう)は人の体の中では作ることができないので、

食べ物からとる必要があり

ミネラルは骨などの体の組織を構成したり

体の調子を整えたりする働きがある

地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものを

ミネラルという

およそ100種類ある元素の中で人の体の中に存在し

栄養素として欠かせないことがわかっているミネラルとして

現在16種類

ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、

クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素

が知られています。そのうち厚生労働省が摂取基準を決めているのは

イオウ・塩素・コバルトを除く13種類である

≪不足しやすいもの≫
カルシウム
不足すると骨粗しょう症になる可能性がある

不足すると貧血をおこす可能性がある

≪とりすぎが心配なもの≫
ナトリウム
とりすぎると高血圧や脳卒中などの生活習慣病の原因になる

ビタミンB1不足を補う食材

ビタミンB1を多く含む食品は、
豚肉、小麦胚芽や玄米などの穀類
落花生や大豆などの豆類・種実類、うなぎなどです
中でも豚肉ついでうなぎは一度に食べる量も多く
ビタミンB1自体の含有量も豊富なので、補うにはもってこいの食品です

肉類

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
豚ヒレ肉 0.98mg 豚ばら肉 0.54mg
生ハム 0.92mg ベーコン 0.47mg
すっぽん 0.91mg かも 0.40mg
豚もも肉 0.90mg 鶏肝臓 0.38mg
ボンレスハム 0.90mg 豚肝臓 0.34mg
焼き豚 0.85mg フォアグラ 0.27mg
豚ロース 0.69mg ウインナー 0.26mg
豚肩肉 0.66mg 牛肝臓 0.22mg
豚肩ロース 0.63mg

穀類

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
小麦胚芽 1.82mg 中力粉2等 0.26mg
即席中華めん(油揚げ) 0.55mg 薄力粉2等 0.24mg

豆類

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
きな粉(全粒大豆) 0.76mg 大豆(ゆで) 0.22mg
えんどう(ゆで) 0.27mg

野菜類

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
大根(ぬかみそ漬) 0.33mg 枝豆(ゆで) 0.24mg
グリンピース(ゆで) 0.29mg そら豆(ゆで) 0.22mg
きゅうり(ぬかみそ漬) 0.26mg たくさん 0.21mg

種実類

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
ひまわりの種 1.72mg ぎんなん(ゆで) 0.24mg
カシューナッツ 0.54mg 落花生(いり) 0.23mg
ごま(いり) 0.49mg マカダミアナッツ 0.21mg
ピスタチオ 0.43mg

魚介類

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
たらこ 0.71mg しゃこ 0.26mg
かつおぶし 0.55mg べにざけ 0.26mg
ふな 0.55mg からふとます 0.25mg
こい 0.46mg やつめうなぎ 0.25mg
イクラ 0.42mg ずわいがに 0.24mg
うなぎ 0.37mg ぶり 0.23mg
からしめんたいこ 0.34mg

藻類

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
ほしのり 1.21mg いわのり(素干し) 0.57mg
あおのり(素干し) 0.89mg まこんぶ(素干し) 0.48mg
焼きのり 0.69mg ほしひじき 0.36mg
味付けのり 0.61mg

その他

食品名 mg/100g 食品名 mg/100g
ドリアン 0.33mg ポテトチップス 0.26mg
脱脂粉乳 0.30mg 卵黄 0.21mg

※日本食品標準成分表2010より

ビタミンB1不足による人体実験

ビタミンB1を除去した食事を摂取する実験

結果

3ヶ月以内で実験対処者も全員が興奮しやすい
うつ、喧嘩しやすい、非協力的、不安を感じるという状態になった
全員に仕事の能率が下がる、無気力、集中力の欠如、思考の混乱
記憶障害、心肥大等の心疾患の症状が見られた
その中の2名においては自殺の危機に犯された

さらに1ヶ月後

4ヶ月を過ぎたところで酷い頭痛、吐気が起きたので
実験が中止され、B1が食事に加えられた
その結果2~3日のうちに彼らは快活になり
精神的、体力的に改善し、心疾患も15日で改善された

[http://www.n_acp.com]

ビタミンB群の不足

《ビタミンB群の不足とは》
小糖類、カフェインの摂取過剰で起こる弊害

ビタミンB群は糖質の代謝に必要なビタミンで
特に神経作用に関係が深いので神経ビタミンと言われている

ビタミンB群が不足すると….

軽いビタミン欠乏でも無感動、錯乱、情緒不安定、興奮性、
うつ、悲運感、疲れ、不眠、頭痛等の症状が起こる

[http://www.n_harikyu@yahoo.co.jp]

食原性低血糖の問題

食原性の低血糖になると何故精神科疾患になりやすいのか
理由は“攻撃ホルモン”の分泌である

低血糖になると血糖値を上げるため
副腎からアドレナリンというホルモンが分泌される
これが肝臓を刺激しグリコーゲンを出させて血糖値を上げる

アドレナリンは“攻撃ホルモン”と呼ばれるもので
危機的な場面に直面した時に攻撃性を高めるホルモン
このため低血糖になると呼吸が乱れキレやすくなったり
精神科疾患になりやすくなる

≪注意すべき気軽に飲んでいる糖分の高い飲み物≫

~スティックシュガーに換算した糖分の量~

コーラ(500ml)スティックシュガー約19本分
スポーツドリンク(500ml)   同約11本分
野菜ジュース(200ml)      同約6本分
缶コーヒー(砂糖ミルク入り190ml)同約5本分

緑茶(350ml)            同0本

≪対策は≫

できるだけ砂糖をとらず、ブドウ糖になりやすい
精製された白米や白パンも避けること。
食事の時は食物繊維・タンパク質を先に食べ、炭水化物を後で食べること
食間にナッツなど糖を含まないものを食べ、お腹をすかせないこと
ただし炭水化物・タンパク質・ビタミン・ミネラル等栄養はきちんと取ること