秋の花粉症

セイタカアワダチソウ

秋の花粉症

10月に入ってから花粉症の症状を訴える人が増えている

秋の花粉は、ヨモギ(お灸のもぐさの原料)

セイタカアワダチソウ(外来種で大きく育ち黄色い花を咲かせ大量の花粉を飛散させる)

今はこういった草の花粉が多い

アレルゲンが何であれ中医学では花粉症はとても有効である

素体として胃腸の虚(脾虚)や呼吸器の虚(肺気虚)がベースとなって

水分摂取過剰による(痰飲)ストレスによる肝鬱、長引くと化火し痒みがひどくなる

患者さんの素体と内因を判断して処置をするとすぐに効果があらわれる

副作用もなく簡便な処置で苦痛がなくなるのでとても喜ばれる

根治には時間がかかるが、体質改善ができれば再発はなくなる

大腸腸間膜異常ガス

【大腸腸間膜異常ガス】

54才♂

主訴:左上腹部の鈍痛により眠れない

発症:H22年9月上旬

毎日早朝に左上腹部の鈍痛で目覚め以後眠れなくなる

食欲は正常だが、少し食べ過ぎると悪化する

腹部CTにより大腸の腸間膜に内径6.54㎝×4.38㎝

原因不明のガスの貯留が見つかる

臨床45年の消化器専門医が初めて見たと驚き

首をかしげるほどの異常なガスの貯留

治療法もない

初診:10月1日

腹部打鍼を毎日処置

わずか5回の打鍼でCT再検査により

ガスが急速に縮小していることが確認

主訴も消失した

画像は上が10月1日初診時

下の画像は10月6日第5診目

明らかに縮小していることが確認できる

あと数回の処置でこのまま消失する見込み

打診の威力はときに驚くような効果を見せる

鍼灸学会

明日は愛知県鍼灸学会研究部会の講座に参加する

名古屋大学鶴友会館で開催され

演題1「脳生理学から見た頭鍼療法の機序の可能性」

講師 明治国際医療大学教授 中山 登稔先生

その他は会員の研究発表が二題

質の高い講習会に参加することはスキルアップには欠かせない

月末からは母校の鍼灸学校での中医学の補講の第二回が始まる

年内に5回の講義をするための準備も始めたりと休日も多忙

でも、こころは充実しているので元気です

打鍼

打鍼

打鍼とは金や銀のてい鍼を使って

木槌でお腹を軽くカンカンと叩く手技である

伝統的な日本の古流派の一つの”夢分流”打鍼術を臨床で使っている

安永二年(1772年)に夢分斉が≪針道秘訣集≫を著したことになっている

夢分斉はもと禅宗の僧であったが、母の病を治したい一心で工夫を凝らし

遂に打鍼法を生み出した

人の病を治したいという一念、これこそ医の原点である

夢分流腹診というお腹の触診をおこない”邪”を捉える

”邪”を散らす目的で銀の打診を打つ

一般に”邪気”の停滞している部位に打診をすると

初めは鈍い音がするが、すぐに金属的なカンカンという

澄んだ音に変化する

非常に速効性のある治療法である

一般の鍼灸院ではこの打診はほとんど使っていない

というか知らないか知っていても使いこなせない

我々は10年間北辰会で学んできた技術を臨床に使って

成果を上げている

http://www.n-acp.com

膝関節水腫

膝関節水腫

所謂、膝に水が溜まった状態

膝蓋跳動という検査で診断できる

ひと眼で判る場合と、慎重に検査をして判る場合もある

整形外科では、穿刺といい注射針を膝関節腔に入れて水を抜く

ところが、その後の治療がないので、すぐにまた水が溜まり

何度も水を抜く必要があって、よく「くせになる」と言われる所以である

膝関節に炎症かあっても水が溜まるひとと、

痛みが酷いのに水がたまらないひとがある

この違いは東洋医学の弁証によって鑑別できる

水の代謝に関係する五臓は、肺、脾、腎の弱りが考えられる

鍼灸治療でバランスを整えると、徐々に水が吸収され

再発が極めて少なくなる

自然に体内に吸収されていくのである

注射で痛い思いをして水を抜く対症療法より、合理的である

陰陽消長の法則

陰陽消長の法則

黄帝内経・素問 四気調神大論篇 第二 第四章・第一節

夫れ四時陰陽は 万物の根本なり

【訳】

四季における陰陽の消長によって万物は生成変化する

ゆえに、陰陽は万物の存在の根底であり、本源である

【注釈】

四季としての季節の推移は太陽エネルギーの

地上における消長によって起こる

陽は太陽エネルギーの隆盛をいう

陰は太陽エネルギーの消退をいう

これが陰陽の根本義である

これより、自然における陰陽

生物における陰陽

人間に起こる陰陽へと

陰陽の概念は発展していく

公益社団法人認可

(公益社団法人)日本鍼灸師会

鍼灸師の専門団体、(社団法人)日本鍼灸師会が

この度全国で初めて公益認定を受け(公益社団法人)日本鍼灸師会となった。

公益法人制度改革の一環で、公益目的事業を行う一般社団法人・一般財団法人は、

独立した民間有識者からなる公益認定等委員会等の関与の元で、

行政庁の認定(公益認定)を受けることができる。と法律で定められた。

少し難しい話題ですが、医療系の社団法人は日本医師会、日本歯科医師会etc.

その他多数の団体があるが、この度鍼灸師の専門団体、日本鍼灸師会がその

公益性(一般大衆の利益に繋がる活動)が認められ、医療系では初めて、第一号の

公益社団法人の認定を得ることができたのである。

このことは日本鍼灸師会の社会的な信用を高める上で画期的な変革となった。

患者さんの利益の為に、健康保険がより取り扱いしやすく

もっと簡素化されることを強く望む

前立腺癌

小笠原の夕日

前立腺癌

80才♂

前立腺癌の診断を受けて1年半、

抗がん剤、放射線は患者自身の判断で中止

女性ホルモン剤のみ内服し、鍼灸治療を続けている

経過は極めて良好

渓流釣りや農業に勤しみ、健康状態問題なし

PSA(前立腺癌の検査)が0.02上がっています・・・

と主治医が詳しい説明なく告げる

PSAは3.40が上限値

0.02が0.05に上がったところで誤差の範囲内

問題なしと説明し、ようやくいつもの少年のような笑顔に(^^)

主治医の説明不足である

他の血液検査の数値の説明も補足して

喜んでお帰りになった

東洋医学の治療家でも、最新の西洋医学知識は必須である

梅核気の治療

患者さん提供

梅核気の治療

梅核気(ばいかくき)とは

喉に異物感や喉が塞がった感じがして

ひどくなると声がかすれたり(嗄声)

食べ物の通りが悪く感じる

内視鏡で咽頭から食道を調べても異常がない

耳鼻科などで病気ではないといわれる

東洋医学では”梅核気”という

所謂ストレスによる”気の滞り”が病理である

最近この患者さんが多い

治療は”少衝”に刺絡(小指の先から少量の血を絞り出す)

これは速効性があって治療直後に、喉の異物感がなくなるか、軽減する

数か月慢性化していても一度の治療で効果が認められる

眩暈続報

秋の空

眩暈続報

昨日の眩暈の患者さん

今日来院し眩暈はしないという

今日は自分で車を運転して来院

回転性の吐き気を伴う眩暈は

再発の恐怖感がトラウマになるので

今週は続けてきていただき

徐々に薬を減量する予定

再発しないという不安が消えれば完治である